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カルーセル広告とは?メリット・設定方法・活用事例などを紹介

更新日:2024年04月25日

カルーセル広告とは?メリット・設定方法・活用事例などを紹介

1つの広告枠で複数の動画や画像を設定できるカルーセル広告という手法があります。
今回は、このカルーセル広告のメリット、出稿できる媒体と各媒体ごとの設定方法、活用事例などを紹介します。
カルーセル広告は商品やサービスを多角的に紹介する際に役立つ手法なので、ぜひ取り入れてみてください。

カルーセル広告とは?

カルーセル広告とは、1つの広告枠にいくつもの画像や動画をスライドショーのように表示できる広告を指します。
表示される一つ一つの画像や動画はカルーセルカードといい、ユーザーがクリックしたりスワイプしたりスクロールしたりすると、画面が切り替わるようになっています。

カルーセル広告を配信するメリット

カルーセル広告を配信することで、どのようなメリットが得られるかを紹介しましょう。

複数の商品やサービスを紹介できる

一つの広告枠に複数の画像が動画を表示できるカルーセル広告では、それぞれのカルーセルカードで複数の商品やサービスを紹介できます。
各カードにURLを設定し、それぞれの商品やサービスページに誘導するといったことが可能になります。

バリエーションに富んだ様々な商品やサービスを紹介するときに役立つ手法です。

1つの商品やサービスを多角的に紹介できる

次のカルーセル広告のメリットは、1つの商品を多角的に紹介できることです。
各カルーセルカードに1つの商品やサービスの様々な使い方や機能を示せば、ユーザーも使いやすくなります。

1つの商品やサービスでも、複数の機能があるものもありますから、カルーセル広告が説明をする際に役立ってくれるでしょう。

商品やサービスの使い方の流れを説明できる

1つの広告枠で複数の画像や動画を表示できるカルーセル広告を使えば、商品やサービスの使い方の流れを説明できます。

1つのカードだけでは使い方の説明が難しくても、複数枚のカルーセルカードがあれば、使い方を分かりやすく示せるでしょう。

ストーリー仕立てにできる

カルーセル広告の複数枚のカードを使うと、ストーリー仕立てで広告を作成できます。
1枚目は第1話、2枚目は第2話、3枚目は第3話というように、順序だったストーリーで訴求できます。

面白いストーリーになれば、ユーザーの目にも止まりやすくなるでしょう。

コスパがいい

1つの広告枠に複数の画像や動画を表示できるカルーセル広告は、コストパフォーマンスがいいです。
費用を抑えながら、商品やサービスの紹介ができます。

カルーセル広告を出稿できる媒体と設定方法

カルーセル広告を出稿できる主な媒体と、各媒体ごとの設定方法を紹介しましょう。

Google広告

Google広告にはGoogleファインド広告があり、YouTubeやDiscover、Gmailのフィード面に配信できるようになっています。
このGoogleファインド広告で、カルーセル広告を利用できます。

設定方法は以下の通りです。

1.Google広告アカウントにログインする
2.<キャンペーン>から<新しいキャンペーンを作成>を選択する
3.マーケティングの目標を選択する
4.キャンペーンタイプとして<ファインド>を選択し、サブタイプ(商品フィード使用するかどうか)も選択する
5.<ファインド広告のコンバージョン選択>で目標を選択する
6.ターゲットの地域および言語を選択する
7.入札戦略を選択し、平均予算を入力(目標CV単価に向けた自動入札が可能)する
8.オーディエンスを選択する
9.ファインドキャンペーンに移動し、 <広告とアセット>をクリックする
10.<+>ボタンから<ファインド カルーセル広告> を選択する
11.アセットを入力する
12.URLや広告見出し、説明文、店やサービスの名前、行動を促すフレーズを入力し、ロゴやカード画像を2~10枚アップロードする

参照:カルーセル広告とは?メリットや媒体、設定方法、表示順序、ポイント|Digital Marketing Forum

Yahoo広告

Yahoo!が提供するサービスのうち、Yahoo! JAPANトップページやYahoo! ニュースアプリなどにカルーセル広告を配信できます。
作成できる場所は、キャンペーン目的がコンバージョン、サイト誘導、アプリ訴求となっているキャンペーンの配下です。

設定方法は以下の通りです。

1.広告管理ツールを表示する
2.キャンペーン一覧画面で、カルーセル広告を作成できるキャンペーンを選択する
3.広告グループを選択する
4.<広告作成>ボタンをクリックする
5.<カルーセル広告を追加>画面が表示されるので、基本情報を入力する
6.カルーセルカード(画像とURLで構成される)を追加する
7.入力を完了したら、<広告を追加>ボタンをクリックする
8.追加した広告のサムネイルが表示される
9.さらに広告を作成する場合は、<カルーセル広告を追加>をクリックして、同じように作成する
10.広告の追加が完了したら、<作成>ボタンをクリックする
11.カルーセル広告が作成され、広告一覧に表示される。作成した広告は、審査の対象になる

参照:Yahoo!広告|カルーセル広告を作成する(運用型)

