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国内最大級の経済メディア【日経電子版】の広告ってなに?

更新日:2022年09月27日

国内最大級の経済メディア【日経電子版】の広告ってなに?

※この記事は2022年9月27日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

日経電子版で広告が掲載できるって知っていますか?
ビジネスパーソンの方に多く利用されており、商材によってはコンバージョンの可能性が高いユーザーが集まっているかもしれません。

本記事では、日経電子版の特徴や広告を活用するメリット、実際の事例などについて解説します。日経電子版の広告について興味がある方はぜひ参考にしてください。

1.日経電子版とは

日経電子版は、国内でも最大規模の経済メディアで、2010年3月23日に創刊されました。
現在でも多くの人に利用されており、月間のPV数は2.3億で会員数は555万人以上います。

後ほど詳しく解説しますが、利用者のなかでも高所得者が特に多く、ビジネスパーソンの日々の情報収集で活用されていることが大きな特徴です。

2.日経電子版の特徴

日経電子版の特徴として挙げられるのは以下3つです。

  • 発行部数・登録者が多い
  • 中立的な論調
  • ビジネスパーソンの利用者が多い

2−1.発行部数・登録者が多い

日本経済新聞の発行部数と電子版の購読数の合計は約261万1735人であり、そのうち電子版の利用者は79万7362人でした。

電子媒体を取り扱っている発行会社は他にも「朝日新聞」などが存在しますが、日本経済新聞は特に電子版の利用者が多いです。新聞と電子版の両方を提供することによって幅広い世代に利用されています。
近年、新聞離れが年々進んでいると言われていますが、日経新聞は20〜30代など若い世代も取り込むことに成功にしているといえるでしょう。

参考:日経本紙・電子版購読数261万|日本経済新聞
参考:【図表3】主要各社の電子媒体の動向|Deloitte

2−2.中立的な論調

日経電子版では、経済誌として情報に間違いがないように公正な論調が取り入れられています。

なぜなら、日経新聞社が掲げるブランドが「中正公平、わが国民生活の基礎たる経済の平和的民主的発展を期す」となっているからです。
正しい情報を素早く届ける理念が多くの人に支持される理由のひとつになっています。

2−3.ビジネスパーソンの利用者が多数

日経電子版では、ビジネスパーソンの読者が利用者のうちの80%を占めています。

情報への感度が敏感であるため、広告であっても適切な情報であれば目を通してもらいですいでしょう。
また、日経新聞の利用者率を性別で見ると男性8割で女性2割です。

男性の比率の方が多いため、ターゲティングユーザーとしてビジネスパーソンの男性を設定している場合は広告効果の最大化が期待できます。

3.日経電子版で広告を配信する利点

日経電子版で広告を配信するメリットは以下の3つです。

  • 多くの高所得者にアプローチできる
  • ブランディングにつながる
  • 多様なターゲティングを活用できる

それぞれの利点について確認していきましょう。

3−1.多くの高所得者にアプローチできる

日経電子版の広告を利用するメリットとして特に大きいのが、多くの高所得者にアプローチできる点です。

日経電子版の有料会員の利用者のうち、40%近くが世帯年収1,000万円以上になっています。
また、日経電子版のユーザー全体で見ると、半数以上が年収600万円を超えているデータも出ているため、ビジネスで成果を出している人物に対して効率的に訴求できるでしょう。

利用者のうち、会長や部長、係長などの役職などに就いている人物が57%なので、決算者へのアプローチを強化したい企業には日経電子版の広告が特におすすめです。

3−2.ブランディングにつながる

日経電子版は「一流」や「信頼できる」というイメージが強いため、広告を掲載できれば企業のブランディングにもつながります。

実際、電子版ユーザーの1,499名に向けて行った調査では、媒体に掲載している広告企業のイメージとして「一流である」が24.2%でした。
また、同調査にて「信頼できる」と回答したユーザーが57.4%であったことからもブランディングへの効果が期待できます。

企業のイメージ戦略を強固にしたい場合は、広告を配信する媒体にまでこだわることがおすすめです。全体的な信頼度が高い日経電子版は多くの企業に推奨できる媒体といえるでしょう。

3−3.多様なターゲティングを活用できる

日経電子版は、多様なターゲティングを活用した広告配信が可能なことも大きな利点のひとつです。

例として、属性や興味関心だけでなく、記事内容でのターゲティングもできるようになっています。

ブランドセーフティータゲーティングも存在するため、広告配信による企業イメージの毀損も防ぐことができるでしょう。
また、日経電子版の広告では1st Party Dataターゲティングが利用できるので、3rd Party Cookieへの依存を避けられる点もメリットです。

4.日経電子版広告の配信面

日経電子版広告には以下の広告種類が存在しています。

  • ディスプレー
  • インフィード
  • リッチ/動画広告
  • テキスト
  • タイアップメニュー
  • 新聞連動
  • ターゲティングメール

上記7つの広告について詳しく解説していきます。
参考:Trusted MediaForTrusted Brands|日経電子版広告ガイド

4−1.ディスプレー

画像引用:Trusted MediaForTrusted Brands|日経電子版広告ガイド

ディスプレーは電子版のページ右部に表示される広告で、画像やテキストを活用した視覚的な訴求が可能です。
記事をカテゴリに分けて広告配信を行い、効率的なアプローチを行いたい方におすすめできます。

