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【初心者向け】Facebook広告とは?概要から出稿までの手順をまるっと解説!

更新日:2023年10月30日

【初心者向け】Facebook広告とは?概要から出稿までの手順をまるっと解説!

※この記事は2023年10月30日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

Facebookにおける日本の月間アクティブユーザーは2,600万人、Instagramは3,300万人と発表されており、そんなFacebookやInstagramを中心としたFacebook社がサービスを提供しているアプリやサイトに出稿されるFacebook広告は、日々需要が高まっています。

今回は「Facebook広告を始めたいけれど、Facebook広告ってどのようなものなの?」と疑問をお持ちの方に、Facebook広告の概要から始めるまでの手順をお伝えします。

一見大変そうに感じるかもしれませんが、Facebook広告は初心者でも扱いやすいプラットフォームですのでご安心下さい!

Facebook広告とは

Facebook広告は主要なSNS広告のひとつです。現在、Facebookの利用者数は全世界で29億3,000万人おり、他のSNSと比較しても最大規模です。

日本国内においては2,600万人以上の利用者がおり、特にビジネスで活用しているユーザーが多いため、情報感度の高いユーザーにアプローチできることがメリットです。

また、詳しくは後述しますが、Facebookを運営しているMeta platforms Incは、Instagramの提供も行なっているため、広告の出稿先として多様な配信面を利用可能です。

高精度なターゲティングも特徴なので、マーケティングにおいて高い効果を発揮します。
参考:フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る「退任の真意」–独占ロングインタビュー|Cent Japan

Facebook広告はどこに配信されるのか??

Facebook広告を配信すると、Facebook面だけでなく他の様々なところに広告が配信されることをご存じでしょうか。

下記の4つの配信面に広告を掲載することができます。

・Facebook
・Instagram
・Messenger
・Audiencenetwork

実は普段の生活でよく見るInstagramの広告は、Facebook広告の配信面のひとつです。下記で詳しく見ていきましょう。

Facebook

Facebookは、友人や家族などの人と繋がり、世の中で何が起きているかの情報を発見したり、自分に関する情報をシェアすることができるSNSです。

比較的ビジネス目的で使用されることが多いため、ビジネスパーソンに訴求する際に向いている配信面であるといえるでしょう。Facebookの配信面の画面の表示画像引用:Facebook広告|Meta Business suite

Facebook上の配信面では、Facebookのタイムライン(ニュースフィード面)や右側の枠に配信されます。

画像や動画での広告が出せるほか、ストーリーズ広告やカルーセル広告、スライドショー広告、リール広告を出すことが可能です。

Instagram

Instagramは、Facebookが提供する写真や動画をメインとした投稿ができるSNSです。皆さんの中でも、一番馴染みのある配信プラットフォームではないでしょうか。

日本国内の月間アクティブアカウント数は約3,300万人を突破しており、ユーザーの属性がFacebookに比べて若年層が多いことが特徴です。Instagramの配信面の画面の表示画像引用:Instagram広告|Meta Business suite

Instagram面のフィード面やストーリーズ面への広告配信ができます。広告の形式としては画像広告や動画広告はもちろん、カルーセル広告やストーリーズ広告、発見タブ広告も出すことが可能です。

Messenger

Facebookを利用している人々と連絡を取ることの出来るメッセージアプリです。
Facebook面と同じく、主にビジネス目的で使用されることが多く、チャットツールの中で利用者数1位のWhatsAppに継ぎ、2位をキープしている人気のツールです。Messengerの画面の表示広告はチャット内に表示され、クリックすることで自社サイトやランディングページ、アプリのインストール画面などに遷移させることが可能です。

Audience Network

Audience Networkとは、Facebookと提携している色々なモバイルアプリやウェブサイトに広告出せる配信面です。

Facebookの枠だけでなく、他の多くの配信面にも広告を出稿することができます。バナー広告、ネイティブ広告、動画リワード広告など広告の目的によって複数のフォーマットが用意されています。Facebook広告のフォーマットの表示意図しない配信面で広告が出てしまう場合もあるため、その場合はFacebook広告の管理画面上で配信がされないように設定することをおすすめします。

どの配信面に広告を配信したら良いのか?