X(旧Twitter)広告

X(旧Twitter)にもカルーセル広告を配信できます。

設定方法は以下の通りです。
ここで紹介するのはツイート作成画面の使い方ですが、カルーセル広告作成の基本でもあります。

1.広告に任意で名前を付ける
2.ツイート本文を入力する
3.メディアの表示フォーマットを選択する
4.ツイートに使用するクリエイティブ(画像、動画、GIF画像)をアップロードするか、Media Studioから既存の素材を選択(カルーセル広告の場合、2つ以上の素材が必要)
5.選択した機能に基づき、必須フィールドを入力する
6.完了参照:Xビジネス|ツイート作成画面

Instagram広告

Instagramではフィード、発見タブ、ストーリーズ、リールにカルーセル広告を配信できますが、設定はFacebook 広告の管理画面で行うので、そちらで説明しましょう。

Facebook広告 

Facebook、Messenger、Instagram、Meta Audience Networkにまたがる複数の配置にカルーセル広告を配信できます。
作成はMeta広告マネージャまたはFacebookページから行います。

ここでは、Facebookページから作成する方法を紹介しましょう。

1.ページ上の<宣伝する>をクリックする
2.<ウェブサイトへのアクセスを増やす>をクリックする
3.<説明>ボックスに広告の説明(任意)を入力する
4.<メディアを選択>をクリックする
5.<メディアを参照>ページで画像や動画をアップロードするか、既存の画像や動画を選択する。カルーセルで表示したい順に追加し、<選択>をクリックする。最大で5点の画像や動画を追加可能
6.それぞれの<見出し>ボックスにテキスト(任意)を入力する
7.<ボタンラベル>ドロップダウンをクリックし、ボタンのフレーズを選択する
8.誘導先URLを<ウェブサイトURL>ボックスに入力する
9.該当する場合は<特別な広告カテゴリ>の切り替えボタンをクリックし、<オーディエンス>、<期間>、<1日の予算>を選択する
10.広告を表示する場所を<配置>ドロップダウンをクリックする。それぞれの配置の横にチェックボックスがあるため、それをオンにして選択する。
11.Metaピクセルを作成してインストールしてあり、イベントトラッキングをオンにしたい場合は、<Metaピクセル>切り替えボタンをクリックする
12.<支払い方法>ドロップダウンをクリックして、支払い情報を確認する
13.上にスクロールして<すべてのプレビューを表示>ボタンをクリックすると、プレビューを確認できる
14.完了したら、<今すぐ宣伝>をクリックして広告を公開する参照:Meta|ページからカルーセル広告を作成する

LINE広告

LINE配信面にもカルーセル広告を配信できます。

設定方法は以下の通りです。

1.LINE広告マネージャーを開く
2.<広告><広告を作成>を順にクリックし、広告の作成を行う
3.<広告フォーマット>は赤枠の<カルーセル>を選択する
4.詳細設定をする
5.完了

カルーセル広告の活用事例

カルーセル広告を活用して成功している企業の例があるので、紹介しましょう。

株式会社ワンダーマーク

画像引用:WONDER MARK | 株式会社ワンダーマーク

株式会社ワンダーマークはデザイン雑貨や文房具などを扱っている会社です。

同社ではカルーセル広告形式でキャンペーンを実施しました。カタログのように商品を閲覧でき、多くの情報を盛り込んだカルーセル広告です。

その結果、売上アップ、コンテンツビュー単価やランディングページビュー単価、リンククリック単価削減などの成果を上げています。

株式会社ZWEI(ツヴァイ)

画像引用:ツヴァイ

結婚相手紹介サービス会社として有名な株式会社ZWEIでもカルーセル広告を実施しています。

特徴は広告感を出さずにInstagramのストーリーズ画面になじませたことにあります。
自然な演出を心がけ、一般ユーザーが使うようなテキストやステッカーを用いました。

そのほかにも同社独自の手法も取り入れ、クリック率アップ、クリック単価抑制に成功しています。

Louis Vuitton

画像引用:ルイ・ヴィトン

ラグジュアリーブランドとして世界中に知れ渡るLouis Vuittonもカルーセル広告を配信しています。

特徴は2枚目のカードの色が違うこととスワイプを促すビジュアルキーが入っていることです。
スワイプしやすい設計になっていて、カルーセル効果を発揮しています。

Gopuff社

画像引用:Gopuff

Gopuff社はアメリカに展開するネットコンビニです。同社では、X(旧Twitter)のカルーセル広告を活用しています。
カルーセル広告で大まかなブランドストーリーを伝え、配送対象商品の幅広い品揃えをアピールしたのです。

これが功を奏し、ユーザーをCTAにシームレスに誘導することができました。
おかげで、同社の規模は拡大し、パフォーマンスも向上したそうです。

まとめ

今回は、カルーセル広告について説明しました。

1つの広告枠で複数の画像や動画を表示できるカルーセル広告には、他の広告手法にはないメリットがいろいろあります。
ユーザーに商品やサービスをアピールする際も非常に効果の大きい手法なので、みなさんの企業や店舗でも是非導入してみてください。

この記事を書いた人

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