LPを作成し、「やっとリリースできたと思っていたけれど、レポートを見るとなかなかコンバージョンされていなくてがっかり…」と言うことはありませんか?
LPはリリースした後から成果を見ていかにPDCAを回すか、LPO(Landing Page Optimization/ランディングページ最適化)をしっかり行うことが大変重要なのです。
今回は、LPOでもっとも重要と言っても過言ではないファーストビューに焦点を当てて、効果が高くなるコツをわかりやすく説明していきたいと思います。
1.LPOにおけるファーストビューの重要性
LPOにおいて、なぜファーストビューが重要と言われているのかご存知ですか?
それは、ユーザーがLPを訪問しこのページを読み進めるか否か判断するまでに3秒と言われているためです。そのため、いかにファーストインプレッションでユーザーにとって有益なページであることをファーストビューの要素で伝える必要があるのです。
LPのファーストビューでの直帰率は70%と言われています。
広告から誘導されてきても、ほぼ半数以上のユーザーがファーストビューで判断し、離脱しているのです。LPの成果を向上させたければ、まずはファーストビューを見直してみる必要があるでしょう。
2.ファーストビューでよくある間違い
成果の出ないLPを見てみると、ファーストビューで以下のような問題点が散見されます。
- ファーストインプレッションで何のサービスなのかわからない
- 商品の強みやユーザーメリットがよくわからない
- ファーストビュー内にCTAがない
- ターゲットに適していないデザイン・トンマナになっている
もし今お手元にご自身の担当しているLPがあれば、このような構成になっていないかチェックしてみてください。それぞれ説明していきます。
ファーストインプレッションで何のサービスなのかわからない
広告や検索から訪れたユーザーが今のLPのファーストビューを見て、まさに自分に今必要なサービス・商品の紹介ページだと判断できますか?LPのタイトル内にサービス名や商品名またはサービスの内容は入っていますか?
わかりやすいタイトル、キャッチコピーをつけることは、ユーザーに理解させるために非常に重要です。また、検索キーワードや広告文と合致したタイトルである必要があります。ここが違うと、ユーザーは間違ったページへ来てしまったと誤解しすぐにページを閉じてしまいます。
タイトルやキャッチは必ず最適な文言とし、キービジュアルも一目でサービスや商品がわかるものが良いでしょう。
商品の強みやユーザーメリットがよくわからない
ファーストビュー内に、権威付けやベネフィットの表示はしっかりと入っていますか?権威付けとは、そのサービスや商品の品質を伝え、信頼を高めるために表示するものです。
たとえば、
- 実績や品質:導入実績1万人、満足度98%
- 知名度・人気度を伝えるメディア掲載:雑誌掲載多数、○○番組で紹介され大反響、モデルの○○も愛用!
- 受賞歴:「○○賞5年連続受賞」など第三者機関からのノミネート、受賞歴
LPで紹介しているサービスや商品を初めて知るユーザーにとって、第三者から認められた商品であるという情報は品質の良さや信頼を高め、興味を持ってもらうための有効な手段となります。
これらがファーストビューにない場合は、ユーザーに対する動機付けが弱いため離脱の原因になる場合があります。
ファーストビュー内にCTAがない
ファーストビュー にCTAボタンは設置されていますか?もしなければ、マストで追加した方が良いでしょう。
LPを訪問し、すぐに自分の欲しい商品であると一目で判断し、購入意欲が高まったユーザーがすぐにアクションできるための導線を確保しておきましょう。
ターゲットに適していないデザイン・トンマナになっている
Webサイトや企業サイトは、ユーザーと初めて接する顔としての役割を持っているため、デザイン性やUIが与える印象はとても重要になります。
どんなに多大な実績や商品を生み出していても、サイトデザインが何年も前の古いデザイン性のものや使い勝手の悪いサイトだとユーザーの会社に対する信頼は下がってしまいますね。LPは、オンライン上での営業マンといっても過言ではない役割を担っているので、ユーザーに対してもプロフェッショナルである印象を与えなければなりませんし、お客様にあった話し方や表現をする必要があります。
現在掲載しているLPは適したデザイン・トンマナになっているか、もう一度ペルソナを確認し見極めてみましょう。
3.ファーストビューの直帰率減少!効果を高める5つのポイント
上記で述べた問題点のほかに、弊社の実績から5つのポイントを紹介します。以下のポイントを考慮して、ファーストビューを改修すると効果向上がさらに期待できるものになるでしょう。
3-1.ユーザー目線のタイトル、キャッチコピー
タイトルやキャッチコピーは、ユーザー目線の文言で共感を醸成するとユーザーが自分のためのページだと思い、その成功イメージを描けるため強い興味付けを行うことができます。
また、ファーストビューではその商品・サービスによって得られた効果やメリットを表現したものである方が効果が高くなる傾向があるため、ポジティブな共感を得られるタイトルやキャッチコピーが望ましいでしょう。
さらに、上記でも述べましたがユーザーが検索したキーワードと同じキーワードがタイトルに入っていた方が、より欲している情報に近いページだと認識させることができます。獲得が多いキーワードを入れておくべきでしょう。
3-2.自分のことだとわかるターゲットコール
これは、LPやバナーの場合も有効です。
こちらがターゲットとしているユーザーに対して「あなたに対してメリットのある商品・サービスだ」と言うことを伝えることで、より訴求にあったユーザーを呼び込むことができます。
3-3.他社との比較検討でユーザーが欲するマスト条件をわかりやすく記載
検索した時に検索ページには、競合の商品・サービスのLPやサイトが並び、ユーザーはその中から自分にあったものを選んで検討していきます。
他社との比較検討要素となるマスト条件やより自社のサービスが強い部分については、ファーストビューでわかりやすく記載した方がユーザーに選択されやすいでしょう。
3-4.ハードルが低い訴求はファーストビュー内にフォームを設置
無料の資料請求やプレゼント訴求の場合、購入やセミナー訴求などと比べてコンバージョンへのハードルが低いため、広告や検索で辿りついたユーザーは既にコンバージョンへの意欲が高い場合が多いです。
そのため、LPの特徴として縦長で商品の説明をじっくりと伝えるページではありますが、ファーストビュー内で訴求や動作を完結できるLPの方がユーザービリティがよく、効果が期待できます。
3-5.複数のファーストビューを用意しユーザーを逃さない
幅広い世代や性別、シーンなどターゲット層が広い場合は、年齢別や男女別で刺さるキーワードやデザインが変わってきます。
その場合は、ターゲットに合わせて広告のクリエイティブやLPのファーストビューを変えて訴求し、様々な切り口に対応する複数のファーストビューを用意することも有効な手段と言えます。
4.まとめ
いかがでしたか?
LPにとって、ファーストビュー は様々な役割があります。効果がいまいち伸びない場合は、是非ファーストビューの改善を念頭に工夫をしてみてください。
また、弊社ではLPの制作から効果改善までをワンストップで行っています。今掲載しているLPの効果が悪い、新しいLPを作り直して勝ちLPを見出したい、などご要望がございましたら是非お気軽にご相談ください。