どのような面に広告が配信されるのかを解説していきましたが、こんなにもたくさん配信面があると、どの配信面に広告を配信したらいいのか?どの面が良いのか?と悩んでしまいますよね。

Facebook広告には、広告の配置を自動的に調整する「自動配置」という機能があります。
全ての配信面に広告を出稿することで様々なユーザーへリーチすることもできますし、Facebook広告側の最適化調整にデータが活用されることもあります。

最適化調整がうまくいけば、効果の良い配信面に自動で配信が寄るため、結果が分かってから施策として効果の良い配信面に絞り、効率化を図ることもできるでしょう。

Facebook広告を配信するメリットとは?

Facebook広告のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

・実名登録によるターゲティング精度の高さ
・認知拡大から購買まで、幅広い目的に対応可能
・広告フォーマットの種類の多さ

下記で解説していきます。

実名登録によるターゲティング精度の高さ

Facebook広告が特に優れている理由の1つで、一番の強みといっても過言ではないのではないでしょうか。

Facebookは登録する際に、ユーザーは実名で登録、年齢・性別・住んでいる地域や勤務先・趣味までも細かく登録します。

また、ユーザーがいいねやシェアした興味あるコンテンツやそのほかのアクティビティ、どこでチェックインしたのかという場所も情報として蓄積しているため、それらを利用して的確なターゲティングをすることができます。

FacebookのユーザーIDをもとにしているため、デバイスをまたぐ場合にも人をベースとした計測が可能です。

さらに、ユーザーの興味・関心・ライフイベントに合わせて配信したり、自社の顧客リストを使用したカスタムオーディエンス機能、類似オーディエンス機能などがあります。

認知拡大から購買まで、幅広い目的に対応可能

マーケティング目的として認知獲得比較検討獲得・購買ロイヤリティと様々な段階がありますが、広告主の目的に合わせた広告フォーマットと最適化手法が備わっています。

例えば認知拡大であれば、動画広告やスライドショーといった視覚に訴えかける広告フォーマットをオススメします。比較検討段階にあるユーザーに対しては、リード獲得広告にて潜在顧客を獲得したり、コレクション広告を使用して自社商品を閲覧・購買を促したり、ユーザーの興味関心の度合いやユーザーの行動に合わせて広告を出すことができると、広告効果を高めることができます。

広告フォーマットの種類の多さ

Facebook広告には、広告フォーマットが豊富に用意されており、画像だけでなく動画、スライドショー、カルーセルなど、広告の配信目的に合わせて様々なフォーマットを選ぶことができます。

下記で主な広告フォーマットを見ていきましょう。

Facebook広告の主な広告フォーマット

Facebook広告の主なフォーマットは上記のようなものになります。

画像はもっともシンプルなフォーマットで、素材制作が比較的簡単になものになります。まずはじめに活用したいのは画像フォーマットです。

動画は画像に比べ動きが加えられるため、目を引き、画像だけでは伝わらない商品のメリットや特徴などを訴求することが可能です。

スライドショーは、画像を何枚か連続させ動画のようにし、音声を付けたものです。動画素材を用意できないが、動画のような仕様にしたい場合にお勧めです。

カルーセルは、一つの広告枠で10枚の画像や動画を表示することができ、テキストやリンク先を全て別々にできるため、商品が多数ある場合などにお勧めです。

コレクションは、ユーザーごとの興味関心や行動に合わせ、製品カタログのアイテムを表示することができます。

それぞれの広告フォーマットの素材サイズはどうなる??

