
リターゲティング、リマーケティングという言葉はみなさまよく耳にするかと思いますが、
仕組みや効果を高める施策まではご存知ないという方もいらっしゃると思います。
本記事では、
リターゲティングの成果を上げる上で知らなければならないことを紹介していきます!
1. リターゲティング広告とは?

リターゲティング広告とは、
1回以上サイトを訪れたユーザーに対してサイト離脱後も広告を出すことです。
この前気になって調べたものがその後広告で出てきた!
という経験がみなさまもあると思います。
■ 表示される広告の種類
- バナー広告(画像)
- テキスト広告(文章)
■ リターゲティングとリマーケティングの違い
どちらもサイト訪問者などを対象に広告を配信する手法ですが、
一般的に以下のように使い分けられています。
- リターゲティング:Yahoo!広告での呼び方
- リマーケティング:Google広告での呼び方
2. リターゲティング広告の仕組み

リターゲティング広告は、
Cookie(クッキー)という仕組みを使って行います。
簡単に説明すると、
サイトに訪れた人にこのCookieを渡します。
そのCookieを持っている人に広告を出すのがリターゲティングです。
追いかけたいページにリターゲティングのタグというものを設定し、
これによってリターゲティング広告を出すことができます。
このタグによってユーザーに付与されるCookieには、
「どのページを閲覧したか」
「どのくらいサイトに滞在したか」
「カートに商品を入れたが購入には至らなかった」
など、ユーザーの行動に関する情報が保存されます。
この情報をもとにユーザーを細かく分類・リスト化し、
モチベーションの高さや興味関心に合わせて広告を出し分けることで、
効果的な再アプローチが可能になります。
3. リターゲティング広告のメリットデメリット
リターゲティング広告は効果的ですが、特徴を理解した上で運用することが重要です。
| メリット | 詳細 |
| コンバージョン率 の向上 |
既に商品・サービスに興味を持っているユーザーに配信するため 全く知らない層への広告と比べ、 高いコンバージョン率が期待できる。 |
| ブランドの想起効果 | 繰り返し広告を表示することで、 ユーザーに自社ブランドを印象付け、 検討中の段階で競合他社への流出を防ぐ効果がある。 (単純接触効果) |
| リピート購入・ クロスセル促進 |
過去の購入ユーザーをリスト化し、継続購入を促したり、 関連性の高い別商品を紹介(クロスセル)したりするなど、 顧客育成にも活用できる。 |
| デメリット | 詳細 |
| 新規ユーザーの獲得 には向かない |
サイト訪問履歴のあるユーザーが対象であるため、 広告だけでは新規顧客の開拓ができない。 認知拡大のためには、 他のWeb広告と組み合わせる必要があります。 |
| ユーザーに嫌悪感を 与える可能性 |
頻繁に同じ広告が表示され続けると、 ユーザーに「しつこい」「追いかけられている」 といったネガティブな印象を与える可能性がある。 |
4. リターゲティング広告で効果を高める施策4選
では、リターゲティング広告で効果を高める4つの施策を紹介します。
- ホームページやフォームにリターゲティングタグを設定
- アプリ面の除外を設定
- バナーのデザイン変更
- ホームページやフォームにリターゲティングタグを設定
4-1. ホームページやフォームにリターゲティングタグを設定
基本的にリスティング広告などのWeb広告の遷移先は、
ランディングページ(LP)です。
ですので、
ランディングページにリターゲティングのタグを設定するのは当たり前ですが、
意外と見落としがちなのがホームページやフォームです。
商品詳細ページやフォームにリターゲティングのタグを設定することで、
配信するボリュームも増えるため機械学習も進みやすくなります。
4-2. アプリ面の除外を設定
アプリ内の広告配信を除外する理由は、
ついクリックをさせてしまうような広告の出方をするので、
無駄クリックが非常に多いからです。
費用対効果を考えても除外をした方が良いです。
4-3. リストの階層に合わせたクリエイティブ
リターゲティングは、
以前ページに訪れたことのあるユーザーに向けて広告配信を行います。
そのため、
企業ロゴや誘導ボタンを入れるなど、バナーのデザインを工夫することが大切です。
しかし、
同じバナーを使い続けるとクリック率が下がるため、
定期的にデザインを差し替えるのが効果的です。
また、ユーザーがどのページを見たか(モチベーションの段階)によって、
適切な広告内容も異なります。
- トップページ訪問者向け:
「貴社のウェブサイトで見た商品はこちら!」とブランドを想起させるメッセージや、
競合との比較を促す内容 - フォーム離脱者向け:
「あと一歩で完了です」「〇日限定特典」など、
背中を押すメッセージや不安を解消する内容
4-4. ホームページやフォームにリターゲティングタグを設定
基本的にリスティング広告などのWeb広告の遷移先は、
ランディングページ(LP)です。
ですので、
ランディングページにリターゲティングのタグを設定するのは当たり前ですが、
意外と見落としがちなのがホームページやフォームです。
商品詳細ページやフォームにリターゲティングのタグを設定することで、
配信するボリュームも増えるため、
機械学習も進みやすくなります。
5. リターゲティング広告の分析方法
前章の内容ができたのであれば、
その後はリターゲティング広告を運用する中で分析をしないといけません。
以下、大きく2つポイントがあります。
- 配信期間
- 配信面
5-1. 配信期間(Cookie保有期間)の効率分析
よくあるリターゲティング広告は、
30日以内や90日以内にサイトにきたユーザーに向けて配信をよく行っていますが、
これを細分化して分析することが重要です。
業界や商材によっても異なりますが、
「サイト訪問から〇日以内が効率的にCVが取れるか」を分析し、
その期間に最も高い入札単価を設定することが重要です。
例えば、
商品検討期間が短い商材であれば3日以内、高額商材など検討期間が長い商材であれば、
30日以降の期間も分析対象とします。
5-2. 配信面とバナーサイズによる効率分析
もう1つが配信面です。
サイトに来てからどのぐらい期間で効率良くCVが取れることがわかったら、
次はどの配信面でCVが起こっているのか確認することが大切です。
CV効率の悪い配信面は除外することで、さらに費用対効果を改善できます。
また、
バナー広告を用いる場合、
バナーサイズごとに表示回数とCVRを分析することも重要です。
例えば、
表示回数が多い「300×250」のバナーは運用において重要ですが、
表示回数は少なくてもCVRが高い、
「160×600」や「728×90」といったバナーサイズも存在します。
それぞれの効率を見ながら、
予算や入札単価を調整していくことが求められます。
6. まとめ
いかがでしたか?
今回はリターゲティングの仕組みから施策、分析方法を
ざっくり説明してきました。
まだまだ紹介できていない施策や見るべき細かいポイントは多々ありますので、
気になった方はお気軽にご連絡ください!
お読みいただきありがとうございました!






















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