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Google広告の電話コンバージョンのメリットや活用ポイントを解説

更新日:2023年09月27日

Google広告の電話コンバージョンのメリットや活用ポイントを解説

電話による問い合わせを設けている場合、Google広告の電話コンバージョン機能を有効活用することがおすすめです。

電話コンバージョンは、どの広告やキーワードによってお問い合わせが発生しているのか確認できます。

この記事では、Google広告の電話コンバージョンについて概要やメリットなどを解説していきます。

設定方法についても紹介するので、お問い合わせについて測定結果を知りたい方はぜひ参考にしてください。

1.Google広告の電話コンバージョンとは

まずは以下の項目について解説します。

・Google広告の電話コンバージョンの概要
・電話コンバージョンの平均コンバージョン率

基本的な内容から押さえていきましょう。

1−1.Google広告の電話コンバージョンの概要

Google広告の電話コンバージョンとは、広告を辿ってお問合せまで至ったユーザーについて把握する機能です。

クリックされた広告や、検索キーワードについて確認できます。

どのような広告が特に反応がよかったのか理解できるため、お問い合わせを設けている場合は有効活用することがおすすめです。

1−2.電話コンバージョンの平均コンバージョン率

現状、電話コンバージョンの平均コンバージョン率について詳しい数値は公表されていません。

Wordstream社の調査によると、リスティング広告の平均コンバージョン率は業界全体で3.75%です。

業界や取り扱っているサービスによっても状況は異なりますが、電話番号を表示させることでコンバージョン率が高くなる可能性はあります。

参考:Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!]|Wordstream

2.Google広告で電話コンバージョンについて計測するメリット

Google広告で電話コンバージョンについて計測するメリットは以下の3つです。

・問い合わせに繋がった広告を把握できる
・費用対効果の改善ができる
・広告設定の最適化が自動的にできる

それぞれ解説していきます。

2−1.問い合わせに繋がった広告を把握できる

Google広告を含めたWeb媒体では、成果に繋がった広告について理解を深めて今後の方針を決めることが大切です。

電話による問い合わせを指標として掲げる場合は、管理画面上で電話コンバージョンの数値を確認しましょう。

どのような広告が特に成果を上げているのか把握すれば、さらに効果的な運用が可能です。

2−2.費用対効果の改善ができる

コンバージョン状況を確認して費用対効果が悪ければ、広告文や対策しているキーワードの改善ができます。

Web広告による成果は季節性や競合の配信状況などさまざまな要因が作用するため、一度の配信だけでは効果が見込めないこともあります。

電話によるお問合せ数を増やしたいのであれば、具体的な数値をもとにして、改善を繰り返していきましょう。

2−3.広告設定の最適化が自動的にできる

Google広告の機械学習を用いることで、設定の自動化を行えます。

過去の配信状況から電話によるお問合せまで至ったユーザーについて分析し、より効果的な広告掲載が可能です。

自動化ができると運用者の負担を減らせるため、他の広告の対応や施策作成など重要な作業に集中しやすくなります。

3.Google広告の電話コンバージョン測定の種類

Google広告の電話コンバージョン測定には以下の種類が存在します。

・専用転送電話番号で計測
・電話番号表示オプションで計測
・電話専用広告で測定
・Googleタグマネージャーで測定

それぞれの内容を解説していきます。

3−1.専用転送電話番号で計測

専用転送電話番号は、Googleによって発行される番号です。

コンバージョン計測用の番号であるため、自社で用意しなくても良い点がメリットですが、見慣れない番号でユーザーに不信感を与える可能性があります。

「0800」から始まることが特徴なので、一般的な番号を利用したい方は別の方法を検討しましょう。

3−2.電話番号表示オプションで計測

Google広告では、広告文と合わせて電話番号を表示できるオプションも用意されており、広告を見たユーザーがすぐに電話を発信できます。

ただし、クリックされた回数が計測される仕組みであるため、実際の架電状況と相違が発生する可能性があります。

3−3.電話専用広告で測定

電話専用広告は、スマートフォンを利用しているユーザーを対象にして配信される電話問い合わせに特化した広告です。

クリックしてもLPなどを挟まず、そのまま電話発信に移行します。

