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【図版付】GA4とGoogle広告の連携方法|メリットや見るべきポイントとは?

更新日:2023年07月14日

【図版付】GA4とGoogle広告の連携方法|メリットや見るべきポイントとは?

Google広告では自社の目的にあわせ、様々なメニューが用意されていますが、その中でもGA4(Googleアナリティクス4)と連携させることで、より細かな分析・解析やGoogle広告の効果を高めることが可能になります。

ですが、GA4は近年リリースされた次世代型の解析ツールであることからも、Google広告と連携していない企業も少なくありません。

そこで今回は、GA4とGoogle広告を連携させるメリットや、設定方法などについてポイントを中心に紹介していきます。 

GA4とは?

GA4(Googleアナリティクス4)とは、Google社によって開発・提供されているアクセス解析ツールのことを指します。

旧バージョンのGoogleアナリティクスはUA(ユニバーサルアナリティクス)とも呼ばれており、差別化を図る意味で、現在のGoogleアナリティクスはGA4と呼ばれています。

このGA4が生まれた背景には、デバイスの多様化が影響しています。

従来のユーザー行動では、多くの場合ホームページだけで完結していましたが、昨今ではアプリとWebを行き来するケースが増加しています。

このようにデバイスや経路を横断したユーザー行動を把握するためには、従来のGoogleアナリティクスでは対応しきれず、新たなGA4として解析していく必要がありました。

Google広告とは?

Google 広告(Google Ads)は、Google社が提供するWeb広告サービスのことを指します。

インターネットの普及が急速化する昨今において、Google社の提供するサービスは多岐に渡り、利用しているユーザー数は世界最大規模といえます。

特に、Google検索結果ページの上部に出稿できるリスティング広告や、様々な媒体に画像や動画といったバナーで配信できるディスプレイ広告は、多くのユーザーにリーチできるため、認知度向上やブランディングという面でも効果が期待できます。

また、Google広告では細かなターゲティングが設定できる点も魅力の一つです。

性別や年齢、地域といったユーザー属性だけでなく、趣味嗜好や興味関心、過去の閲覧履歴や購入履歴などをもとにターゲティングを設定し、広告出稿することでコンバージョン獲得にも繋がりやすくなります。 

GA4とGoogle広告を連携させるメリット

次に、GA4とGoogle広告を連携させるメリットについて紹介していきます。

GA4とGoogle広告を連携させることで、ユーザー行動を可視化し、より精度を高めたマーケティングや広告・プロモーション施策に繋げることが可能です。

①GA4の指標によって効果検証が可能

GA4は、自社のホームページに訪れたユーザー行動を様々な指標をもとに分析・解析することができます。

Google広告の目的の多くは、自社のホームページ(ランディングページ)に遷移させることにありますが、広告経由でどれだけ多くのユーザーが集まっても、コンバージョンに至らなければ意味がありません。

集客したもののすぐに離脱している場合には、ランディングページを改善する必要も考えられます。

このように、広告効果を高めるためにも、GA4とGoogle広告は連携させ、ユーザーの行動を一連の流れとして分析していくことが重要です。

②Google広告のパフォーマンスの向上

GA4とGoogle広告を連携することでGoogle広告のパフォーマンスを高めることにも繋がります。

直帰率や滞在時間が悪い場合、ランディングページの改善だけでなく、Google広告自体も見直すことも求められます。

リスティング広告のキーワードや広告文、ディスプレイ広告の配信先メディアを見直せば、より自社のターゲットに則したユーザーを集客できるようになり、コンバージョンに繋がる可能性も高まります。

また、GA4とGoogle広告を連携させることで、Google広告にあるスマート自動入札という機能の精度を高めることも可能です。

スマート自動入札は、出稿先の各オークションに応じて広告掲載内容を最適化する機能です。

GA4と連携させることで、自社ホームページにおけるユーザー行動を、広告パフォーマンスに実績として活かすことができるため、入札価格を抑え費用対効果を高めた運用に繋げることができます。