様々な広告フォーマットが存在していますが、同じ広告フォーマットでも配信面によっては画像の大きさ、クリエイティブの推奨値が異なります。

各フォーマットの推奨サイズなどについては下記のサイトから確認することができます。

参考:効果的な広告を作成する|Facebook広告ガイド

各フォーマットごとにリサイズが必要になり、これまた運用者の頭を悩ませる問題になります。

例えば上記のようにフィード面だったら1080×1080のサイズですが、ストーリーズ面だったら1080×1920のサイズが推奨されます。

面ごとにサイズを合わせないまま入稿してしまうと、拡大されてしまったり、余計な余白が表示されてしまったりと、綺麗なバナーを表示することができなくなってしまいます。

バナーを作成したら、配信面ごとにバナーのリサイズが必要になることを把握しておきましょう。

Facebook広告の3つのターゲティング

Facebook広告では広告を配信する際、下記の3つのターゲティング手法があります。

・コアオーディエンス
・カスタムオーディエンス
・類似オーディエンス

各ターゲティングについて解説していきます。

コアオーディエンス

オーディエンス作成画面の表示コアオーディエンスとは、ユーザーがプロフィール上で公開している情報や、アプリ上の行動に基づいてオーディエンスを作成します。
年齢や性別、地域などの基本的な情報や「子供がいる」「自営業」などピンポイントでユーザーをターゲティングをすることが可能です。
ターゲティング詳細の表

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスは、自社サイトやアプリにアクセスしたことのあるユーザーや顧客リストに基づいてオーディエンスを作成します。
1つの広告アカウントで最大500種類のカスタムオーディエンスの作成が可能です。カスタムオーディエンスの設定画面の表示既に接点のあるユーザーへ向けて広告を配信するため、比較的確度の高いユーザーである傾向があります。

ですが、データ量が少ない場合はリーチが狭く、同じユーザーに何度も広告が当たってしまうことも考えられるため、注意が必要です。オーディエンスに関する詳細の表

類似オーディエンス

類似オーディエンスは、カスタムオーディエンスをもとにして作成できるオーディエンスです。
指定したカスタムオーディエンスの条件に特性や行動など何らかの点で似ている傾向のあるユーザーにリーチすることが可能です。

例えば、「自社のウェブサイトに訪問したユーザーに似ているユーザー」など指定することができます。
類似オーディエンス作成画面の表示オーディエンスサイズは1~10%までの設定が可能で、サイズが大きくなるほど類似度が低くなっていきます。

10%で設定すると多数のユーザーに向けて広告を配信することができますが、類似度が低くなってしまい獲得に繋がらないユーザーにまで配信が広がってしまう可能性をもあります。オーディエンスサイズのイメージ図上記は、「申し込み完了したユーザー」の類似オーディエンスを作成したときのイメージです。まずは1%から始め、リーチできる数が少なければサイズを大きくしていくのがよいでしょう。

なお、類似オーディエンスはもととなるカスタムオーディエンスが100人以上でない場合作成できないため、注意が必要です。

Facebook広告のオークションの仕組み

Facebook広告では広告が表示される度にオークションが発生し、広告主とユーザーの両者に最大の価値があると判断されたものが表示されます。

もちろん入札単価が高ければ表示される機会も多くなる傾向にありますが、その判断基準は入札価格だけでなく様々な要素によって決定されています。

①入札単価:広告主が広告に対して設定した入札価格
②推定アクション率:広告を見たユーザーがいいねやシェアなどのアクションを起こす見込みがあるか、広告経由でコンバージョンに至る可能性があるかどうか
③広告の品質:広告とリンク先の関連性、ユーザーのアクションなど様々なソースを元に、広告を見たユーザーが否定的な感情を抱かないか判断される品質指標

広告オークションの仕組みなお、広告の品質については下記のような広告関連度診断で3つの要素の分解し改善ポイントの参考にすることが可能です。
広告の品質の要素広告のパフォーマンスが良くなかったり、実績に大きな動きがあった場合このポイントを見直すとよ良いでしょう。

Facebook広告のキャンペーンの種類

Facebook広告のキャンペーンの目的は6つに分かれており、ビジネスに合わせて広告の配信を行うことができます。

キャンペーン目的の一覧と、そのキャンペーンを選択するときの適したケース、目標とする指標は下記の図のようになっています。

Facebook広告のキャンペーンの目的一覧

Facebook広告の費用

広告を出稿する際に一番大切であるといっても過言ではない費用についてですが、ここではFacebook広告の課金形態、費用設定について解説していきます。

Facebook広告の課金形態

Facebook広告の課金形態は以下の2つになっています。

①インプレッション課金(CPM):広告が1000回表示されるごとに費用が発生する課金形態
②クリック課金(CPC):広告がクリックされるごとに費用が発生する課金形態

