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【実例に学ぶ】失敗しない動画制作のポイント

更新日:2021年11月30日

【実例に学ぶ】失敗しない動画制作のポイント

※この記事は2021年11月30日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

今回は今注目されている動画広告制作について、失敗しないためのポイントを具体的にお話ししていこうと思います。

抑えるべきポイントをしっかり抑えれば、成果を出せる動画制作ができるようになります。

1. 動画と言えど基本は同じ


今はまだ動画広告はバナー広告などのクリエイティブを比べるとポピュラーなものではないかもしれません。動画を制作できるクリエイターも、バナーのデザイナーに比べたら圧倒的に少ないのが現状です。

しかし、動画と言えど広告は広告。根っこにある考え方はバナーやランディングページと変わりません。

作業工程例

バナー     動画
構成案       絵コンテ
デザイン   編集作業

バナー1点では動きや盛り込むストーリー性に限界がありますが、動画はその幅が広くなったものと考えれば分かりやすいです。とは言いながらも、動画は文字通り動きがあり、BGM、ナレーションなど音の表現も豊富なのでそれらを全てを考慮して制作を進める必要があります。

2.陥りやすい失敗例

冒頭でも触れましたが、静止画に比べるとまだまだ馴染みが薄い動画制作。根本的な考え方は同じと言っても、制作工程や考慮しなければならない要素が多いのが動画制作です。

あまり知識がない状態で実製作成に突入してしまうと、思いもよらない失敗をしたりします。ここではよくある失敗の実例を紹介します。この様な失敗をしないよう、実例に学びましょう。

何を伝える動画なのか分からない

広告の基本ですが、目的が分からなくなっている時に起こりやすいです。

ブランディングなのか、特定商品の認知目的なのか、獲得なのか、選択肢は様々です。動画はできることが多い分、この動画の目的はコレという目的と、それに付随する要素を事前に明確にしましょう。

クリエイターの自己満になっている

このパターンは、比較的実務経験の少ないクリエイターにありがちな例です。

編集作業が楽しくなってしまい、やたら動きを激しくしてみたり、エフェクトを大量に使ってみたり、妙な効果音を入れてみたりなど、最初に想定した意図を無視したものになってしまうことがあります。

これは絵コンテや動きのイメージをクリエイターに共有しっかり共有できていない場合も起こり得るので、事前のすり合わせはしっかり行いましょう。

対応デバイスを考慮していない

動画に限らず、画面デザイン、バナーデザインなど、クリエイティブな作業は大きなディスプレイで行うことが多いです。

当然デザインや編集する際は、大きなディスプレイの方が細部まで容易に確認ができるため、作業効率も良くクリエイター側にはメリットが大きいです。

しかし、これは完全にクリエイターの都合でしかありません。実際にYoutube動画の動画視聴のデバイス別シェア率を見れば明らかですが、ほとんどモバイルデバイスからの閲覧になってます。さらにモバイルデバイスの比率は年々高まっているので、小さなディスプレイで見ることを前提としたモバイル最適化を必ず行いましょう。

ナレーションを想定していない編集になっている

動画はナレーションがあった方がユーザーにも注目させやすく効果的ですが、絵コンテ作成時にどこに、どんなナレーションが、どれくらいの長さで入るかを考慮してないと、後から困ることが多々あります。

ナレーションは意外と尺を使うので、このカットでこのナレーション入れたいけど動画の尺が足りないなどということが起こりがちです。最終的には動画そのものを長く編集し直すなどの作業が発生することもあり、工数もかさみますし、納期に間に合わないと言う最悪の事態も起こりえます。

ナレーションは絵コンテ作成時にどのカットに、どれくらいの文字数を、どれくらいの速さで喋るかということを必ず盛り込みましょう。

動画の内容が想定していたものと違う

これは、動画制作を依頼する側が陥りやすい失敗です。

クリエイターに依頼すればイメージ通りの動画が上がって来ると思っている方も多いかもしれませんが、現実はそうではありません。クリエイターもエスパーではないので、十分な資料や絵コンテ無しに依頼側の意図やイメージを汲み取ることは難しいのです。

