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【facebook広告】アドバンストマッチングの設定方法、メリットを解説

2019年05月18日

【facebook広告】アドバンストマッチングの設定方法、メリットを解説

広告主や広告運用者の皆さんを悩ませるITP対策のお話です。

ITPは2017年にApple社から発表されて以降、2.0、2.1、2.2とバージョンアップデートを繰り返し、Cookie情報を用いたトラッキングの規制を強化してきました。

リスティング広告での対策と言えば、Google, Yahoo共に自動タグの設定をし、コンバージョンリンカーやサイトジェネラルタグを追加することで疑似ファーストパーティクッキーを発行する(これもITP2.2環境下では規制対象)方法が取られてきましたが、facebook広告ではどのような形で対応していけば良いでしょうか。

facebook社からITP対策として発表されている「アドバンストマッチング(詳細マッチング)」という機能があります。

今回はこの「アドバンストマッチング」の概要、活用方法についてお話できればと思います。

1.アドバンストマッチングのメリット

アドバンストマッチングの設定を行うことで、サイト訪問者のログイン情報やフォームに入力した情報を、facebookピクセルを通して広告アカウントにハッシュ化(暗号化)し送信する事が出来ます。

送信できる情報は、以下となります。

(情報取得の優先度)

・メールアドレス(高)

・姓名(中)

・電話番号(中)

・生年月日(中)

・性別(低)

・郵便番号(低)

・国(低)

・都道府県(低)

・市区町村(低)

これらの情報をfacebookの会員データと照合し、マッチング処理を行います。

これにより、ブラウザ上でfacebookにログインしていないユーザーでもfacebookユーザーとして認識、特定できる可能性が高まるため、またCookie情報とは別のソースで収集した情報であるため、

・コンバージョントラッキングの期間、正確性の向上

・リマーケティングリストの拡大

・既存ユーザーの配信除外

などのメリットを受けられます。

1-1.ITPやクロスデバイスにより失われるユーザー情報の補完

Apple社がユーザーのプライバシー保護を目的として掲げている「ITP」。

かなり簡単に説明すると、Safariユーザーのリターゲティングやコンバージョン計測の要素となるCookie情報を24時間で削除するといったものです。

Safari ITP2.2アップデート!その内容と考えられる悪影響について

これにより、広告接触後24時間以上経過したユーザーの広告以外の経路でコンバージョンをした場合の計測ができなくなり、リターゲティングリストからも消えてしまうという現状です。

加えて、クロスデバイスやクロスブラウザといったインターネット環境の横断によってもコンバージョンの計測が阻害されることがありました。

これらを部分的に解決できるのが、先述の「アドバンストマッチング」です。

この機能では、ユーザー情報をサイトからfacebookに送信、照合するため一定期間で情報消えることはありません。

これまで計測が漏れていたコンバージョンも計測されるようになり、facebook広告の自動学習の精度も高まります。

facebookの公式見解では、平均CV数が+10%向上するとされています。

「それってプライバシー的にどうなの!?」と思われる方もいらっしゃると思います。

詳細は後述の「アドバンストマッチングで扱う個人情報について」でご説明しています。

1-2.リターゲティングリストの増加

Cookieを用いるアクションは全て改善されるため、コンバージョン計測以外にリターゲティングなどのリーチ数も向上します。

当然、同じ費用でリーチできるユーザー数が増えればインプレッション単価(クリック単価)は抑えられるはずです。

facebookの公式見解では、平均リーチ数が+20%変化するとの記述があります。

設定ひとつでこれだけ改善されるなら、ぜひ実装したいですね。

2.アドバンストマッチングの種別、設定方法

やらない理由がない「アドバンストマッチング」ですが、設定方法は「手動」と「自動」との2種類で設定ができます。

結論からお伝えするとオススメは「自動」なのですが、それぞれの設定方法についてご説明します。

2-1.手動詳細マッチング

facebookは『「手動」と「自動」の両方を設定することでマッチング精度がより高まる』と発表していますが、設定の工数などを考えると「自動」のみで十分と考えます。

収集できる情報の種類は「自動」も「手動」も変わりませんが、「手動」はソースコードを編集する必要があるため、より多くの工数、動員がかかります。

コーディング等の経験がある方は以下の公式記事をご参考にチャレンジしてみてください。

参考:facebook for developers|高度なマッチング

2-2.自動詳細マッチング

サイトのコードを編集するのが難しい場合、「自動詳細マッチング」で保管することが出来ます。

前準備として、ユーザー情報を取得するフォームがあることを確認しましょう。

設定自体は、以下の順にクリックを進めるだけです。

イベントマネージャー>ピクセル>設定>自動詳細マッチング>オン

次にオプションを表示し、各項目をオンにします。

新しく作成するピクセルで設定を行う時は、インストール時に「自動詳細マッチングを有効にする」をオンにします。

設定後、実際にマッチングが始まるまで最大48時間かかるので念の為注意しましょう。

3.アドバンストマッチングで扱う個人情報について

「アドバンストマッチング」の自動設定を使えば、手間もそこまでかからないことが判明しました。

気になるのは「プライバシー」の部分だと思います。

facebookでは2018年にユーザー情報の漏洩事件が発生し、プライバシー保護の脆弱性が指摘されました。

参考:フェイスブック、5千万人情報流出の危険 昨年夏から

サイト上のユーザー情報をfacebookに送信…セキュリティの観点から実装を迷う企業もあるかもしれません。

しかし、問題はありません!

facebook公式のFAQでは以下のように回答しています。

Advanced Matching のデータプライバシーは?

Facebookピクセルによって取得される全てのカスタマーデータは、Facebookサーバーへ送信される前にブラウザ上でハッシュ化されます。

このハッシュ化プロセスにより、暗号化されたデータは変更することができません

Facebookはピクセルイベントとのマッチングにこのハッシュ化プロセスを使用し、マッチした全てのデータとマッチしなかった全てのデータを、プロセス終了後即座に削除します

マッチングに用いた元のデータは、送信前に暗号化、マッチング後に即時破棄されるそうなので安心ですね。

4.自動詳細マッチングが使えない領域

「自動詳細マッチング」が最も簡単な方法ですが、ビジネスのジャンルによって一部非対応のものがあります。

現在それに該当するジャンルは

・金融

・保険

・不動産

と指定されています。

もしも上記に当てはまる場合、工数がかかりますが「手動詳細マッチング」を設定しなければなりません。

5.最後に

今回はfacebook広告のアドバンストマッチングについてお伝えしました。

設定一つでCV1割、リーチ2割増が見込める、ITP対策としても優秀な設定です。

また、アドバンストマッチングは広告マネージャーの「管理者権限」を持つユーザーのみが操作できます。

広告運用権限しか適用されていない場合、このように設定できなくなってしまいますので、要注意です。

facebook広告の成果に不安があったり、最新の情報を知りたい方は気軽にご相談ください。

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