③リマーゲティング広告における精度の向上

その他、GA4とGoogle広告の連携は、リマーゲティング広告の出稿幅の拡大やそれに伴う精度の向上にも繋がります。

GA4と連携させなくても実施可能ですが、その場合単純にホームページに訪れたユーザーのみにしか出稿することができません。

これに対し、GA4とGoogle広告を連携すれば、より具体的な配信条件の設定を行うことができ、コンバージョン獲得にも繋がりやすくなります。

例えば、「対象のホームページに30秒以上滞在したユーザー」や「対象のホームページを1日のうちに2ページ以上閲覧したユーザー」などの設定が可能です。

自社の商材やサービスの特性をふまえ、詳細なターゲティングを行うことで、より費用対効果を高めた運用に繋げることができます。 

GA4とGoogle広告を連携させる方法

続いて、GA4とGoogle広告を連携させる方法について紹介していきます。

2つを連携させるためには、それぞれのアカウントから設定する必要があります。

①Google広告の管理画面から設定する方法

Google広告の管理画面から連携を行うためには、Google広告の管理画面にログインし、右上にある「ツールと設定」から「設定」>「リンクアカウント」を選択します。

次に、現在Googleアナリティクスで活用しているバージョンから、「Google Analytics (GA4)& Firebase」を選択します。

そこから「詳細」を選択すると、Googleアナリティクスのアカウントプロパティの一覧が表示されますので、対象のプロパティを選択し、アクション列の「リンク」をクリックすれば完了となります。

これで連携させたGA4のアカウントプロパティは、ステータスが「リンク済み」に変更されます。

②GA4から設定する方法

続いて、GA4からGoogle広告の連携を行う際には、GA4にログインし、管理画面から連携したいプロパティを選択します。

ここでプロパティ内の「Google広告のリンク」を選択すると、GA4に連携させるための広告が表示されます。

次に、対象のGoogle広告アカウントを選択し、チェックボックスにチェックを入れ「続行」をクリックします。

続いて、連携させるGoogle広告グループに任意のタイトルを入力し、最後に表示されたGoogle広告とリンクするビューのリンク設定ボタンを「オン」にすれば完了となります。 

GA4とGoogle広告を連携させた上で見るべきポイント

最後に、GA4とGoogle広告を連携させた上で見るべきポイントについても紹介していきます。連携だけでなく以下の要素をもとに確認していくと効果的です。

①Google広告の効果をより具体的に可視化

GA4とGoogle広告は、連携しなくとも自動でパラメータが付与されるため、GA4でGoogle広告経由の流入などは把握することが可能ですが、連携させることでより具体的な数値・データを把握することができます。

例えば、Google広告の中でもどのキャンペーンや広告グループ、キーワードからコンバージョンに至ったのか把握することができたり、GA4であらかじめ設定しておけば、イベント別にGoogle広告の状況を表示させることも可能です。

GA4では新たにスクロール率という指標が搭載されています。

これもGoogle広告別に把握することができるため、より具体的な戦略や施策に繋げることも期待できます。

②GA4のイベントをGoogle広告のコンバージョンに設定

GA4とGoogle広告を連携させることで、GA4で設定したイベントをGoogle広告のコンバージョンとしてインポートさせることも可能です。

この設定を行うことで、他のコンバージョン値とともにGoogle広告の広告管理画面に数値が入ります。

自社の目的に応じてカスタマイズした広告運用につなげられるほか、インポートした情報をコンバージョン重視の入札戦略に活用することもできますので、数値・データにもとづく広告運用に繋げることも可能です。

③広告配信用のオーディエンスの作成

メリットでもふれたように、Google広告にはリマーケティングという手法が存在します。

このリマーケティング広告で活用するターゲット(オーディエンス)は、GA4の数値・データをもとに作成することも可能です。

GA4のデータを活用すれば、過去の閲覧履歴や購入履歴はもちろんのこと、自社のページに訪れたユーザーの年齢や性別、地域といったユーザー属性などによっても作成することができます。

自社の過去実績にもとづくオーディエンスであれば、コンバージョンに繋がる可能性も高まります。

まとめ

Google広告の効果を最大化させるためには、ユーザー行動をふまえ分析・解析するとともに、適切なアプローチを行うことが重要です。

GA4とGoogle広告を連携させることで、詳細な分析・解析につなげられるだけでなく、広告効果を高めることも可能です。

今回紹介した内容も参考に、GA4とGoogle広告を連携させ、効果的な自社のマーケティングや広告・プロモーション施策に繋げていきましょう。

この記事を書いた人

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