
検索ボリュームは
検索結果で上位表示されやすいキーワードを選定する際に大事な要素になります。
本記事では、
検索ボリュームの調べ方や調べる際に利用できるツールを紹介します。
ぜひ皆さんもキーワードの検索ボリュームを調べて、
記事を作成する際のキーワード選びに活かしてください。
1. 検索ボリュームとは?
検索ボリュームとは、
GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードが検索された回数のことです。
通常は1ヵ月単位で測定するので、
「月間検索ボリューム」として表示されます。
例えば、
あるキーワードが1ヶ月間に1,000回検索されたとすると、
検索ボリュームは1,000です。
検索ボリュームの数値は、
ブログやWebサイトへのアクセス数を増やす上で重要な役割を果たします。
なぜなら、
検索ボリュームを判断材料にして、キーワード選定やSEO対策を行うからです。
1-1. 検索ボリュームの目安
検索ボリュームには次の3つの目安があります。
- スモールワード:100~1,000
- ミドルワード:1,000~10,000
- ビッグワード:10,000~
スモールワードの場合、「京都 四条 ホテル」のように、
2~3の単語を組み合わせて検索されることが多いです。
スモールワードでは競合数が圧倒的に少なく、
検索上位に表示されやすく、確実にアクセス数を増やせます。
ミドルワードは
ユーザーニーズが明確になっていて、やはり上位表示を狙いやすいです。
検索ボリューム数も安定し、
長期的に見てもブログやWebサイトへの流入を期待できます。
ビッグワードは1単語か2単語くらいのキーワードになっていて、
検索回数が非常に多いです。
「京都」「ホテル」「病院」などのキーワードです。
ビッグワードは競合も多く、上位表示が非常に難しくなっています。
例えば、
「ホテル」だけのキーワードでは、いくらでもサイトが表示され、
その中から上位表示するというのは容易ではありません。
しかし、
ビッグワードで上位表示ができると、
アクセス数も大幅に増加し、ブランディング効果も高まります。
1-2. 検索ボリュームが大きい方が良い?小さい方が良い?
検索ボリュームが大きい方が良いか小さい方が良いかは
自社サイトの成長度合いとも関係があります。
質の高いコンテンツを多く制作し、検索エンジンから高い評価を得ているのなら、
検索ボリュームの大きいビッグワードを狙ってもいいでしょう。
まだ、Webサイトを立ち上げたばかりで、
検索エンジンからの評価も定まっていない状態なら、
検索ボリュームが小さいスモールワードで対策を立てるべきです。
2. 検索ボリュームを活用したキーワード選定
後ほど検索ボリュームの調べ方を解説しますが、
ここでは検索ボリュームを活用して
どのようにキーワードを選定すればいいのかを確認してみましょう。
2-1. メインキーワードをピックアップ
まずは、メインキーワードをピックアップしましょう。
選び方のポイントは、難しい専門用語ではなく、
誰もが日常使っている簡単なキーワードをピックアップすることです。
例を挙げてみましょう。
- 「個人番号」ではなく、「マイナンバーカード」
- 「適格請求書等保存方式」ではなく、「インボイス/インボイス制度」
- 「外国為替証拠金取引」ではなく、「FX」
- 「非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度」ではなく、「NISA」
- 「ポリメラーゼ連鎖反応」ではなく、「PCR検査」など
2-2. 関連キーワードを調べる
次のステップは、関連キーワードを調べることです。
キーワード検索をする人はメインキーワードに関連する
キーワードを組み合わせて検索をすることが多いので、調べておきます。
例えば、
メインキーワードが「副業」だとすると関連キーワードは
「おすすめ」「在宅」「確定申告」「スマホ」「アプリ」「安全」「税金」
などとなるでしょう。
2-3. キーワードを分類する
関連キーワードを調べたら、
ユーザーがどんな意図で検索しているかによって分類してみます。
以下のように分類できます。
- 副業を探し中:「副業とは」「副業 在宅」「副業 スマホ」など
- 安全にできる副業を探している:「副業 安全」「副業 詐欺」など
- 副業の税金対策をしたい:「副業 税金」「副業 確定申告」など
2-4. 検索ボリュームを調べる
分類したキーワードごとに検索ボリューム数と競合度を調べます。
2-5. キーワードに優先順位を付ける
検索ボリューム数や競合度を調べたら、キーワードに優先順位を付けましょう。
ポイントは検索ボリュームが大きく、競合度の小さいキーワードを優先することです。
検索ボリュームが大きくて、競合度が高いと、上位表示されにくくなります。
かといって、検索ボリュームが小さ過ぎるキーワードだと、
ユーザーに検索してもらいにくいでしょう。
