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【最新版】YDAのターゲティングを徹底解説!

更新日:2025年11月28日

【最新版】YDAのターゲティングを徹底解説!

本記事では、
ディスプレイ広告の中でもYahoo!のプロダクトである、
YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)の配信可能なターゲティングメニューについて
概要を説明していきます。

Googleのディスプレイ広告と同じターゲティングがほとんどですが、
YDA特有のターゲティングもあるので、
しっかりと違いを掴んでおきましょう。

まずはディスプレイ広告とは何か、
GDNとの違いなど基本事項を簡単におさらいしていきましょう!

1. ディスプレイ広告とは?

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リスティング広告の中でも、
大きく検索連動型広告とディスプレイ広告に分かれます。

検索連動型広告は、
検索キーワードに連動してGoogleやYahoo!などの検索結果画面に掲載される
テキスト(文字だけ)の広告です。

それに対しディスプレイ広告は、
サイトやアプリなど様々な配信枠に掲載され、
広告形態はテキストに限らず画像や動画など
様々な広告フォーマットを
使用できます。

2. YDAとGDNの違いは?

ディスプレイ広告と言えば、
YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)と
GoogleのGDN(Googleディスプレイネットワーク)が代表的でしょう。

それではYDAとGDNの違いについて、
下記の3つの観点から簡単に解説していきます。

  • 配信面
  • 広告フォーマット
  • 配信メニュー(ターゲティング)

2-1. 配信面の違い

以下のように、
YDAとGDNでは配信面について特徴が異なります。

配信面 YDA GDN
配信面の特徴 Yahoo!ポータルサイトが中心
その他、法人の提携サイト
GメールやYouTubeに配信可能
個人ブログなども対象となり
配信面は無数
提携サイトの数 少ない 多い
主な提携サイト(配信面) アメブロ・知恵袋・
クックパッド・ニコニコ動画
・朝日新聞デジタル…etc
ライブドアブログ・教えてgoo・
食べログ・ピクシブ・YouTube…etc

YDAの方が提携サイトの数が少ないものの、
自社のYahoo!ポータルサイトを中心に、法人の提携サイトが配信先となるため、
比較的信頼性の高いサイトへ広告を出稿することができます。

2-2. 広告フォーマットの違い

ディスプレイ広告にて使用可能なフォーマットは、
以下のようになっています。

広告フォーマット 説明 YDA GDN
バナー広告 画像や動画のみの広告
テキスト広告 文字のみの広告
レスポンシブ広告 配信枠に合わせてサイズ等が変化
(文字のみ/画像+文字)
インフィード広告 記事と記事の間に掲載されるネイティブ広告 ×
メール広告 メール受信箱に配信される広告 ×

YDAでは、
Yahoo!トップページの上部に掲載できるブランドパネル枠や、
Yahoo!ニュースなど記事と記事の間に溶け込むインフィード枠
配信可能な点が強みと言えます。

■ ブランドパネル広告


※参考:PCブランドパネル(静止画・動画)について| Yahoo!広告ヘルプ

■ インフィード広告


※画像引用(出典:インフィード広告とは? 基本と費用、効果を出すポイントを解説|LINEヤフー for Business

2-3. 配信メニュー(ターゲティング)の違い

以下より、配信可能なターゲティングの違いについて、
ユーザー属性、ユーザー行動、配信面に分けて説明していきます。

■ ユーザー属性

ユーザー属性を
ターゲティング
(人)
詳細 YDA GDN
年代・性別 年代、性別毎に入札調整やターゲティング
することができる。
地域 地域別(市区町村まで可)に入札調整やターゲティング
することができる。
時間・曜日 時間・曜日別に入札調整やターゲティングすることが
できる。
デバイス 配信するデバイス(スマホ・PC・タブレット等)を
入札調整やターゲティングすることが出来る。
子供あり・なし 子供がいる(いない)ユーザーに入札調整や
ターゲティングすることができる。
年収 ユーザーの年収層に合わせて入札の調整や
ターゲティングをすることが出来る。
家族構成 子供だけでなく親、祖父母、孫の有無を指定出来る。
(YDAのみ)
学歴 最終学歴(大学、専門、大学院など)を指定できる。
(YDAのみ)
仕事 仕事の中でも職業単位で指定できる。(YDAのみ)
ライフイベント 大学卒業や就業状況、結婚・出産状況、引っ越し状況
などのライフイベントを指定出来る。

