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SNS広告の運用を代行してもらうメリットは?相場や依頼時の選定ポイントまで解説!

更新日:2023年05月17日

SNS広告の運用を代行してもらうメリットは?相場や依頼時の選定ポイントまで解説!

※この記事は2023年5月17日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

近年、インターネットを活用したユーザー行動において、SNSは興味関心や比較検討の面でも重要な指標となります。

SNSと一口に言っても、現在ではFacebookやInstagram、Twitter、LINEだけでなく、YouTubeやTikTokのような動画SNSも存在しており、SNS広告なども存在しています。

最適なSNS媒体を選定し、効率的に広告出稿していくことが求められている中、リソース不足で手がうまく回っていない企業の方は多いのではないでしょうか。

そこで解決策として考えられるのが代理店に運用を代行することです。自社運用から、外部に出すにはハードルが高い企業もあるでしょう。

そこで今回は、SNS広告の運用を代行してもらうメリットから、相場や依頼時の選定ポイントなどについてポイントを中心に紹介していきます。 

SNS広告とは?

そもそもSNS広告は、FacebookやInstagram、Twitter、LINE、YouTube、TikTokといったSNSのプラットフォームに対して広告出稿を行うことを指します。

リスティング広告などと同様に運用型広告と呼ばれ、日々ユーザー行動を把握しながら予算やターゲット、配信面などに合わせて広告クリエイティブを調整していきます。

特にFacebookなど実名制のSNSではターゲティング精度も高いため、効率的に運用することで高い費用対効果につなげることも期待できます。

自社のリソースだけでなく経験や実績、ノウハウなどが必要となり、専門的な広告代理店や運用代行会社などに依頼するケースが多くあります。

SNS広告の運用を代行依頼するメリット

次に、SNS広告の運用を代行依頼するメリットについて紹介していきます。

SNS広告の運用は、訴求するSNS媒体が増えれば増えるほど手間や時間がかかります。

その運用を代行することで以下のようなメリットが期待できます。

人的リソースの軽減、効率化

SNS広告の運用には、対象となるSNS媒体の特性に応じて広告クリエイティブや素材を用意していく必要があるため、多くの人的リソースが求められます。

1つのSNS媒体であればまだしも、これが複数のSNS媒体で同時に広告運用する場合には、日々の予算管理やクリック状況などユーザー行動の把握などが困難になる可能性も高まります。