なお、Facebook広告作成時に設定するキャンペーンの目的によってはインプレッション課金のみの場合もあるので注意が必要です。

支払い方法は、クレジットカード・デビッドカード・Paypal・オンラインバンキング(銀行引き落とし)などがあります。広告作成時に設定することが可能です。

Facebook広告の費用設定について

Facebook広告の費用は、広告主自らが設定することになっています。各キャンペーンや広告セットごとに、上限予算を設定します。

設定の種類は2種類あり、「1日の予算」「通算予算」があります。
「1日の予算」では1日あたりに使用する予算の上限を設定します。

ですが、必ずしもそれ以上使わないということはないので、超えたとしても問題ない金額を設定することをおすすめします。

「通算予算」では、指定の期間全体で使用する予算を設定します。配分はFacebook側で調節されますが、設定予算を超えて使用されることはありません。

Facebook広告の配信前に準備すること

下記5点を事前に準備しておくと配信開始までの設定がスムーズになります。

Facebookアカウントとページ作成

Facebook広告を始める前に下記4つを準備しましょう。

  • Facebook個人アカウント
  • 広告配信用のアカウントのビジネスマネジャー
  • 広告アカウント
  • Facebookページ

広告を出稿する目的(ゴール)
より成果を出すために、広告を配信する目的を明確にしておきましょう。

クリエイティブや遷移先のURL
入稿するクリエイティブや最終URL、パラメーターを用意しましょう。

ピクセルの設置
facebook広告において、成果となるコンバージョンを計測するためにはピクセルの設置が必須となっています。
ピクセルの設置については下記の記事で解説しているので、是非参考にしてみてください。

予算・期間・ターゲット
Facebook広告では少額から広告配信が可能です。ご自身の予算に合わせ、期間を設定しましょう。
また、広告出稿の目的を達成するためにどんなユーザーにリーチしたいかターゲットを明確にしましょう。

支払い方法を設定
現在、クレジットカード、クレジット機能付きデビットカード、PayPalを使用できます。

Facebook広告を出すための5ステップ

Facebook広告を出稿するためのステップを説明します。大きく分けて5つのステップに分かれます。

・キャンペーンの作成
・広告セットの作成
・広告の作成
・支払い方法の設定
・タグの発行
下記で詳しく見ていきましょう。

キャンペーンの作成

キャンペーンタブの作成より、目的を選択し名前を付けて保存します。キャンペーン目的は、その後のパフォーマンスを左右する重要な部分ですので、広告を出稿する目的に沿ったものを選択しましょう。
キャンペーン目的の選択画面の表示
上記の6つの詳細は下記です。

・認知度(広告の記憶が残る見込みが高いユーザーに広告を配信します。)
・トラフィック(ウェブサイト、アプリ、Facebookイベントなどのリンク先に利用者を誘導します。)
・エンゲージメント(メッセージ、動画の再生数、投稿のエンゲージメント、ページへのいいね!、またはイベントへの参加を増やします。)
・リード(ビジネスやブランドのリードを獲得します。)
・アプリの宣伝(アプリをインストールして継続的に使ってくれる人をみつけます。)
・売上(商品やサービスを購入する可能性が高い人を見つけます。)
広告配信の目的によりキャンペーン目的を変えます。例えば、Facebook広告を配信する目的がコンバージョンであれば「売上」を選択します。

広告セットの作成

広告セットでは主に下記3つについて設定します。

オーディエンス(誰に配信するのか?)
・カスタムオーディエンス
・地域
・年齢
・性別
・言語
・詳細ターゲット設定

※オーディエンスサイズや1日の想定リーチ数、コンバージョン数が確認できます。
オーディエンス作成画面の表示

配置(どこに配信するのか?)

