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Tver広告の特徴は?メリットや仕様など解説

更新日:2023年10月06日

Tver広告の特徴は?メリットや仕様など解説

現在、広告を出稿できる媒体はマスメディアだけでなくSNSやニュースサイトなど複数存在しています。

TwitterやInstagramといった広告媒体が人気を集めていますが、TVerも現在注目されている媒体の1つです。

この記事では、TVer広告について特徴やメリットを解説していきます。

利用できるターゲティング・フォーマットなどにも触れていくので「TVer広告って実際どのようなものなの?」と疑問に思っている方はぜひ参考にしてください。

1.TVer広告とは

TVer広告について以下の項目を解説していきます。

・TVerとは
・TVerのユーザー層について

それぞれ内容を抑えておきましょう。

1−1.TVerとは

そもそもTVerとは、民放のテレビ局が連携し、無料で配信を行っているサービスです。

ドラマやアニメなど、さまざまなジャンルを取り扱っており、見逃した番組やリアルタイムでの視聴もできます。

全番組は取り扱っていませんが、完全無料で一部のテレビ番組を視聴できるため、多くのユーザー数を抱えていることが特徴です。

1−2.TVerのユーザー層について

モバイル社会研究所の調査によると、2022年時点のTVerのユーザー層は偏りがあまりなく、10〜70代まで幅広くなっています。

性別ごとに見ると、男性が15.1%で女性が17.6%になっており、少し女性の方が多いです。

また、2019年や2020年と比較すると、ユーザー数や認知率は毎年向上しています。

民放の公式サービスとして良質なコンテンツを提供しているTVerは、今後も利用者を増やしていくでしょう。

参考:TVer認知率7割超え、利用率16.4%:10代女性は3割が利用|モバイル社会研究所

2.TVer広告のメリット

TVer広告には以下5つのメリットが存在します。

・視聴完了率が高い
・広告を受け入れてもらいやすい
・独自のターゲティングを活用できる
・ブランディングに活用できる
・より広い層にリーチできる

上記について解説していきます。

2−1.視聴完了率が高い

TVerで配信されている広告は、スキップができない仕様になっているため、ユーザーからの視聴完了率が高くなっています。

公式サイトによると、デバイスごとの視聴率は以下の通りです。

・スマートフォン:95.9%
・PC:96.6%
・CTV(コネクテッドテレビ):96.1%

他媒体と比較しても最後まで広告を閲覧してもらえる可能性が高いため、自社の商品やサービスの魅力を余すことなく伝えられます。

参考:TVer広告とは|TVer

2−2.広告を受け入れてもらいやすい

TVer広告は、厳正な審査を通過したものに限られているため、広告に対して不信感を抱かれにくいです。

また、テレビ局のプロが広告を配信するタイミングを調整するため、最適な場所で視聴されます。

突然広告が流れてコンテンツ視聴が阻害されない点も、広告視聴率が高い理由です。

2−3.独自のターゲティングを活用できる

TVer広告では、アプリを利用する際にユーザーが登録した情報を用いてターゲティングが可能です。

例えば、性別や年齢などの情報だけでなく、興味関心でもターゲットを絞れます。

ドラマやバラエティなど、ジャンルによってユーザーを分けて、さらに恋愛やサスペンスといったサブジャンルも設定できます。

高精度なターゲティングによって、サービスにマッチするユーザーにピンポイントで訴求できる点が大きなメリットです。

2−4.ブランディングに活用できる

民放による公式サービスで信頼性が高く、厳正な審査があるため、TVer広告を配信することでブランディングにもつながります。

数多くの媒体に一斉に配信する広告では、掲載先のコンテンツなどが原因でブランディングに悪影響が発生することもあるので注意が必要です

安心安全な広告を活用したい方はTVer広告の導入を検討しましょう。

2−5.より広い層にリーチできる