ユーザーの興味関心や行動、トレンドやブームの短期化が進む昨今においては、広告出稿のタイミングを逃すことで大きな機会損失につながる可能性も起こり得ます。

このような背景において、SNS広告の運用を代行できれば、自社の人的リソースを軽減できるだけでなく、効率的に運用することで費用対効果を高めることも期待できます。

過去実績やノウハウをもとにした運用による効果の最大化

SNSは、媒体によって広告メニューは多岐に渡ります。それぞれのSNSには強みがあり、主に利用するユーザー属性も異なります。

例えば、一般的にInstagramは写真を共有するSNSであることから女性率が高く、動画SNSのTikTokは若年層が高い傾向にあります。

このような属性を理解し、ターゲットに則した広告クリエイティブにて訴求を行わなければ効果を最大化させることはできません。

このような知見やノウハウは、自社よりも専門の広告代理店や運用代行会社の方が詳しくなります。

常に他社の傾向をもとに管理・運用している会社に依頼し、最適化した広告展開が出来れば、費用対効果を高めた運用につなげることが期待できます。

炎上リスクの低減化

SNSは、広告クリエイティブによっては一気にユーザーに拡散し、大きな認知度向上やブランディング、コンバージョン効果につなげることが可能です。

とはいえ、一歩間違えれば拡散性はリスクにもつながり、マイナスプロモーションとなる可能性も起こり得ます。

ネガティブな内容が一度広まってしまうと、広告を停止したとしても収拾までに大きな時間や工数、コストを要することにもつながりかねません。

このようなリスクを最小限に抑え、SNS広告を効率的に運用する上でも、専門知識やノウハウのある広告代理店や運用代行会社に依頼することは効果的です。 

SNS広告の運用を代行依頼する上でのデメリット

続いて、SNS広告の運用を代行依頼する上でのデメリットについて紹介していきます。

SNS広告を代行依頼する際には、当然ながらデメリットも存在します。
これから代行依頼を検討している場合には、以下の項目は注意点として押さえておくと効果的です。

運用費とは別にコストがかかる

SNS広告の運用を代行依頼する場合、当然ながら代行してもらうためのコストが運用費とは別に発生します。

この運用手数料は、依頼先の企業によって異なりますが、通常では広告出稿費の20%が対象となります。

仮に100万円をSNS広告で出稿した場合、20万円が運用手数料となり合計120万円のコストということになります。

出稿費が高くなればなるほど運用費も高くなるため、自社の予算決めの際には注意が必要です。

即時対応が難しい場合もある

広告代理店などに代行依頼した場合、急な対応が難しい場合も起こり得ます。

通常、広告代理店などに代行依頼している場合には、出稿したいSNS媒体や広告メニューなどを代理店にメールや電話などで依頼し、その上で代理店が入稿作業を行います。

そのため、どうしてもタイムラグが発生します。

急遽キャンペーンを実施したり、予算調整を行いたい場合、依頼先が休日であったり対応が難しい場合には、機会損失につながる可能性もあるため注意が必要です。

自社内にノウハウが蓄積されにくい

また、SNS広告の運用を全て広告代理店などに代行依頼していると、自社内にノウハウが蓄積されにくい可能性も起こり得ます。

出稿先のSNS媒体や広告メニューなどは依頼時に把握できたとしても、予算配分やターゲットに応じた広告クリエイティブといったテクニックなどは開示されない場合もあります。

短期的には代行依頼したとしても、中長期的には自社内で運用することも想定した場合には、出来る限り情報開示を求め、少しでも社内のノウハウを蓄積できる連携を構築しておくことも重要です。 

SNS広告の運用を代行した場合の相場

次に、SNS広告の運用を代行した場合の相場について紹介していきます。

SNS広告の運用代行に掛かる費用は、デメリットの中でもふれたように、一般的に広告費の20%が多くなります。

とはいえ、これは運用代行を行う企業によって異なり、中には初期費用や最低契約金を設けるケースもあります。
初期費用がかかる場合、その費用は通常5万円から20万円程度が相場となります。

取り扱うSNS広告の媒体数によって変わる可能性もあります。

また、広告費の20%が運用代行にかかる手数料としても、最低金額を設ける企業も少なくありません。
例えば、SNS広告に出稿する費用が極端に少ない場合には、20%ではなく最低月額費用として3万円前後が固定の手数料として発生することもあります。

SNS広告は、対象となる媒体が多岐に渡るため、どこまで対応するのか明確化した上で、運用代行を依頼する会社を選定していくと効果的です。 

SNS広告の運用を代行する際の選定ポイント

最後に、SNS広告の運用を代行する際の選定ポイントについても紹介していきます。

SNS広告の運用を代行する企業は多岐に渡ります。

その中で自社に合った企業を選定することは難しいですが、目的を明確にした上で相場はもとより、以下の点を考慮し選定していくと効果的です。

自社が目的とするSNS媒体に広告展開可能か

SNS広告は、出稿先の媒体によって手法や戦略が異なります。

FacebookやInstagram、Twitter、LINE、YouTube、TikTokなどSNSのプラットフォームは多岐に渡り、広告代理店や運用代行会社によっては特定のSNS媒体に特化していたり、目的のSNS媒体には対応していないケースも存在します。

そのため、まずは自社が目指すSNS媒体に広告展開可能な代理店や運用代行会社を選定することが重要です。

例えば、Facebook広告はA社で、YouTube広告はB社のようにSNS媒体によって分けた場合、自社内の管理が煩雑化し、効果につながらない可能性も起こり得ます。

複数のSNS媒体に広告出稿しようと検討している場合には、この点は注意しておく必要があります。

企業および担当者の実績が豊富か

SNS広告の運用効果を高めるためには、経験や実績、ノウハウを多く持った企業や担当者に依頼することが重要です。

自社に近しい業種に関連する他社が多ければもちろんのこと、業種業態問わず多くの実績があるような代理店であれば、様々な知見から自社に合ったSNS広告の施策を提案してもらえる可能性も高まります。

その際に、広告クリエイティブを確認することが重要な判断材料となります。

SNS媒体は広告メニューとあわせ多岐に渡るため、広告クリエイティブによって効果が大幅に変わってきます。

関連する業種業態による事例や実績などを確認しながら、自社の目的や戦略に応じて対応可能か検討していくと効果的です。

炎上リスクや万が一の際の対応

メリットの中でもふれたように、SNS広告では炎上リスクもつきまといます。

基本的に炎上につながらないよう運用してもらうことは当然ながら、万が一マイナスイメージが拡散してしまった際の対応に関してもあらかじめ確認しておくと効果的です。

炎上した広告クリエイティブがそのまま放置されれば、マイナスプロモーションとなり大きな損失につながりかねません。

即時対応やリカバリー策など、他のWeb広告などにはないリスクが存在するSNS広告だからこそ、事前に確認しておくと効果的です。 

まとめ

SNS広告は、拡散性の高さや即効性などから多くの企業が取り組むプロモーション施策の一つです。

とはいえ、SNS媒体は多岐に渡り、広告メニューも豊富に用意されているため、自社に合った広告施策の選定から、その後の運用までには多くの人的リソースや工数が発生します。

このようなリソースの効率化や費用対効果を高める上で、運用代行を依頼する企業も少なくありません。

今回紹介した内容も参考に、広告代理店や運用代行会社を上手く活用し、認知度向上やブランディング、コンバージョン効果につながるSNS広告の運用につなげていきましょう。

この記事を書いた人

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