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リスティング広告とディスプレイ広告とSNS広告のそれぞれの特徴と違いを解説

更新日:2024年01月31日

リスティング広告とディスプレイ広告とSNS広告のそれぞれの特徴と違いを解説

Web広告には様々な種類がありますが、その中にリスティング広告とディスプレイ広告とSNS広告があります。今回はそれぞれの広告の特徴、メリット、違いなどを解説します。これからWeb広告を出稿する予定の方は記事の内容を参考にして、いずれか、または複数の広告手法を採用して、効果的な広告を打ち出してみてください。

リスティング広告とは?

リスティング広告は検索連動型広告ともいい、ユーザーが検索エンジンでキーワードを検索した際に表示される広告です。テキスト形式での表示になります。

GoogleやYahoo!でキーワード検索すると、検索結果のサイトの上の方に「広告」という欄が出てきますが、これがリスティング広告です。見たことがある人も多いでしょう。

上の方だけでなく、一番下、2ページ目以降にも表示されます。

リスティング広告のメリット

リスティング広告のメリットは次のようなことです。

・少額から始められる
・購買意欲の高い層にアピールできる
・即日で広告を配信できる
・メンテナンスしやすい

リスティング広告は少額から始められます。1円から広告を出せる場合もあり、広告予算を確保できないお店や企業でも利用しやすいです。

リスティング広告は検索されたキーワードに対して表示される広告で、ある程度ユーザーが関心を持っているキーワードが対象になります。
つまり購買にも関心がありそうな層にアピールできるということです。

リスティング広告はネット環境さえ整っていれば、すぐに配信可能です。

メンテナンスをしやすいのもリスティング広告のメリットです。
商品やサービス内容に変更が出た場合は、広告の内容を変更することも容易です。
また、配信停止も容易にできるため、広告の運用や管理がしやすいです。

リスティング広告のデメリット

リスティング広告のデメリットは以下のようなものです。

・テキストだけの広告
・広告が嫌いな人はクリックしない
・人気キーワードの場合、入札価格が上がる
・手間がかかる

リスティング広告はテキスト中心の広告なので、ビジュアル性が乏しいです。

また、広告が嫌いな人はリスティング広告が表示されてもクリックしません。

人気キーワードでリスティング広告を出稿しようとすると、競合他社も多くなり、入札単価が高くなります。

また、リスティング広告は、配信したらそれで終わりではありません。その後も分析や改善を続けなければいけないのですが、そのための手間がかかります

ディスプレイ広告とは?

ディスプレイ広告はWebサイトやアプリの広告枠に表示される広告です。
画像、または動画とテキストを組み合わせたバナー形式で表示されることが多いので、バナー広告ともいいます。

ディスプレイ広告はGoogleやYahoo!が構築したネットワークを使って配信できます。Googleのネットワークは「GDN(Googleディスプレイネットワーク)」、Yahoo!のネットワークは「YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)」です。

GDNでは、Google関連サービスや、YouTube、アメブロ、一般ブログなどの広告枠にディスプレイ広告を配信できます。
YDNでは、Yahoo!サービス、例えばYahoo!ニュースやYahoo!メールなど広告枠に広告配信されることが多いです。

ディスプレイ広告のメリット

ディスプレイ広告のメリットは次のようなものです。

・潜在顧客にアプローチできる
・ビジュアルな訴求ができる
・リターゲティングができる

ディスプレイ広告はWebサイトの広告枠に表示されるので、商品やサービスについてよく知らない潜在顧客にもアプローチできます。
買うかどうかわからなくても、ひとまずみてくださいと働きかけができますね。

ディスプレイ広告では画像や動画を使うことが多いので、ビジュアル面からの訴求ができます。

ディスプレイ広告では、自社のサイトを訪れても具体的な行動に至らなかった見込み顧客に対して、リターゲティングもできます。

ディスプレイ広告のデメリット

ディスプレイ広告のデメリットは次のようなものです。

・すぐに成果につながらない
・広告費を無駄に消費してしまうことがある
・効果測定がしにくい

ディスプレイ広告は潜在層にアピールする広告です。そのため、まだ自社商品やサービスに関心があるわけでもなく購入意欲もない人が対象になり、すぐには成果が出にくいです。

ディスプレイ広告の料金の支払い方法の一つにクリック課金型があります。
ユーザーが広告をクリックすると課金される仕組みです。
そのため、有名サイトの広告枠に表示されるディスプレイ広告では多くのユーザーの目に留まることになり、クリック率が大きく上昇してしまう可能性があります。
成果が高ければ問題ありませんが、そうでない場合は広告費を無駄に消費する可能性もあります。

ディスプレイ広告は効果測定がしにくい手法です。テキスト、画像、動画などを交えるため、どの部分に効果があったのかわかりにくくなります。

SNS広告とは?

