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YouTubeブランドアカウントの権限を付与する方法とは?権限における基本的な概要とあわせ解説!

更新日:2024年04月24日

YouTubeブランドアカウントの権限を付与する方法とは?権限における基本的な概要とあわせ解説!

テキストや画像よりも多くの情報を訴求できるYouTube動画は、認知度拡大だけでなくコンバージョン獲得にも効果が期待できます。

とはいえ、動画の制作やYouTubeチャンネルの運営には多くの工数がかかるため、企業として運営していくためには複数人で管理するケースも少なくありません。

このように1つのアカウントを複数で使い分けるためには、担当者に権限を付与する必要があります。

YouTubeでは、アカウントのログイン情報を担当者間で使い回すこともできますが、別途ブランドアカウントの権限を付与することで、セキュリティを強化することも可能です。

企業によっては自社のアカウントにおいて、商品やブランドごとに複数のYouTubeチャンネルを展開する場合もあります。

そのような場合に、担当者別にYouTubeアカウントの権限を付与すると効果的です。

そこで今回は、YouTubeアカウントの権限を付与する方法について、基本的な概要と合わせてポイントを中心に紹介していきます。

YouTubeブランドアカウントの権限とは?

YouTubeチャンネルを開設し、動画を配信していくためには、専用のアカウントを取得する必要があります。

このアカウントの申請には、Googleアカウントが必要となります。

企業としてYouTubeを運営する場合、動画の制作から投稿、ユーザーとのコミュニケーション対応などを担当者一人で回すには限界も生じます。

とはいえ、対象となるYouTubeチャンネルにログインするために、1つのGoogleアカウントを複数人で共有して活用することは、セキュリティ的に問題があります。

YouTubeチャンネルの運用には、自社だけでなく制作会社や広告代理店などが絡むケースも少なくありません。

このような際に、YouTubeブランドアカウントの権限を担当者に付与することで、情報漏洩などのリスクを防ぎ、安全かつ効率的に運用することが可能になります。

YouTubeブランドアカウントを運営する上での種類

続いて、YouTubeブランドアカウントを運営する上での種類について紹介していきます。

YouTubeブランドアカウントの権限は、主に以下の担当者および役割レベルに応じて付与することが可能です。

YouTubeブランドアカウントの権限付与が重要視される理由

このようなYouTubeブランドアカウントの権限付与が重要視されている背景には、以下のような理由が考えられます。

    YouTubeチャンネルの運用には複数の担当者が絡む

YouTubeでの動画配信には、作成・編集をはじめ、視聴状況の確認など多くの工数がかかります。

さらに、ビジネスにおいては制作会社や広告代理店を介して運用するケースもあるため、YouTubeチャンネルの運用には自社だけでなく他社も含め多くの担当者が絡みます。

そのため、1つのログインアカウントを使い回すことはセキュリティの面でリスクが生じます。

これに対し、ブランドアカウントの権限を担当者ごとに付与できれば、情報漏洩などのリスクを軽減させることが可能となります。

    運用体制の効率化

また、担当者ごとにYouTubeブランドアカウントの権限を適切に付与することができれば、役割を明確にし、効率的に運用していくことが可能になります。

例えば、動画制作と字幕編集、視聴レポート作成などをそれぞれ別会社に委託していた場合、見るべき要素が切り分けられればセキュリティ強化とともに効率化させることができます。

