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Google広告の検索パートナーとは?配信メリットや除外する場合の方法を解説

更新日:2025年05月30日

Google広告の検索パートナーとは?配信メリットや除外する場合の方法を解説

Google広告の検索ネットワークでは、Google検索エンジン以外にも
「検索パートナー」と呼ばれる様々なサイトに広告を掲載することができます。

本記事では、
検索パートナーの基本的仕組み・具体的なパートナーエンジンの種類・配信メリット・除外方法
など詳しく解説します。

検索パートナーを戦略的に活用することで、
広告運用の成果向上につなげていただければと思います。

1. Google広告の検索ネットワーク

Google広告の検索ネットワークは、
検索連動型広告を配信するためのプラットフォーム全体を指します。

このネットワークは主に2つの構成要素から成り立っており、
広告主がより幅広いユーザーにアプローチできる仕組みを提供しています。

検索ネットワークの仕組みは、ユーザーが検索クエリを入力した際に、
そのキーワードに関連する広告が表示されるというものです。

この表示プロセスは、リアルタイムのオークション形式で行われ、
広告の品質スコアや入札価格などの要素に基づいて広告の掲載順位が決定されます。

検索ネットワークを活用することで、能動的に情報を求めているユーザーに対して、
まさにそのタイミングで関連性の高い広告を届けることができます。

これにより、
高い購買意欲を持つユーザーへの効果的なアプローチが可能となり、
コンバージョン率の向上につながります。

また、
検索ネットワークでは詳細なターゲティング設定が可能で、
地域、デバイス、時間帯、ユーザーの属性など、様々な条件を組み合わせて
広告配信を最適化できます。

これにより、
無駄な広告費を削減しながら、より効果的な広告運用を実現することができます。

1-1. Google検索と検索パートナーの違い

Google広告の検索ネットワークは、
「Google検索」と「検索パートナー」という2つの主要な配信先に分類されます。
これらには明確な違いがあり、それぞれ異なる特性を持っています。

Google検索では、ユーザーがGoogle.comで検索を行った際に、
検索結果ページの上部や下部に広告が表示されます。

この配信先はGoogleの主要な検索サービスであり、
一般的に信頼性が高く検索ボリュームも豊富であるため、
多くの広告主にとって重要な配信先の一つと考えられています。

一方、
検索パートナーはGoogleと提携している外部の検索エンジンやウェブサイトを指します。

gooやBIGLOBE、YouTube、au Webポータルなど、様々なプラットフォームが含まれており、
Google検索以外のユーザー層にもアプローチできる機会を提供します。

1-2. 検索パートナーへの広告掲載メリット

検索パートナーへの広告掲載には、多くの具体的なメリットがあります。

大きなメリットの一つは配信範囲の拡大です。
Google検索だけでは到達できない潜在顧客層にアプローチできるため、
新たなビジネス機会の創出につながります。

広告インプレッション数の増加も重要なメリットの一つです。

検索パートナーを含めることで、
全体的な広告露出機会の大幅な増加が期待でき、獲得機会の拡大を図ることができます。

また、
競合他社が検索パートナーを除外している場合、
競争の少ない環境でより多くの露出を獲得できる可能性もあります。

コスト効率の面でも検索パートナーは魅力的です。
一般的に検索パートナーでのクリック単価(CPC)は、Google検索より低い傾向にあります。
これは競争が比較的少ないためであり、
限られた予算でより多くのクリックを獲得できる可能性があります。

ただし、コンバージョン率については個別に検証が必要です。

2. Google広告の検索パートナーエンジンの種類

Google広告の検索パートナーエンジンは、
Googleと提携している様々な検索サイトやポータルサイトで構成されています。

日本国内における主要な検索パートナーエンジンは多岐にわたります。

代表的なものとして、
goo、dmenu、BIGLOBE、excite、au Webポータル、Rakuten Web検索、YouTube
などがあります。

これらのサイトは、それぞれ異なるユーザー層や利用シーンを持っており、
多様なアプローチが可能です。

サイト名 URL 特徴
goo https://www.goo.ne.jp/ 老舗ポータルサイト、幅広い年齢層が利用
dmenu https://smt.docomo.ne.jp/ ドコモユーザーの利用が多い
BIGLOBE https://www.biglobe.ne.jp/ ISPサービス利用者がメイン
excite https://www.excite.co.jp/ エンターテイメント系コンテンツに強み
YouTube https://www.youtube.com/ 動画検索での広告表示機会
au
Webポータル
https://sp-web.search.auone.jp/ auユーザーの利用が中心
Rakuten
Web検索
https://websearch.rakuten.co.jp/ 楽天ユーザーがターゲット

各検索パートナーエンジンは、独自のユーザーベースと検索行動パターンを持っています。

例えば、
YouTubeでは動画コンテンツに関連する検索が多く、
エンターテイメントや教育分野の広告に適しています。

一方、
企業系のポータルサイトでは、ビジネス関連の検索が多い傾向があります。

検索パートナーエンジンによる効果の違いを理解することは、
広告運用の最適化において重要です。

特定のパートナーサイトでは高いクリック率を示す一方で、
別のサイトではコンバージョン率が低い場合があります。

これは、各サイトのユーザー層や利用目的の違いによるものです。
効果的な活用のためには、クリック単価(CPC)とコンバージョン単価のバランスを評価し、
検索パートナーへの配信継続を判断しましょう。

3. 検索パートナーを除外する方法

Google広告において検索パートナーへの配信が期待する成果を上げていない場合や、
Google検索のみに集中したい場合は、検索パートナーを除外することができます。

検索パートナーの除外手順
①「キャンペーン」→ 検索パートナーの配信を除外したいキャンペーンを選択

※検索パートナーの設定はキャンペーンレベルで管理されているため、
設定を変更したいキャンペーンを特定しましょう。
複数のキャンペーンがある場合は、それぞれ個別に設定を変更する必要があります。

②「キャンペーン設定」をクリック

③キャンペーン設定内にある「ネットワーク」→「検索ネットワーク」のチェックを外す
→「保存」をクリック。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか?

検索パートナーの活用においては、
まずパフォーマンスデータを詳細に分析し、Google検索との効果比較を行うことが重要です。

クリック単価(CPC)の安さというメリットがある一方で、
コンバージョン率やROIの観点から総合的に評価する必要があります。

効果が見込めない場合は、
キャンペーン設定から検索パートナーを除外することで、
Google検索に集中した配信も可能です。

定期的にパフォーマンスを確認しながらうまく活用をしていきましょう!

この記事を書いた人

大学3年生から内定者インターンを開始し、2020年にインフィニティエージェント新卒3期生として入社。 約5年半の運用者経験を活かし、現在はチーフ職としてマネジメントも行いながら、新規顧客の開拓やメディア編集長に従事。 冷麺が好きで1週間に何度も食べているという偏食な一面も。

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