■ ユーザー行動

ユーザー行動を
ターゲティング
(人)
詳細 YDA GDN
フリークエンシー
キャップ
広告の接触頻度を調整できる。(一人当たりの配信数)
リマーケティング サイトに一度訪れたユーザーをターゲティング。
類似ターゲティング 特定の類似ユーザーをターゲティング。
(例:CVユーザーの類似、サイト訪問者の類似)
アフィニティ
カテゴリ
特定のもの(商材)に興味関心を抱くユーザーに
配信を行う。(認知向け)
カスタム
オーディエンス
特定のキーワードやURLに基づき購買意欲の高い
ユーザーに配信を行う。(獲得向け)
高度なセグメント キーワード、URL等を指定し関連性の高いユーザーや
その類似ユーザーに配信。(YDAのみ)

■ 配信面

配信面を
ターゲティング
(場所)
詳細 YDA GDN
プレイスメント 配信サイトをURL単位で指定することができる。
トピック 配信サイトをトピック単位で指定することができる。
コンテンツ 配信サイトをコンテンツ(キーワード)単位で
指定することができる。

上記のように、
YDA、GDNともに多彩な配信メニューが存在します。

複数のターゲティングを組み合わせて、
より確度の高いユーザーに配信することもポイントです。

3. YDA特有のターゲティングメニューについて

ここではYDAの代表的なターゲティングについて、
「高度なセグメント」と「オーディエンスカテゴリ」を順に説明していきます。

3-1. 高度なセグメントとは?

2025年7月をもって、
従来の「サーチターゲティング」は提供を終了し、
「オーディエンスリストターゲティング」内の「高度なセグメント」
という機能に移行・統合されました。


※画像引用(出典:高度なセグメントで実現する進化版のサーチキーワードターゲティングとは?|LINEヤフーfor Business

「高度なセグメント」とは、
特定のキーワードやWebサイト(URL)などを指定して
独自のオーディエンスリストを作成し、ターゲティングを行う機能です。

この機能は、
従来のサーチターゲティングからいくつかの点が変更されました。

主な変更点の一つは、
配信対象が拡張されたことです。

従来は指定したキーワードを過去に検索したユーザーが主な対象でした。
それに対し「高度なセグメント」では、
指定したキーワードやWebサイト(URL)などに関連する興味関心を持つユーザーや、
それに類似したユーザーへと配信対象が広がり、
より広いリーチが期待できるようになりました。

もう一つの変更点として、
機械学習による最適化が挙げられます。

従来必要だった「検索期間」や「検索回数」といった細かい手動での設定はなくなり、
代わりに機械学習が自動で最適なユーザーに配信する仕様になりました。

この機能を使えば、
例えば競合のサービス名やサイトURLを指定することで、
その競合に関心を持つユーザー層や、
それに類似したユーザー層へ効率的にアプローチすることが可能です。

3-2. オーディエンスカテゴリ(属性・ライフイベント)とは?

家族構成や年収、学歴や仕事など特定の属性を持っているユーザー、
もしくは就職や結婚などのライフイベントを迎える
ユーザーに対して広告を配信します。

属性やライフイベントでの絞り込みを目的とする
カテゴリータイプです。

選択可能なカテゴリは以下のようになります。
※これらは随時更新されるため、最新のデータはお問い合わせください。

■ 家族構成/子人年収/世帯年収/世帯遺産

■ 学歴/仕事/ライフイベント

4. まとめ

いかがでしたか?

YDAでは2020年から大幅なアップデートが実施され、
ターゲティングメニューも拡充されました。

特に、
ユーザー属性を詳細に指定できるオーディエンスカテゴリ
Meta広告並みのセグメントが可能です。

従来のディスプレイ広告の運用では
主にリターゲティングに依存していた傾向もありますが、
ITPの問題もあるので、
これからは他のターゲティングを駆使して集客を行うことが
重要となるでしょう。

ディスプレイ広告では特にターゲティングをどのように設定するか、
広告はどのようなものがいいか、など運用者のプランニングにかかってきます。

成功事例やノウハウが豊富にあるインフィニティエージェントでは、
広告の運用にお困りの方へアカウント診断や改善提案を実施しています。

興味のある方はお気軽にお問い合わせください♪

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この記事を書いた人

大学3年生から内定者インターンを開始し、2020年にインフィニティエージェント新卒3期生として入社。 約5年半の運用者経験を活かし、現在はチーフ職としてマネジメントも行いながら、新規顧客の開拓やメディア編集長に従事。 冷麺が好きで1週間に何度も食べているという偏食な一面も。

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