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【まだ知らないの? 】Pinterest広告のメリットやポイントについて解説!

更新日:2023年08月15日

【まだ知らないの? 】Pinterest広告のメリットやポイントについて解説!

 

新しい広告の1つとして、Pinterest広告が登場しましたが、メリットや設定できるターゲティングなどの情報についてまだ把握できていない人もいるのではないでしょうか。

本記事では、Pinterest広告の概要や特長などについて解説していくので、最後まで読むことで新しく登場したPinterest広告への理解が深まるはずです。

他の広告と比べてどのような違いがあるのかなどについても触れていきましょう。

 

1.Pinterestとは

広告の利点や特徴を把握する前に、媒体であるPinterestについて理解を深めることが大切です。

Pinterestの概要や、媒体として似た特徴を持っているInstagramとの違いについて解説していきます。

1−1.Pinterestの概要

Pinterestは「アイデアを発見すること」を目的としたサービスのことで、ファッションや料理などの画像・動画が掲載されています。

企業やユーザーによって投稿されたコンテンツはピンと呼称されており、保存して整理したりデザインなどのビジネスで活用したりすることが可能です。

現時点ではPinterestは世界で4億人以上に利用されており、国内でも2020年12月の段階で870万人のユーザーがいました。

コロナ禍の巣篭もり需要でインターネットを使用する機会が増えたことも相まって、2022年現在はユーザー数がさらに多くなっていることが予想できます。

参考:コロナ禍に「Pinterest」が急成長した理由–前年比で利用者1.6倍、料理レシピ探しにも| CNET Japan

1−2.Instagramとの違い

InstagramとPinterestは画像を使うサービスとしてよく比較されますが、特徴が大きく異なります。

Instagramは投稿することがメインで情報発信することが主な目的です。

対してPinterestは自分で検索して情報収集することが目的なので、似て非なるサービスだといえるでしょう。

また、Instagramでは画像を投稿することはできても拡散はできません。

Pinterestの場合リピンという機能が備えられており、Twitterのように投稿を共有できます。

2.Pinterest広告とは

Pinterest広告は、Pinterest上に掲載できる運用型広告のことでピンタレストアドとも呼ばれています。

アメリカなど海外の国ではすでに配信が開始されていましたが、日本でも2022年の6月1日から提供が始まりました。

まだスタートしたばかりのサービスなので国内におけるデータが少ないですが、早い段階で始めれば先行優位で良い成果を得られる可能性が高いです。

 

3.Pinterest広告の特長

Pinterest広告の特長として挙げられるのは以下の3つです。

・幅広い世代にアプローチできる
・ユーザーの情報収集意欲が高い

・ビジネスジャンルにも強い

Pinterest広告を活用することでどんなメリットがあるのか詳しく確認していきましょう。

3つの特長についてそれぞれ解説します。

3−1.幅広い世代にアプローチできる

Pinterestはユーザー層の幅が広く、20〜60代までの人が活用しているため、世代を問わずアプローチできます

なかでも20〜40代の層の利用者が多いため、ビジネスや家庭で責任を負っている人々への訴求に向いています。

また、男女比で見ると男性が3.5割程度女性が6.5割程度で、女性の方の利用者が多いです。

したがって、自社商材がZ世代・ミレニアム世代の女性をターゲットにしている場合は、特に効果を発揮しやすいでしょう。

参考:ピンタレストのユーザー数や属性、興味関心は?媒体資料をWeb行動ログデータで作ってみた|マナミナ

3−2.ユーザーの情報収集意欲が高い

Pinterestを活用するユーザーは、検索エンジンなどと同じように、情報を求めて検索します。

一方で、SNSの場合は情報をあくまで情報を共有する場なので、検索行動をとる人は少ないです。

自ら情報を探しているユーザーに対して視覚的なインパクトを与えることで、広告をクリックしてもらえる可能性は高くなります。

あからさまな広告感を避け、コンテンツのなかに溶け込むようなクリエイティブを作成できればクリック率をさらに向上させられるでしょう。

3−3.ビジネスジャンルにも強い

Pinterestは画像がメインであるため、料理ファッションなどのジャンルで調べるユーザーが多いことが特徴として挙げられます。

女性のユーザーが多いためコスメなどの分野でも活用する人が多いです。

しかし、マナミナが行った調査ではビジネスジャンルでも幅広く利用されていることが分かっています。

マネーや投資などに関するジャンルも多く調べられている傾向があるので、ジャンルに限らず成果が期待できる媒体です。

参考:ピンタレストのユーザー数や属性、興味関心は?媒体資料をWeb行動ログデータで作ってみた|マナミナ

 

4.Pinterest広告の構成

Pinterest広告の構成を細かく分けると以下3つになります。

・キャンペーン
・広告グループ
・広告

3つの項目について確認し、Pinterest広告について理解を深めておきましょう。

4−1.キャンペーン

キャンペーンは、Pinterest広告において最も大きい単位であり目的スケジュール予算などが設定可能です。

キャンペーンの目的と最適化がされる項目は以下のようになっています。目的によって課金形態が異なるため、それぞれのメリットについても把握しておくことが大切です。

4−2.広告グループ

広告グループは、キャンペーンの一つ下の階層に位置しています。

主に配信する広告のターゲティング設定ができ、興味関心や利用情報に応じて配信が可能です。

ターゲティングについての詳しい情報は後述します。

4−3.広告

Pinterest広告における一番下の階層で、広告の作成を行います。

画像・動画と説明文やタイトル、リンク先URLを記入して登録し、配信の準備が完了です。

 

5.Pinterest広告で利用できるターゲティング

Pinterestでは先述したように「広告グループ」でターゲティング設定が可能です。

ターゲティングについて細かく分けると以下のようになります。Pinterestでは、Facrbookなどと同じようなターゲティングが可能で、メニューの内容自体はほとんど変わりません。