SNS広告はFacebook・Twitter・Instagram・LINE・TikTok・YouTubeのようなSNSプラットフォームに配信する広告です。

SNS広告の目的は、企業や商材の認知拡大、ファンを育成しブランドの好意度アップ、購入意欲の向上などです。

SNS広告のメリット

SNS広告のメリットは次のようなものです。

・コスパがいい
・少額から始められる
・若年層にアピールできる
・拡散により、より多くの潜在層に訴求できる

SNS広告のクリック単価は低いため、少額から始められます。
二次拡散された場合は、広告費なしでさらに多くのユーザーに認知してもらうことができます。それだけに、コスパはいいです。

SNSの利用者の多くを占めるのは若年層です。Twitter・Instagram・LINE・TikTokなどのSNSでは、10代から30代の若年層の利用傾向が大きくなっています。
そのため、SNS広告は若年層へのアピールに効果的です。

また、SNSはシェアやいいねにより拡散されやすいという特徴があります。
良質な商品やサービスを提供すれば、ユーザーの積極的な拡散を期待でき、また、話題性も高まります。
その結果、売上アップにもつながる可能性があります。。

SNS広告のデメリット

SNS広告のデメリットは次のようなものです。

・高年層にはアプローチしにくい
・コンテンツによっては見てもらえない
・炎上リスクがある
・媒体選びが難しい

SNSのユーザーの中心が若年層となっており、逆に高年層で利用している人はあまり多くありません。
そのため、SNS広告による高年層へのアプローチは難しいところです。

SNS広告はユーザーの目に留まりやすいのですが、魅力の乏しいコンテンツになっていると、見過ごされてしまうことがあります。
コンテンツについてはよく考えて、作成しないといけません。

SNS広告では炎上するリスクが伴います。ユーザーの反感を買って炎上してしまうと、自社ブランドに傷がつくことにもなりかねません。

SNS広告といっても、媒体はいろいろあります。
それぞれの媒体で特徴があるため、どの媒体に広告を出稿すれば効果が上がるのか、選定が難しいところです。

リスティング広告とディスプレイ広告とSNS広告の違い

リスティング広告とディスプレイ広告とSNS広告の特徴、メリット・デメリットを紹介しましたが、今度はそれぞれの違いに注目してみましょう。

それぞれの広告に向いているシーン

リスティング広告はキーワード検索で表示される広告なので、見込み顧客の獲得に向いています
例えば、「東京の広告運用会社を探したい」という人がいる場合、「東京 広告運用会社」で検索し、表示された広告を確認することになります。

ディスプレイ広告の特徴は画像や動画を使えることです。
ユーザーに商品やサービスの魅力をたっぷり伝えたいときは、ディスプレイ広告が向いています。

SNS広告は認知拡大に効果的です。
ユーザーが見ている投稿画面に何気なく表示されるSNS広告は目にも留まりやすく、ブランディングにも役立ちます。

それぞれの広告のターゲット層

リスティング広告のターゲット層は顕在層です。
ある程度、キーワードに関連した商材に関心・興味がある人が対象になります。

ディスプレイ広告のターゲット層は潜在層です。
商品やサービスの素晴らしさにまだ気づいていない潜在層に働きかけます。
かなり幅広い層ということになるでしょう。

SNS広告のターゲット層は主に若年層です
10〜30代の若者が対象になります。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、リスティング広告・ディスプレイ広告・SNS広告の特徴やメリットなどを紹介しました。

Web広告にはいろいろな手法がありますが、今回紹介した3つの広告は特に効果が大きいです。

ただ、それぞれの企業やお店によっても最適な広告手法は異なります。
そのため、よく比較検討して、選ぶ必要があるでしょう。

この記事を書いた人

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