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【受注したら知りたい】LP制作の流れと依頼方法

更新日:2021年09月08日

【受注したら知りたい】LP制作の流れと依頼方法

※この記事は2021年9月8日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

広告に欠かせないLPですが、実際に制作する際はどのような流れで進行していくのでしょうか?

制作を外部発注する場合でも抑えておきたい制作の流れを簡単にを紹介します。

1.LP制作の流れ


まずはじめに、LP制作の流れから見ていきましょう。

1-1.戦略設計

LPを制作する際まず最初にやるべきことは、販売する商品やサービスは何かを明確にし、それはどのような商品やサービスかを知ることです。

その上で商品やサービスは誰に向けて販売するかといったターゲティングを行います。LPの主な集客元は広告となるため、広告からLPを訪れるユーザーを購入やお問い合わせに導くには、その顧客が「何を求めているか」「どのような悩みを抱えているか」を把握しておくことが重要です。

顧客の抱えている悩みを把握しなければ、商品やサービスに対し信頼や共感を得られないLPとなってしまう恐れがあります。

ターゲティングをする際によく使用されるのがペルソナ設計です。ペルソナは顧客を代表とする仮説の人物であり、年齢、性別、職業、収入、趣味、家族構成といった項目を細かく設定していきます。

ペルソナを設定することによって、顧客視点で物事を考えることができ、LPを制作する際のストーリー設計やデザインの方向性を決める際に迷いが生じにくくなります。

1-2.情報整理(LPの内容)

戦略設計でターゲットとなる顧客層を明確にしたら、次に決めるのが情報整理(LPの内容)となります。

情報整理では、LPに掲載するキャッチコピーの作成や配置コンテンツの決定、ワイヤーフレーム(構成案)の作成を行っていきます。

LPは商品やサービスを購入することで得られるメリットを伝えることも重要ですが、それ以上に重要なのは商品やサービスを使用することによって得られるベネフィット(未来の姿)です。そのため、キャッチコピーではベネフィトを伝えられるものにするとよいでしょう。

例として、サプリメントなどの健康商材の場合は、メリットとベネフィットは以下のようになるはずです。

メリット

その商品を使用することで健康になる

ベネフィット

健康になることにより、色んな場所に旅行に行ける、ハツラツと働ける

多くの顧客は健康になることをゴールとしているわけではなく、健康になることによる未来の自分の姿を求めています。そのため、商品やサービスを使用したメリットを訴求するよりも、顧客の未来の姿を想像させてあげるほうが有効なのです。

また、ワイヤーフレーム(構成案)の作成についても、顧客へのベネフィットを訴求できるストーリー構成にすることが重要です。LPは上から下に読み進めるため、上から順に顧客のベネフィットが伝わるように設計を行います。そのストーリーを元に配置コンテンツの内容を考えてきます。

1-3.デザイン制作

ワイヤーフレームが完成し、コピーやコンテンツが確定したら、いよいよデザインに入ります。

デザインに入る前にコピーやコンテンツなどは決めておくのが通常ですので、デザインに入ると場所によっては修正がしづらくなって後期が長くなってしまうため、コピーやコンテンツ内容の修正がある場合はワイヤーフレーム作成時に伝えましょう。

また、デザインについてはターゲット層に合ったデザインにすることが重要です。

例えば、女性向けの化粧品が商材だとして紺色の背景にゴールドも文字色の場合、顧客は自分のための商品だと感じますか?法人向けの保険商材だとして、パステルカラーの丸いイメージがたくさんあるデザインの場合、顧客は自分のためのサービスだと思いますか?

その点で、デザインはLPにとって特に重要な工程となります。

1-4.コーディング開発

デザインを作成したら、次の工程では実際にインターネット上に公開するためのコーディング開発という作業に移ります。

一般的には、HTMLというWeb言語をベースにコーディングしていきます。

LPをコーディングする際の懸念としては、コーディングの仕方によっては顧客の画面にLPが表示される際のスピードが遅い場合、広告媒体によっては質が低いLPとみなされてしまい、広告表示の優先度が低くなってしまいます。

そのため、納品前に表示スピード検証ツール(GoogleSpeed Insightなど)で、スピードを検証することをおすすめします。

もし、検証ツールで点数が低くなってしまった場合は画像の質やWEBフォントを使用しないなどの改善をしていく必要があります。

1-5.運用・検証・改善

以上の工程が完了することでLPがブラウザ上に表示されるようになりますが、LPは公開して終了ではなく公開してからがスタートですので、LPを公開してから検証し、仮設を立て改善をしていくと行った工程が必要となります。

2.LP制作の依頼方法


続いて、LP制作の依頼方法です。

2-1.販売する商品やサービスの基本情報を伝える

商品概要の他、商品やサービスを実際にユーザーが使用・利用するまでの流れや商品やサービスの強みなども共有することで、商品やサービスへの理解が深まりワイヤーフレームを作成する際にイメージが湧きやすくなります。

2-2.販売する商品やサービスの競合他社を共有する

ベンチマークとなるサイトやLPの情報と一緒に、各LPやサイトの特にどこらへんが良いか悪いかといった情報も共有すると認識のズレがなくなります。

2-3.ターゲット層を共有し、デザインやトンマナなどの方向性を決める

ターゲットを設定が完了している場合、制作担当に伝えましょう。

また、広告に出向する際のターゲット属性など決まっている場合は制作担当に共有することで、バナーやTDとのズレを回避でき、結果的にCPA向上に貢献できます。

2-4.サーバーやドメイン情報などの情報を共有する

LPにユーザーがアクセスするには指定のサーバー(LPのファイルを置く場所)にアップし、ドメイン(LPの表示先住所)を指定する必要があります。

また、お客様によっては自社でアップすることもあるので、納品形態についてもお客様にヒアリングし、制作サイドに共有する必要があります。

3.まとめ

いかがでしたか?

外部や社内問わずLPの制作を依頼する際は、共有する情報の抜け漏れがないかを制作担当に事前に確認することで、スムーズに納品が完了します。

また、重要なのはLP制作して終わりではなく、効果検証し改善を図っていくことが重要です。

LP制作でお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください!

この記事を書いた人

1児の子持ちWEBディレクター。一時はWEB業界から離れるも、やはりITが好きだとわかり入社を決意。得意領域はスピード作業。年の割に体が柔らかいのが自慢です。

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