Facebook広告では、前項で解説したようにFacebook、Instagram、Audience Network、Messengerの4つのプラットフォームにて広告配信が可能です。

手動で配信面を個別選択することも可能ですが、最初は自動配置を選択し、配信後の状況に合わせカスタマイズしていくことをオススメします。
配置の選択画面の表示

予算と配信期間

ご予算に合わせて1日の予算、配信期間の設定をしましょう。
予算と掲載期間の設定画面の表示
Facebook社としては、1広告セットあたり1日予算2,000円以上が最適化をしていく上で望ましいとされています。また、2,000円と設定していても実際の消化額には変動があるので注意しましょう。

より広告配信の効果が高くなると判断された場合、消化額が2,000円を超えることがあります。1ヶ月内での平均額は2,000円になるよう自動調整されるようですが、この点も考慮し日予算設定を行って下さい。

予算の設定を「通算予算」で月の予算に設定することも可能です。その場合には1か月で使用したい金額の設定を行ってください。設定した予算内で自動的に1日の予算が調節され、設定予算ぴったりか超えることなく配信が停止します。
配信の開始日時と終了日、終了時間の設定を忘れることの無いよう注意しましょう。

予算と掲載期間の設定画面の表示

オプションを表示を選択すると、広告のスケジュール設定ができます。配信をしたい時間帯と停止したい時間帯は設定ができますが、配信の強弱をこちら側で設定することはできないため、強弱をつけたい場合は1日の予算に設定することをおすすめします。広告スケジュールの設定画面の表示

広告の作成

次に、広告(バナー)の設定です。

広告フォーマットを設定

フォーマットにてバナーや動画を複数設定したい場合はカルーセル、1件のみの画像や動画であればシングル画像または動画を選択しましょう。
広告フォーマットの設定画面の表示

メディア:画像を設定

配信したい面とバナーを選択します。
バナーの選択画面の表示

テキストとリンク:テキストとリンクを設定

ターゲットユーザーの行動を促すメインテキストや見出し・説明文をセットしましょう。
メインテキスト・見出し・説明文の設定画面の表示
コールトゥアクションは、ダウンロードの他に、申し込む予約するクーポンを入手詳しくはこちらなどが用意されています。

ウェブサイトURLに対して、ユーザーにして欲しい行動に合ったものを選択しましょう。
リンク先の設定画面の表示

支払い方法を設定

事前に用意したクレジットカードデビットカードPayPalの情報を入力します。
支払い方法の選択画面の表示

タグの発行

Facebook広告ではFacebookピクセルコードと呼び、広告の効果測定やリターゲティングのオーディエンスリスト作成のために使用します。

Facebookイベントマネージャーデータソースから発行し、サイトに設置しましょう。
イベントマネージャ画面の表示

成果となるコンバージョンを計測するためにはピクセルの設置が必須となっていますので、必ず行いましょう。

詳しいタグの設定方法については下記の記事で解説しています!

Facebook広告の配信設定の注意点

Facebook広告の配信設定を行う際の注意点を3点説明します。

・広告ポリシー違反になっていないか
・適切なセグメント設定をしているか
・計測可能になっているか
下記を確認知るようにしましょう。

広告ポリシー違反になっていないか

全ての広告は、掲載前にFacebookの広告ポリシーに沿った内容かどうか審査されます。広告の画像だけではなく、テキスト、ターゲット設定、広告の配置、遷移先LPのコンテンツもチェックされます。

却下された後に再提出や異議申し立てもできますが、広告配信の最適化に影響があるため却下されてしまわないよう、広告ポリシー・禁止されているコンテンツについても広告ポリシーを確認し、理解しておきましょう。

適切なセグメント設定をしているか

リーチしたいユーザーを具体的に想定し、それにあった属性(性別・年齢・地域など)や、エンゲージメント(投稿記事へのいいねやシェア、コメント)を絞りましょう。

カスタムオーディエンスや類似ユーザーといった機能も活用し成果を確認しながら、よりCVが見込めるユーザーにリーチできるようカスタマイズしていきましょう。

計測可能になっているか

せっかく広告配信をしてもきちんと計測可能になっていなければ、その後の効果検証ができなくなってしまいます。今一度不備がないか再度確認しましょう。

・タグが発火しているか、管理画面だけではなくGTMであればプレビューモードでも確認する
・パラメーターに不備がないか、最終URLに遷移出来るか(デットリンクになっていないか)