これまでSNS広告を活用していた人でも違和感なく使用できるでしょう。

 

6.Pinterest広告のフォーマット

Pinterest広告で使用できるフォーマットは以下の通りです。上記のように、他の広告と同じようにフォーマットの種類も豊富です。

訴求力の強さなどから近年需要が伸びている「動画広告」も配信可能なことが魅力だといえます。

 

7.Pinterest広告を使用する際に留意すべきこと

Pinterest広告を使用する前に留意すべきことは以下の6つです。

・表現方法に注意する
・セキュリティを意識する
・広告審査に必要な時間を考慮する
・データの利用は慎重に行う
・Pinterestアカウントの違いを把握しておく
・クリック数の種類を理解しておく

それぞれ解説していきます。

7−1.表現方法に注意する

配信する内容によっては、Pinterestのガイドラインに引っかかる場合もあるので事前に確認が必要です。

特に、ターゲティングに関するルールなどは認識との相違がないようにしておきましょう。

禁止されているターゲティング条件の設定を行なった場合、広告の実施が認可されません。

広告カテゴリによっては、ターゲティングに関して追加の制限が適用されます。

センシティブなターゲティングのガイドラインに加えて、以下のカテゴリの広告ではアクトアライク(行動の類似性)年齢層、性別、郵便番号をターゲティングオプションとして使用したり、保護対象のグループを除外したりすることはできません。

クレジット:クレジットカード、住宅ローン、ローンなどのクレジット商品をプロモートする広告。

人材募:仕事などの採用情報をプロモートする広告(正社員、パートやアルバイト、在宅雇用などを含む)。

住宅:土地や住宅など不動産物件の購入、販売、賃貸をプロモートする広告。

また、Pinterest広告では、ダイエットに関する広告を禁止しています。

広告を配信する際、ジャンルと照らし合わせてそもそも利用できる媒体なのか確認しておくことが大切です。

引用:広告ガイドライン|Pinterest ポリシー

7−2.セキュリティを意識する

アカウントの乗っ取りなどが発生すると、広告の配信が意図せず行われるトラブルが起こることもあります。

したがって、2段階認証でセキュリティレベルを上げておくことがおすすめです。

セキュリティは意識しておくことで損が発生することはないので、事前に対策を施しましょう。

7−3.広告審査に必要な時間を考慮する

広告の作成後はガイドラインに従っているのかなどを確認するために24時間程度の審査時間が必要になります

すぐに配信できるわけではないので念のため注意してください。

審査に通らなかった際の申し立てもできるので、公式サイトで利用方法を確認しておきましょう。

参考:広告の審査 | ビジネス向け Pinterest ヘルプ

7−4.データの利用は慎重に行う

ガイドラインによると、Pinterestタグをサイト内に設置する際は、その旨を明記することが求められています。

Pinterest広告に限らず、個人情報の取り扱いは近年問題視されている項目のひとつであるため、広告配信の際は慎重さが重要であることを忘れないようにしましょう。

参考:広告ガイドライン|Pinterest ポリシー

7−5.Pinterestアカウントの違いを把握しておく

 Pinterestアカウントは以下の3つが存在しています。

・一般アカウント
・ビジネスアカウント
・アドアカウント

アドアカウントでないと権限付与ができないなどの違いがあるので、それぞれの違いを把握しておくことがおすすめです。

7−6.クリック数の種類を理解しておく

クリック数に関する用語も3つ存在するので、合わせて確認しておくと後で混乱しなくて済むでしょう。

 

8.Pinterest広告で成果を出したい場合のポイント

Pinterest広告で成果を出したい場合、以下のポイントを意識することがおすすめです。

・Pinterestアナリティクスを活用する
・リッチピンを使う
・キーワードについて調査する

適切に運用ができるように3つのポイントについても把握しておきましょう。

8−1.Pinterestアナリティクスを活用する

Pinterestでは、ビジネスアカウントを保持しているユーザーに向けて、無料でクリックイベントなどを解析できるツールを提供しています。

コンテンツの改善を行う際には参考になるので、活用してみることがおすすめです。

8−2.リッチピンを使う

リッチピンは「タイトルや説明文を自動で読み込んで追加してくれる機能」で、ユーザーであれば誰でも利用可能です。

リッチピンには、以下4種類があります。

8−3.キーワードについて調査する

Pinterest広告でキーワードを用いる場合、事前に検索してみてどのようなコンテンツが表示されているか確認することが大切です。

同名の有名人など、意図しないタイプのコンテンツが表示されることもあるので注意しましょう。

 

9.まとめ

いかがでしたか?

Pinterest広告は、他のSNS広告やリスティング広告とは異なった特徴を持っています。

Pinterest自体が検索して新しい発見をするサービスであるため、ユーザーの情報収集意欲が高く、高確率で広告をクリックしてもらえる点が大きなメリットです。

Pinterestは世界で4億人のユーザーを保持しており、国内でも1,000万人近くの人が利用していることから、今後広告配信を行う企業が増えることが考えられるでしょう。

近年流行している動画広告などと合わせて利用すれば、先行優位で高い成果が期待できます。

 

興味がある方はメリットやポイントをしっかり確認し、一度広告の利用を検討してみることがおすすめです。

なお、Pinterest広告の概要については以下のYouTubeチャンネルでも解説しているので、さらに詳しく知りたい方は視聴してみてください!

参考:【最新】Pinterest広告が日本で広告事業を開始!!【ピンタレスト広告の概要】|インフィニティーエージェント

この記事を書いた人

インフィニティエージェントラボ編集部です。 媒体最新の情報やマーケティングコンテンツを更新中です!

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