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【Facebook広告】類似オーディエンスを徹底解説!

更新日:2022年11月22日

【Facebook広告】類似オーディエンスを徹底解説!

※この記事は2022年11月22日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

Facebook広告のターゲティングの1つである、類似オーディエンス

Facebook広告を運用するにあたって設定がマストと言われるほど、主力のターゲティング手法と言えます。

今回は類似オーディエンスの設定方法とオススメの設定方法、さらに類似オーディエンス使用時の注意事項をご紹介していきます。

 類似オーディエンスとは?

類似オーディエンスとは、既存の優良顧客と似た傾向を持ち、ビジネスに関心を示す可能性が高いと思われる利用ユーザーにリーチを広げる機能です。

よく同じ機能として間違われがちなカスタムオーディエンスが、Facebook利用者の中から既存のユーザーを見つけ出す機能であるのに対し、類似オーディエンスはそこからさらに、特徴が似ているユーザーを探して広告を配信する機能です。

つまり、カスタムオーディエンスの拡張版と捉えると分かりやすいかと思います。

類似オーディエンスの作成方法は、大きく分けて以下の2種類があります。

①ピクセルを用いた作成

ページに埋め込んだピクセル(タグ)を使用して、サイト訪問者やコンバージョンユーザーなどの特徴が似ているユーザーを探して広告を配信する方法です。

② カスタマーリストを用いた作成

顧客データ(CRMデータ)を活用し、類似のユーザーに広告を配信する方法です。

また、1つの広告セットで複数の類似オーディエンスを同時に使用することが可能です。

この場合は、選択した類似オーディエンスのいずれかに含まれる人に広告が表示される仕組みになっています。

なぜFacebookの類似オーディエンスは精度が高いのか?

では、なぜ類似オーディエンスはFacebook広告において主力のターゲティング手法と言われているのでしょうか?

その理由は、ほかの広告媒体に比べて類似オーディエンスの精度が高いことにあります。

一般的な広告媒体は、Cookieベースの行動情報をもとに類似ユーザーを探し、広告配信を行っていましたが、そのCookieも徐々に規制され使えなくなってきています

Facebook広告でも、2022年以降、Cookieを使ったリターゲティングはできなくなるとされていますが、実名登録を原則としているため、行動情報に加えて、より深い属性情報を持っています

そのため、行動情報と属性情報を用いたより精度の高いアプローチが可能になるということです。

 類似オーディエンス作成の進め方

先程、類似オーディエンスの作成方法をご紹介しました。

しかし、闇雲に類似オーディエンスを作成しても良いというわけではありません。

ここでは、さらに効果的な類似オーディエンスの進め方を紹介していきます。

まず、覚えていただきたいことは、徐々にオーディエンスを拡張していくことで獲得母数の拡大を図っていくということです。

そのため、最初はもっとも類似性の高いオーディエンスからターゲティングを開始することが重要です。

自社の商品を何度も購入したことのある優良ユーザーやリピート購入がありえない既存ユーザーの類似オーディエンスから開始して、Facebook広告のコンバージョンユーザー、サイト訪問ユーザーなどへ広げていくのが、理想的な流れと言えるでしょう。

しかし、クライアントが顧客データ(CRMデータ)を外に出したくないという理由で、使用できない場合も考えられます。

そういった場合の代替手段として、Facebookピクセルを基にした類似オーディエンスがあり、過去にコンバージョンを発生させたユーザーでカスタムオーディエンスを作成することも可能です。

おすすめの設定方法

類似オーディエンスを作成する際、類似オーディエンスのサイズ(濃度)を指定することが可能です。

サイズが大きくなるほど潜在リーチ数は増えますが、類似度が下がってしまいます。

反対にサイズが小さいほど類似度は高くなります。

そのため、まず初めは1%から作成することを推奨しています。

また、類似ソースとなるオーディエンスは通常、1,000人~50,000人にすることをオススメしています。

最低でもリストとして100は必要となり、Facebookとしては500以上を推奨としています。

さらにコンバージョンユーザーの類似オーディエンスを作成する場合は、なるべく多くのコンバージョンユーザーを必要とするため、短期間で買い替える商品を除き、オーディエンスに含める日数は最大の180日を推奨しています。

 見落としがちなコンバージョンユーザーの除外設定

類似オーディエンスの設定時に見落としがちなのが、コンバージョンユーザーの除外設定です。

類似オーディエンスにはソースオーディエンスに含まれる人々は除外されますが、作成済みのコンバージョンピクセルから類似オーディエンスを作成した場合は、ソースオーディエンスに含まれる人々は除外されない仕組みとなっています。

例えば、リピート広告のない商品の既存顧客に、同じ商品の広告を出し続けても意味がなく、広告費を垂れ流しているということになります。

そのため、コンバージョンユーザーの除外をすることで、無駄な費用をかけずに適切なユーザーに広告を配信できるのです。

まとめ

いかがでしたか?

類似オーディエンスを適切な進め方、設定方法で行えば効果的な広告運用が可能になります。

ぜひ類似オーディエンスを使ってリーチを増やし、ビジネスのさらなる拡大を目指してみてはいかがでしょうか。

より詳しい情報は、E-bookにまとめてありますので、日々の運用にお役立てください!

この記事を書いた人

新卒メディア編集部員。目標はIAラボを自分自身の手で大きくすること!!! 好きな食べ物は牛タンと甘いもの。音楽、ファッション、サッカー、お笑いが好きです。

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