前述した通り、TVerを利用するユーザーは10〜70代まで幅広く、性別によっても大きな差がありません。

媒体によっては若年層が顕著に多いなど、特定のユーザー層に強みがあることも多いですが、TVerでは幅広いユーザーにアプローチが可能です。

商材の特徴として利用者の範囲が広い場合は、TVer広告で訴求することをおすすめします。

3.TVer広告のターゲティング

TVer広告では、アプリに蓄積されたユーザー情報やサードパーティーデータに基づいたターゲティングが可能です。

性別や年齢だけでなく、経済・ゲーム・ファッションなど、興味関心に合わせた高精度なターゲティングも実行できます。

4.TVer広告のフォーマット

TVer広告で活用できるフォーマットは、純広告とPMP広告の2つに大別されます。

純広告は放送枠で費用が決定している広告で、PMP広告は1,000回の表示ごとに費用が決まっている広告です。

また、TVer広告で配信できる広告の長さは以下の通りで、アスペクト比が16:9になっているMP4ファイルを用意する必要があります。

・6秒
・15秒
・30秒
・60秒

5.TVer広告の配信先

TVer広告は、提供されている各動画内にて配信されます。

映像のプロが撮影・編集した良質なコンテンツ内で広告が掲載されるため、不快感を与えづらく、受け入れられやすい点がメリットです。

6.TVer広告の配信のタイミング

TVer広告が配信されるのは、各動画の冒頭およびコンテンツの途中や最後です。

配信時間はTVerによって決定されるため、枠について指定ができない点には注意しましょう。

7.TVer広告の費用

広告の時間など条件によっても変わりますが、CPM課金の場合は、約4〜20円ほどが単価になります。

最低出稿金額として、50万程度必要になると想定しておきましょう。

出稿費用について詳しく知りたい場合は、担当者への問い合わせが必要です。

8.TVer広告の出稿手順

TVer広告を出稿する手順は以下の通りです。

・問い合わせ
打ち合わせ
・シュミレーション
・業態や素材の審査
・媒体申込
・配信開始

全体が完了するまで、1ヶ月ほどの期間がかかるため、余裕を持ったスケジュールで進行しましょう。

9.TVer広告の注意点

TVer広告を活用する際は、以下3つの注意点を意識しましょう。

・高いクオリティの動画を作成する
・ターゲットを絞りすぎない
・余裕のある費用・期間を設定する

順番に解説していきます。

9−1.高いクオリティの動画を作成する

広告を最後まで確実に視聴してもらうためには、高いクオリティで動画を作成することが大切です。

番組を再生しているユーザーのなかには、他のことに意識を向けつつ、ながら見している人も多くいます。

なるべく注意を惹けるように、ストーリ性のある広告やインパクトのある素材を活用していきましょう。

9−2.ターゲットを絞りすぎない

TVer広告に限ったことではありませんが、広告配信を行う際は最初からターゲットを絞りすぎないようにしましょう。

初めから配信の対象を制限すると、広告掲載の数が減ってしまい予算消化ができなくなってしまいます。

特に他媒体のデータがない場合は、配信後にユーザーからの反応を見ながら徐々に対象を広げていくことがおすすめです。

9−3.余裕のある費用・期間を設定する

TVer広告を活用する場合、1ヶ月ほど準備期間が必要になるため、事前に余裕のある期間を設定しておくことが大切です。

特に動画広告はテキストや画像がメインの広告よりも制作まで時間がかかるため、早めに準備をしておきましょう。

掲載後、さらにボリュームを増やしたいなどの要望が発生することもあるので、なるべく余裕のある予算を組んでおくことも重要です。

10.まとめ

いかがでしたか?

TVer広告は、幅広いユーザー層に対して訴求ができる便利な広告です。

民放が連携して提供しているサービスであるため、配信を行えばブランディングへの好影響も期待できます。

特に扱っているサービスや商品のターゲットが広い方や、安全な媒体で配信を行いたい方には利用がおすすめです。

この記事を書いた人

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