昨今のトレンドである動画広告という言葉を耳にする機会が非常に増えたかと思います。
ただ、実際にそれを戦略に組み込み、戦術に落とし込んで広告施策に活用出来ている企業様は非常に少ないのが現実です。
厳密な数値としてお出しする事は難しいのですが、筆者も様々な企業様とお取組みをする中で動画?結局ブランディングでしょ。という内容のイメージを持たれている方が非常に多いなと痛感しています。
以前、別の記事にて今後のデジタルマーケティングの市場においてミッドファネル戦略について記述をさせていただきました。
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そこでも、少し言及させていただきましたが今回の内容は派生する形で広告プロダクトの動画施策に着目し何故トレンドが伸びているのか?何が世間一般がイメージする動画と違うのか。という点について説明したいと思います。
1. 何故、「動画」のクリエイティブが注目を得ているのか。
弊社の見解としては2つの側面があると考えています。まず1つ目にYouTubeなどを筆頭に動画そのものが生活の一部としてプラットフォーム化しつつあり、5Gなどの通信インフラも進化してきている点です。
例えば、YouTubeに関しては月間6200万人以上(媒体情報参照)の方が利用をされており、日本のインターネット活用ユーザー18歳~64歳の80%以上がアクティブに利用しているという統計データもGoogleから発表されています。老若男女問わず様々な方々の当たり前になってきているという事がデータとして発表されています。
そして、上記に通じる内容として2つ目に顧客行動(カスタマージャーニー)の一部になってきているという点です。動画コンテンツは商品設定や意思決定の際の情報ソースとして好まれるようになりました。従来のユーザーの1つの消費行動に対する意思決定の導線の中に従来ではシンプルに興味を持ち→検索行動を行い→意思決定(購入)の流れでした。
しかしながら、インターネットファーストの時代、すなわち情報過多の時代となり情報が混在している中でより短い時間の中で質の高い有責な情報を得たいという動きが活発化し、情報収集手段として動画というものが注目を帯びています。
とあるデータでは1分の動画の中で認識できる情報量はWebページ換算で3600ページ分という調査結果もあります。
参照:映像の持つ力とは ー PROFILE
相手に何かを伝えるという手段の中で、有益な情報を手短にしっかりと伝えるという観点においては、静的なバナーやテキストではなく動画の方が有益であるという点には納得がいくかと存じます。ただその中で、広告という点に着目をした際にどうなのか?という点については次の項目で言及したいと思います。
2.「広告」というプラットフォーム上の動画とは?
通常で流れている動画と広告で流れている動画の決定的な違いは、ユーザーに”見つけてもらう”という相手主体のものでなく、“伝えたい人に届ける”ことのできるものです。
広告ではオーディエンスデータやリマーケティングなどのターゲティング要素で、面ではなく“人”を対象にした配信が可能であるので、この点が通常で流れている動画で従来の固定概念としてあるブランディングなどの認識の側面でなく、より興味があって購入検討している層へと届ける事のできる獲得寄りの施策となる訳です。
3.まとめ
いかがでしたか?
今回の内容は初歩的な内容ではあり恐縮ですが、動画のプロダクトもかなり注目を帯びているという点と冒頭に戦略として重要視したミッドファネルへの、最適なアプローチ戦術として効果的な施策へと変容する可能性がある旨を説明させていただきました。
今後は、各媒体YouTube広告やFacebook広告×動画など、各プラットフォーム毎のTipsもまとめていく予定ですので是非楽しみにお待ちして頂ければと思います!