絵コンテ制作も楽ではありませんし時間もかかります。これらを十分に詰めないで制作を開始するのは、最初はラクですが、後々大変な思いをすることが多いです。必要ものはしっかり揃えて実制作を進めましょう。

3.媒体を知る


今や動画広告を掲載できる媒体はたくさんあり、当然媒体によって動画のサイズや再生のされ方に違いがあります。これから作ろうとしている動画はどの媒体に向いているのか、その媒体で入稿するにはどのフォーマットで作成すればいいのかなど、しっかりと精査しましょう。

この辺りは基本的なことですが、要件定義を行い、依頼側と製作側の認識の相違がないようにしておきましょう。

4.動画制作時に抑えるべきポイント

動画製作において抑えるべきポイントは多岐にわたります。細かいことを言えば、動画製作のツールはWEBデザインのPhotoshopのように、何も言わなくても絶対使っているでしょというツールは現時点ではありません。

最もポピュラーなのはAdobe Premierですが、中にはDaVinci ResolveであったりFinal Cut Pro Xであったりします。これはクリエイターのスタイルや、得意な方向性によっても異なります。

こういったツールや細かい編集技術面でのポイントではなく、大きく3つに分けて、長さ、動き、音について触れていきます。

長さ

何も考えないで動画を制作に着手していくとよく起こるのが、思ったより長い動画になることが多いです。どの要素をどれくらいの長さで見せるかなどは、事前にしっかり準備して制作に入りましょう。

また、認知目的なのか、獲得目的なのかでも変わってきます。認知・ブランディング目的であれば長くても問題ありませんが、獲得に特化させる場合は短めの動画が多いです。これは制作工数にも関わってきますので、絵コンテの段階でしっかりと定義しましょう。

動き

動画の方向性を左右する最も大きな要素です。

例えばアロマテラピーなどリラクゼーション系の動画で、演出の動きがものすごく早くて躍動感があっては多くの人が違和感を感じると思います。多くの人がイメージするのはゆったりとした動きで柔らかい印象を与えるものでしょう。

動きはその商材印象を左右すると言っても過言ではないので、慎重に決めましょう。

また、1つの動画にいろいろなパターンの演出を詰め込みすぎても統一感がなくなってしまうので、デザインのトンマナと同様、事前に定義する必要があります。

いわゆるBGMや効果音にあたります。こちらもユーザーに与えるイメージを大きく左右する要素です。効果音を入れるか入れないかでも驚くほど印象が変わります。

動画制作は様々な要素が合わさった複合クリエイティブです。どれか1つが欠けてもよい動画とは言えなくなってしまいますので、

5.計測ポイントを明確にする


動画の場合は、効果測定が複雑になりがちです。

バナー広告に比べてユーザーの印象に残りやすいという特徴の裏返しで、動画視聴から時間を置いて間接コンバージョンすることも多いため、効果が出ているか出ていないかは、言ってしまえば最重要項目です。作成した動画がムダにならないように、どこで何を計測するのかをしっかり定義しましょう。

正確なデータを取得する事で改善点もはっきりと見え、何よりその動画の本当の効果を知ることができます。

6.まとめ

いかがでしたか?

これからは動画の市場もどんどん大きくなり、動画製作に触れる機会も増えて来ると思います。しっかりと失敗例に学び、成果の出る動画広告を製作しましょう。

成果が伸びずお困りの方、出稿を検討している方、ぜひ弊社にご相談ください!

この記事を書いた人

超シンプルに一目惚れで入社。入社2ヶ月で編集長に就任し、Infinity-Agent Labを軌道に乗せました♪(←自慢です。笑)編集長の経験から、各媒体の最新情報のキャッチアップの早さには自信があります。生粋のEXILEオタクです!

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