Facebook広告で成果を出すためのポイント

最後に、Facebook広告で成果を出すためのポイントを解説していきます。運用をする際は以下のようなポイントを意識して運用を行いましょう。

・予算とターゲティングを絞りすぎない
・配信面ごとに適切なクリエイティブサイズを用意する
・クリエイティブを定期的に差し替える
・1日で15~20CV発生する広告セットを作成する
以下で詳しく解説していきます。

予算とターゲティングを絞りすぎない

Facebook広告に限らずですが、運用型広告においては「機械学習による最適化」がとても重要な要素になっています。

収集できるデータ量が少ないと機械学習がうまく働かず、成果の向上に繋がらない可能性もあります。

機会学習を効率よく進めるうえで、データ量をある程度担保するには予算やターゲティングを絞りすぎないようにすることが重要です。

参考として、オーディエンス設定で推定オーディエンスサイズが見れるので、確認して狭くなっている場合はターゲットや配信面の拡大を検討しましょう。

配信面ごとに適切なクリエイティブサイズを用意する

配信面ごとに最適なサイズでクリエイティブを用意することが大切です。必ず用意するべきサイズは下記の2つです。

・1:1(スクエア)サイズ:1080×1080以上
・9:16(縦長)サイズ:1080×1920以上

1:1のサイズは主にフィードで配信されるサイズで、9:16はストーリーズで配信されるサイズです。どちらのサイズも重要な広告配信面となるので、必ず用意するようにしましょう。

クリエイティブを定期的に差し替える

Facebook広告はバナーで訴求するため、バナーの定点観測が重要になります。

リターゲティングで配信していた場合、1人のユーザーに何度も広告が配信されることになりますが、同じバナーが配信されていたらどうでしょうか。

ユーザーにとっては不快に思う方もいるかもしれないですし、何度も同じバナーを見ていてはクリックされる可能性も減りますよね。

検証期間を決め、クリック率や獲得率でボーダーを設け、ある程度配信し効果が出なかったものは差し替えていくことが望ましいといえるでしょう。

また、広告ライブラリを活用して競合の動向やトレンドをチェックすることも大切です。業界ごとには流行っているバナーがあったり、「このデザインいいかも!」と思うバナーがあるかもしれません。

広告ライブラリについて知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください!

自社のバナーと他社のバナーを比較し、より魅力的なクリエイティブにして成果の最大化を図っていきましょう。

1日で15~20CV発生する広告セットを作成する

自動入札を最適化するには、一定のコンバージョン数が必要になります。

1日15~20CVが獲得できる広告セット設定を推奨としており、1日15~20CVが獲得できれば、CV獲得における機械学習がうまく働き、最適な状態になるとされています。

ターゲットを絞っており推奨条件を満たすのが難しい場合は、「マイクロコンバージョン」と言われる中間地点、ハードルを一つ下げたものをコンバージョンとして設定し配信するのも有効な手です。

例えば、「資料請求」がコンバージョン地点だった場合、その前の「フォーム到達」をマイクロコンバージョンに設定することによって集められるデータが増えます。

そうすることで機械学習をうまく働かせ、最適化を図るという方法です。

ただ、「フォーム到達」をコンバージョンに設定する場合はコンバージョン単価も変わってきます。最終的な「資料請求」に繋がっているかどうかも確認することは必要です。

まとめ

いかがでしたか。

今回はFacebook広告を始めるときの手順について紹介しました。

設定完了後、Facebook広告のポリシー審査がありますが、承認され次第すぐに配信が始まります!是非この記事を参考にFacebook広告の設定・配信をしてみてください。

Facebook広告に興味のある方、検討されている方、ぜひ一度弊社にご相談ください!

また、弊社ではFacebook広告のガイドブックも無料でお配りしております。是非お気軽にダウンロードしてみてください!

 

この記事を書いた人

「挑戦できる環境」であることを理由に入社を決意。ハマると集めてしまう収集癖があります。特技は服をたたむこと!元広告運用を行っていた経験を活かしながらIAラボの編集長を務めています。

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