生活インフラのトラブルなど緊急性の高いサービスで特に効果を発揮しやすい広告ですが、自社サイトに遷移させられない点には注意が必要です。

3−4.Googleタグマネージャーで測定

GTMを利用している方であれば、タグを追加することで簡単に測定が可能です。

ただし、Googleタグマネージャーによる測定は具体的に通話の状況を測定できず、タップの回数のみとなるので注意しましょう。

4.Google広告で電話コンバージョンを設定する方法

ここからは、Google広告の電話コンバージョンの種類ごとに設定方法を解説します。

・Googleタグマネージャーで計測
・電話番号表示オプションで計測
・電話専用広告で測定

それぞれの設定方法について確認しましょう。

4−1.Googleタグマネージャーで計測

Googleタグマネージャーで計測する手順は以下の通りです。

Google広告にログインし、メニューから「コンバージョン」を選択します。

+新しいコンバージョンアクションを選択します。

コンバージョンの種類を「電話件数」、トラッキングする通話の発生元を選択します。

コンバージョンアクションとその他を選択します。

タグの取得方法を選択し、GTMで設定する場合はコンバージョンID、コンバージョンラベルを控えておきましょう。

Googleタグマネージャーに移動し、トリガー設定を行います。
トリガータイプは「リンクのみ」を選択します。

下記の各項目を選択し、電話番号をクリックするページ、クリックする電話番号を記載します。それぞれ「Page URL」「Click URL」であることを確認しましょう。

次にタグ設定を行います。新規作成しタグタイプ「Google広告」を選択します。

Googleの管理画面で控えておいたコンバージョンID、コンバージョンラベルを記載します。ID、ラベル共に間違いないか確認するようにしましょう。

保存したら、トリガー設定を行います。先ほど設定した「電話」を選択し保存します。

設定が完了したら保存し、公開設定をしたら完了です。

4−2.電話番号表示オプションで計測

電話番号表示オプションでの計測方法は以下の手順です。
広告とアセットからアセットを選択し、電話を選択します。

電話番号表示オプションを追加します。

アカウント設定から「通話レポート」をオンにします。

4−3.電話専用広告で測定

電話専用広告で測定したい場合は以下の手順を踏みましょう。
「広告と広告表示オプション」から「電話専用広告」を選択します。

作成画面で電話専用広告の設定をします。

「アカウント設定」から通話レポートを「オン」にしましょう。

5.Google広告の電話コンバージョン測定結果の確認方法

Google広告の電話コンバージョン測定結果について確認する方法は以下の手順です。

・「レポート」から「広告表示オプション」をクリックして「通話データ詳細」を開く
・通話データの確認を行う

通話の時刻や継続時間などを確認できます。

6.Google広告で電話コンバージョン測定結果を分析するポイント

Google広告で電話コンバージョン測定結果を分析する際は以下のポイントに留意しましょう。

・広告運用の改善
・ランディングページの改善
・ユーザー心理の理解

それぞれの内容を解説していきます。

6−1.広告運用の改善

電話コンバージョンの測定結果を確認できるようになったら、広告ごとにどれだけの成果が出ているのか把握しましょう。

状況に合わせて、さらに注力すべき広告や配信を取りやめる広告を判断できます。

複数のクリエイティブを作成して電話コンバージョンの発生について調査を行い、PDCAを回すことが大切です。

6−2.ランディングページの改善

ランディングページで電話番号を記載している場合も、分析結果をもとに改善ができます。

電話番号の掲載箇所や前後の文章などを参考にしながら、現在の数値から成果向上を目指していきましょう。

6−3.ユーザー心理の理解

電話コンバージョンをWebサイト上でのコンバージョンなどと比較することで、ユーザーの心理について理解を深められます。

サービスの種類などによっては、電話による問い合わせを望む人が多い場合もあるため、計測結果を比較して対策を考えましょう。

電話からの連絡が多いのであれば、対応を強化したり、表示箇所を調整したりすることがおすすめです。

7.まとめ

いかがでしたか?

Google広告の電話コンバージョンは、電話番号からの問い合わせ状況について把握できる機能です。

問い合わせに繋がった広告をもとにして、費用対効果の改善や最適化が実現できます。

計測する方法は全部で4つあるため、自社にあった手順を取り入れてください。

また、分析をする際は、広告運用やランディングページの改善、ユーザー心理への理解を念頭に置くことがおすすめです。

この記事を書いた人

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