スムーズな運用体制を構築し、生産性の向上を図る上でも、権限付与は有効活用できます。

YouTubeブランドアカウントの権限を付与することのメリット

次に、YouTubeブランドアカウントの権限を付与することのメリットについて紹介していきます。

YouTubeブランドアカウントは、権限を適宜担当者に付与することで以下のような効果が期待できます。

    チャンネル運営における共有・連携の効率化

YouTubeブランドアカウントの権限付与を活用すれば、自社のYouTubeチャンネルにおける担当者間での共有・連携を効率化させることが可能です。

動画を配信する際には、撮影から編集、BGM、テロップなどの追加、投稿など様々な工程があります。

さらに、効果を高めるためには投稿後の視聴状況やコンバージョンまでを分析し、適宜改善していく必要もあります。

その他、ユーザーからのコメント対応などコミュニケーションを図っていくことも重要です。

これらの業務を担当一人でこなすには限界も生じます。

そこで、権限付与によって業務を分担し、共有・連携を図ることができれば、大幅な業務効率化とともに精度を高めた運用につなげることも可能です。

    セキュリティ強化

YouTubeチャンネルの運営には、概要でもふれたように、Googleアカウントをもとに管理ツールにログインする必要があります。

この際に、複数の担当者が絡むのであれば、同じGoogleアカウントでログインするには情報漏洩などのリスクが生じます。

YouTubeチャンネルの中には、ユーザー情報や収益化の履歴など重要な数値も多く含まれます。

自社の担当者であればまだしも、これらの情報が制作会社や広告代理店のように他社にも閲覧できてしまうと、企業の機密事項が漏洩してしまう可能性も起こり得ます。

このようなリスクを防ぐ上でも、ブランドアカウントの権限を担当者ごとに付与していくことは効果的です。

    商品やブランドごとのアカウント運用

また、YouTubeブランドアカウントの作成は、商品やブランドごとのアカウント運用という点でも効果的です。

企業によっては、商品やブランドごとにYouTubeチャンネルを開設するケースも少なくありません。

テーマや訴求内容を統一できれば、訴求力も高まり認知度拡大につながりやすくなります。

とはいえ、同一アカウントで複数のチャンネルを運用することは、煩雑さを生み管理しづらくなります。

そこで、チャンネルごとに権限を付与すれば、運用の効率化を図ることも可能になります。

YouTubeブランドアカウントの権限を付与する方法

続いて、YouTubeブランドアカウントの権限を付与する方法について紹介していきます。

基本的な手順は以下の通りとなります。

①    対象となるYouTubeチャンネルのYouTube Studioにログイン
②    左側のメニューから「設定」をクリック
③    画面左の「権限」から「招待」をクリック
④    権限を付与したいユーザーの「メールアドレス」を入力
⑤    対象のユーザーに付与したい「アクセス権」を選択
※アクセス権は、種類で紹介した中から当てはまるものを選択します。
⑥    設定内容を確認した上で「完了」と「保存」をクリック

⑦    「本人確認」を行った上で終了

その後、対象のメールアドレス宛に招待メールが届きます。

届いたユーザーが承認すれば、権限の付与は完了です。

YouTubeブランドアカウントの権限付与における注意点

最後に、YouTubeブランドアカウントの権限を付与する上での注意点について紹介していきます。

YouTubeブランドアカウントでは、Googleアカウントがあるユーザーであれば誰でも指定の権限を付与することができますが、計画的に行わなければ後々問題に発生する可能性も起こり得ます。

そのため、実施の際に以下の点は考慮しておくと効果的です。

    むやみに権限を付与しすぎない

YouTubeブランドアカウントの権限は、編集者や閲覧者など様々な制限を設けた形で付与することが可能です。

とはいえ、いくら制限付きであろうとも闇雲に付与していると、誰がどこまで権限を持っているのか分からなくなり、かえって共有・連携が上手くいかなくなる可能性もあります。

特に、編集や削除ができる編集者の権限を多くの担当者に付与してしまうと、何か問題が発生した際に原因が分からなくなるケースも起こり得ます。

動画のクオリティは、YouTubeを活用していく上で重要な要素となります。

そのため、あらかじめ担当者別に役割を明確化し、その上で最低限の権限を付与していくと効果的です。

    付与した権限は定期的に見直す

企業によっては、制作会社や広告代理店などにYouTubeブランドアカウントの権限を付与する場合もあります。

とはいえ、一定期間の契約が終了したのであれば、権限を外す必要があります。

特に、契約が終了したにも関わらず外部企業がログインできる環境であれば、情報漏洩などのリスクが生じてきます。

これは、社内の担当者においても同様で、部署移動や役割が変わるようであれば、その都度権限を見直し、必要に応じて対応していくことが重要です。

まとめ

近年、YouTubeをマーケティングに活用する企業は増加傾向にあります。

テキストや画像以上に訴求できる動画は、運用効果を高める上でも欠かせません。

とはいえ、YouTubeでの動画配信や運営には様々な工程が存在するため、一人で対応するには限界も生じます。

このような際に、ブランドアカウントの権限を担当別に付与することで、共有・連携の精度を高めるとともに、情報漏洩などのリスクを抑止することが可能です。

今回紹介した内容も参考に、権限付与を適切に活用し、YouTube動画による効果を高めていきましょう。

この記事を書いた人

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