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【Yahoo!広告】広告配信コストの請求対象の変更

更新日:2024年02月16日

【Yahoo!広告】広告配信コストの請求対象の変更

Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)において、1日に発生したコストや1ヶ月に発生したコストの請求対象の上限が変更されます。

このアップデートは2024年2月19日(月)の正午ごろまでにリリースされる予定です。

参考:Yahoo!広告 広告配信により発生したコストの 請求対象について

概要

本アップデートでは、1日で発生したコストの請求対象の上限が変更され、また、一か月の請求対象額が新たに設定されます。

具体的な変更点は下記のとおりです。

参照:Yahoo!広告 広告配信により発生したコストの 請求対象について

メリット

既存の仕組みでは、キャンペーンが1日の予算を消化できない日が頻発している場合、予算を多く余らせてしまうケースがありました。

しかし、今回1日の請求対象額が引き上げられることにより、消化できなかった日の予算をより広告効果が見込まれる日に消化しやすくなります。

1日で発生したコストの請求対象の上限変更

先述の通り、ディスプレイ広告(運用型)では、広告主が設定した1日の予算内で広告配信がされるようにコントロールされていますが、より高い広告効果が期待できる場合は広告の表示頻度を上げることがあります。

この場合、より多くのコストが発生しますが、請求対象を超えた分は広告主には請求されません。

今回のアップデートでは、この請求対象が1日の予算の120%から200%に変更されます。

例えば、1日の予算を100,000円と設定して請求対象を超えるコストが発生した場合のイメージは下記の通りです。

1日の予算を変更を行った日の請求対象

1日の予算の変更を行った日の請求対象は、変更された1日の予算の中で1番大きい金額の200%までとなります。

たとえば、10万円から5万円に変更した場合でも、変更日の請求対象は最も大きい金額の10万円の200%である20万円までとなります。

1ヶ月の請求対象額

1日の請求対象限度額が引き上げられますが、一日の予算を超える日が出た場合でも、実際に請求される金額は1ヶ月の請求対象額の範囲内となります。

請求対象額は下記の通りに設定されます。

1日の予算×広告を掲載した日数

1日の予算を変更を行った場合の1ヶ月の請求対象額

月の途中で1日の予算の変更を行った場合は、下記の通りに1ヶ月の請求対象額が決定されます。
当月課金済みの金額 + (変更後の1日の予算 × 変更した日を含む当月の残り日数)

なお、月の途中で広告掲載を終了する場合は、下記の通りに請求対象額が決定されます。
当月課金済みの金額 + (変更後の1日の予算 × 変更した日を含む残りの掲載日数)

注意点

1ヶ月の請求対象額に関して、3つの点に注意する必要があります。

コストが1ヶ月の請求対象額に達した場合は広告配信が停止される

発生したコストが1ヶ月の請求対象額に達した場合は、広告配信が停止されます。

広告配信を再開したい場合は、「1日の予算」を設定しなおす必要があります。

設定しなおした「1日の予算」をもとに1か月あたりの請求対象額が決定され、広告の配信が再開されます。

掲載期間中に広告掲載しなかった日も含めて請求対象額が決定される

下記のような理由で掲載期間中に広告を掲載しなかった日がある場合でも、それらの日を含めた日数で1ヶ月の請求対象額が設定されます。

・掲載期間中に配信設定を一時的に「オフ」にした場合
・審査によって掲載できなかった場合
・ターゲティングによって掲載しなかった日がある場合

月の途中で掲載期間を設定しなおした場合は、請求対象額は再計算される

掲載期間を月の途中で別の日程に変更した場合は、「1日の予算」を変更していなくても1ヵ月の請求対象額は再計算されます。

アップデートの影響を受ける可能性があるキャンペーン

ほとんどのキャンペーンで大きな影響はないとされていますが、下記の場合は影響を受ける可能性がありますので、設定の変更などの対応を検討することが推奨されています。

・コストが「1日の予算」を超過している日が頻繁にあるキャンペーン
・「1日の予算」を消化しきれていない日が頻繁にあるキャンペーン

それぞれ確認していきましょう。

コストが「1日の予算」を超過している日が頻繁にあるキャンペーン

コストが「1日の予算」を超過している日が頻繁にある場合は、別の日の広告配信が減る可能性や、月の途中で1ヶ月の請求対象額に達して広告配信が停止される可能性があります。

月の途中で一ヶ月の請求対象額に達しそうな場合は、「1日の予算」を増額することで広告配信の停止を防ぐことができます。

「1日の予算」を消化しきれていない日が頻繁にあるキャンペーン

「1日の予算」を消化しきれていない日が頻繁にある場合は、より高い広告効果が期待できる場合に、「1日の予算」を大きく超えたコストが発生する可能性があります。

最適化提案として「ターゲットを絞り込みすぎているキャンペーン」が表示されている場合は、ターゲティング設定の見直しを検討することが推奨されています。

リリース日やリリース月の請求対象限度額

リリースの影響により、リリース日やリリース月の請求対象額は後述の通りとなります。

リリース日の請求対象限度額

「1日の予算」をリリース日のリリースされる時間の前に変更した場合は、リリース前の仕様で1日の請求対象限度額が設定されます。
また、リリース前の時間に変更した場合は一部のキャンペーンで「1日の予算」の200%以上の金額が請求対象となる可能性があります。

なお、リリースは正午ごろまでの予定ですが、リリース時間は変更となる可能性があるとのことです。

リリース月の請求対象限度額

リリースは2024年2月を予定されていますが、当月の1ヶ月の請求対象額は下記の通りに決定されます。

・リリース日以前から配信しているキャンペーン
当月でリリース以前に課金済みの金額 + (1日の予算 × 当月のリリース日以降の残り日数)

・配信開始がリリース日以降のキャンペーン
1日の予算 × 配信開始日以降の当月の残り日数

まとめ

いかがでしたか。

今回は、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)の広告配信コストの請求対象に関するアップデートを解説しました。

より予算を消化しやすくなる点がメリットですが、キャンペーンの状況によってはアップデートによる影響に注意する必要があります。

このアップデートでは、請求対象限度額が変わりますので、一度確認しておく必要があるでしょう。

この記事を書いた人

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