日経電子版広告のディスプレーは、さらに細かい種類として以下のように分けられます。

4−2.インフィード

画像引用:Trusted MediaForTrusted Brands|日経電子版広告ガイド

インフィードは、記事コンテンツと同じ形式で広告を掲載できる商品です。
情報への感度が高い読者に向けて、印象を損ねることなくアプローチできます。

日経電子版広告におけるインフィードの種類は以下の通りです。

4−3.リッチ/動画広告

画像引用:Trusted MediaForTrusted Brands|日経電子版広告ガイド

リッチ/動画広告は、ファーストビューや動画広告で印象に残る訴求が可能な点が特徴です。
アニメーションなどを活用できるので、認知度向上やブランディングに有効活用できます。

リッチ/動画広告の種類は以下のように分かれています。

4−4.テキスト

画像引用:Trusted MediaForTrusted Brands|日経電子版広告ガイド

テキストは名称の通り、文章を活用した広告配信が可能なメニューです。
可読性が高いので、多くのビジネスパーソンに訴求したい場合は有用だといえるでしょう。

テキストは以下の2つの商品に分かれています。

4−5.タイアップメニュー

商品の特徴やメリットなどについてまとめた記事を日経が作成し、電子版上で掲載する広告をタイアップメニューと呼びます。
自社商品への理解を促進や、ブランディングの強化を目指したい際に有用です。

タイアップメニューでは、一般的な広告メニューよりも多くの情報を盛り込むことができます。
中立的な立ち位置から質の高いコンテンツを作成するので、信頼度向上につながるでしょう。

目的や予算などの条件に合わせて多種多様なタイアップが可能ですが、20〜25日程度の制作期間が必要になります。

4−6.新聞連動

新聞連動は、紙面広告と連動させることで日経の読者に効果的な訴求ができるメニューです。
具体的には、PCトップページの3つと、有料会員だけが閲覧できる「朝刊・夕刊」セクションにおけるトップページ・中面のレクタングル広告枠で配信できます。

有料会員だけでなく、非会員にも効率的にアプローチできるでしょう。
時間帯で掲載される広告が変わるため、取引先や社内で共有しやすくなっていることも特徴です。

4−7.ターゲティングメール

ターゲティングメールとは、日経ID会員の閲覧データ・属性などを参考にして条件を絞ったユーザーにメール広告を配信できる商品です。
役職に就いている人物や高所得やなど、ターゲットが明確に定まっている場合に最大限の効果を発揮します。

ターゲティングメールの細かい種類は以下2つです。

5.日経電子版広告の事例

・日経電子版広告の事例として、以下3つを紹介します。

  • パナソニック
  • セイコーホールディングス
  • 日本アイ・ビー・エム

事例の確認を通して、具体的な利用方法や効果のイメージを掴んでいきましょう。
参考:2021年度 第12回日経電子版広告賞受賞作品|日経マーケティングポータル

5−1.パナソニック

パナソニックは、ナノイーの広告を日経電子版にて配信しました。
活用した広告メニューは「タイアップ広告」です。

一見すると分かりづらい技術について、図解とデータを活用したことで分かりやすい訴求を展開し、2021年度第12回日経電子版広告賞では大賞を受賞しています。

認知度の向上に高い効果があるマス媒体広告と比較して、デザインでよりイメージが掴みやすいWeb広告の特徴を活かした広告だといえるでしょう。

5−2.セイコーホールディングス

セイコーホールディングスは、創業者である服部金太郎氏の生誕160周年を記念したブランディングの訴求で日経電子版広告を活用しています。
インパクトの強い写真を活用したことで、タイアップ部門において優秀賞を獲得しました。

セイコーホールディングスが使用した写真は関東大震災の際に精工舎の工場で預かっていた懐中時計たちです。
服部金太郎氏は溶けて混ざり合った懐中時計を見て「同等価値の新品と無償で交換する」と発表し信頼を獲得しました。

情報への感度が高い日経電子版のユーザーに向けて、過去のエピソードを訴求することでセイコーホールディングス全体の信頼度を再度向上させることができた事例です。

5−3.日本アイ・ビー・エム

日本アイ・ビー・エムは「ハイブリッドクラウド」の広告を日経電子版広告で配信し、ディスプレイ部門にて最優秀賞を獲得しました。
ハイブリッドクラウドの広告では、画像と動画を活用したクリエイティブを展開しており、視覚的なアプローチを行なっています。

画像では複数のものが混ざり合うことで新しい価値が生まれる概念を分かりやすく表し、動画では元NFLプレーヤー兼コーチのマイク・シングレタリー氏らを起用しました。
自社商品の特徴や世界観について、イメージを活用して効果的に伝えた事例だといえます。

6.まとめ

いかがでしたか?

日経電子版は、シンプルな構成や中立的な論調が特徴的で、多くの購読者がいます。
ビジネスパーソンや高所得者の利用者が多いため、的確に訴求ができれば高確率でコンバージョン獲得につながるでしょう。

日経電子版広告では、配信面が豊富なので、それぞれのメニューごとの特徴やメリットについても把握しておくことが大切です。
事例に関しても理解を深めて、利用方法のイメージを掴んでいきましょう。

この記事を書いた人

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