優先順位に従って、キーワードを選びます。
3. 検索ボリュームの調べ方
検索ボリュームの調べ方を解説します。
無料ツールと有料ツール別に紹介します。
3-1. 無料ツールで調べる方法
まずは、無料ツールで検索ボリュームを調べる方法です。
Googleキーワードプランナー
画像引用:キーワード プランナーで最適なキーワード選択 – Google 広告
Googleキーワードプランナーは、
Google広告を出稿する際に、キーワード候補や予想検索数を調べられるツールです。
Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調べる方法は以下の通りです。
① Google広告アカウントを作成
② Google広告にログイン
③「ツール」タブをクリック
④「プランニング」タブをクリック
⑤「キーワードプランナー」をクリック
⑥「新しいキーワードを見つける」をクリック
⑦ 調査したいキーワードを入力
⑧「結果を表示」をクリック
aramakijake.jp
画像引用:Aramakijake
aramakijake.jpは、
Google検索とYahoo! JAPANという2つの検索エンジンにおける
検索ボリュームを無料で簡単に調べられるツールです。
使い方は以下の通りです。
①「キーワード」欄に調べたいキーワードを入力
②「チェック」ボタンを押す
③ 月間推定検索数が表示される
aramakijake.jpで調べられるのはキーワード1つずつです。
大量のキーワードの検索ボリュームを調べたい場合は注意が必要です。
Googleトレンド
画像引用:Google トレンド
Googleトレンドは
Google上での検索ボリュームを調べるツールで、結果を推移グラフとともに確認できます。
検索ボリュームの推移が分かると、
同じ検索数でも今後の対策の立て方が変わってくるでしょう。
ただ、Googleトレンドで表示されるのは、検索数そのものではなく、
最多の検索数を100とした場合の相対的な数値になります。
Googleトレンドでの検索ボリュームの調べ方は以下の通りです。
① Googleトレンドのトップページ左上のマークをクリック
② メニューの「探す」をクリック
③ 画面上部の「検索キーワードを追加」にキーワードを入力
Googleトレンドでは、
国や期間の指定、比較、関連トピックと関連キーワードなどの表示も可能です。
3-2. 有料ツールで調べる方法
続いて、有料ツールで検索ボリュームを調べる方法を紹介しましょう。
ahrefs
画像引用:Ahrefs
ahrefs(エイチフレス)はSEO分析ツール。
あらゆるサイトの被リンク分析(バックリンク)や検索エンジンの上位表示コンテンツ、
想定流入キーワード、ソーシャルメディアの反応などを調べることができます。
検索ボリュームについては、Googleのほかにも
YouTubeやAmazon、Yahoo!、Baiduなど、様々なサイトにおける調査が可能です。
調べ方は以下の通りです。
①「キーワードエクスプローラー」をクリック
②「Google」「YouTube」など調べたい対象のサイト・検索エンジンを選択
③ 調べたいキーワードを入力して、検索マークをクリック
Ubersuggest
画像引用:無料キーワード提案ツール UbersuggestでSEO対策
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、
調べたいキーワードに関連した
「サジェストキーワードの抽出」
「抽出したサジェストキーワードの検索ボリューム」
「上位表示難易度などの調査」
ができるツールです。
使い方は以下の通りです。
① Ubersuggestを開き、調べたいキーワードを検索窓に入力する
② 言語「日本語」を選び、検索ボタンをクリックする
すると、サジェストキーワードについての
検索ボリューム・SEO難易度・有料難易度・クリック単価などが表示されます。
Ubersuggestは無料でも利用できますが、1日3回までの制限があります。
多くのキーワードを調べたければ、有料プラン(月額2,999円)を利用しないといけません。
Keywordmap
画像引用:Keywordmap
Keywordmapは
キーワードの調査、競合の広告調査、ユーザーニーズの調査などができる
ツールです。
使い方はキーワードを入力するだけでとても簡単です。
すると、
「関連性のあるキーワード」「検索ボリューム」「CPC」「競合性」「関連性」
などが表示されます。
4. まとめ
いかがでしたか。
今回は、検索ボリュームの調べ方について解説しました。
検索ボリュームを考慮することは、自社のサイトへの流入数を増やすために不可欠です。
自社のサイトの状況に応じて、
適切な検索ボリュームのキーワードを選定して流入数を増やしましょう!
また、多数のツールがありますので、ぜひ記事を参考に活用するツールを選定してください。