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Googleショッピング広告とは?費用・単価から無料枠まで解説

更新日:2023年08月15日

Googleショッピング広告とは?費用・単価から無料枠まで解説

※この記事は2023年8月15日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

ECサイトの需要が伸びる中、競合の参入も増え競争が激しくなる傾向にあります。

ECサイト運営の広告費用の高騰や、思うように売り上げが伸びないとお悩みではないですか?

そんな中ECサイトに特化した費用対効果の高い広告としてGoogleショッピング広告が注目されています。

本記事ではGoogleショッピング広告の概要とメリット・デメリットに加え、無料枠も紹介しています。成功のためのコツも解説しているので最後まで読んでみてください!

1.Googleショッピング広告とは?

ECサイトの市場規模は19.4兆円に拡大しています。ここ4年は毎年5~6%以上拡大しており、この傾向はますます強くなるでしょう。

特に小売店のEC化は4割を超える商材も出てきており、需要の拡大にあわせて競争も激化する傾向がみられます。

画像参考:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました ― 経済産業省

ECサイトにとって、ネット広告は大事な戦略の1つですが、Googleショッピング広告とは、小売店・ECサイトに特化したGoogleの広告メニューです。

実際に商品を掲載する必要があるため、ECサイト以外では使用できないという特徴があり、詳しく後述しますが単価も他の広告よりも安い傾向にあります。

また通常のリスト広告はテキストがメインなのに対し、Googleショッピング広告はテキストに加え、画像や価格や色まで紹介できます。

たとえばユーザーがTシャツ 赤で検索するとそれにあわせた商品が表示されます。色まで指定していることで、より購買意欲の高いユーザーが検索していると考えられます。

画像参考:21年8月9日検索サンプル(赤枠が広告表示枠)

2.Googleショッピング広告の費用は?無料枠とは?

Googleショッピング広告の課金方法と無料枠に関して解説します。

2-1.Googleショッピング広告の課金方法と単価相場

Googleショッピング広告の課金方法は、シンプルにクリックした分にだけ費用が発生するPPC(Pay Per Click)式です。

クリック単価は希望額を入札するオークション形式です。1円から入札できますが極端に低い金額では表示されなくなるため、調整が必要です。

Googleショッピング広告のクリック単価は約10〜30円です。テキスト検索広告に比べて安くなっています。

業種や商品で相場は変わるので1つの目安ですが、全体的に単価が安目なのは出稿が煩雑で競合が少ないことが理由として挙げられます。

2-2.Googleショッピング広告の無料枠とは?

2020年10月から日本でも始まったのが、Googleの無料商品リスティングサービスです。費用が掛からないことはもちろんですが、掲載に細かな規定があり、競合が激化していないため狙い目です。


画像参考:ショッピングタブの無料リスティング ― Google広告

主に3種類あります。

ショッピングタブ

ユーザーがより多くの商品を見ることができるようにしたのがこのサービスです。

有料リスティングは引き続き上部の広告スロットに表示されますが、ショッピングタブの無料リスティング枠に商品が掲載されます。

Googleがユーザーファーストだけでなく、パンデミックなどで売り上げの落ちているECサイトへの支援としてリリースしたと言われています。特に広告費用の少ないECサイトは利用しない手はないですね。

画像参考:ショッピングタブの無料リスティング ― Google広告

Google検索

通常のGoogle検索で表示されます。ユーザーがより視覚的に判断できるように、ファッションとアクセサリーのカテゴリの商品は、画像、タイトル、ブランド、評価などの商品情報を含む内容が表示できます。

画像参考:無料商品リスティングの種類 ― Google Merchant Center Help

Google画像検索

Googleの画像検索で商品やブランドを検索すると表示されます。アノテーション(注釈ラベル)がついた画像が表示されることがありますが、これは画像の商品を購入できることを示します。

画像参考:無料商品リスティングの種類 ― Google Merchant Center Help

3.Googleショッピング広告のメリット

ここではGoogleショッピング広告のメリットを紹介します。

3-1.掲載枠が上にある

Googleショッピング広告は通常の検索広告よりも上に表示されます。

パソコン検索の場合よりも、スマートフォンでの場合、ファーストビューでの占有率がより高く閲覧される機会が増えます。

Googleの検索結果ページでは以下の順番で表示されます。

ショッピング広告→テキスト広告→自然検索

さらに画像付きでトップに掲示されるため、テキスト広告に比べて有利なことがわかります。

3-2.コンバージョン率が高い

ユーザーは商品の画像、値段まで確認してから商品をクリックします。購買意欲が高いユーザーのみが実際にクリックし、自社サイトへ遷移するためコンバージョン率が高くなります。

また商品の情報をある程度確認した興味のあるユーザーのみがクリックする傾向が高いため、無駄なユーザーがクリックしにくいという、クリック課金システムにとって大きなメリットもあります。

3-3.単価相場が安い

Googleショッピング広告のメリットの1つが、単価が相場よりも安いことが挙げられます。

ECサイトのみが利用できることに加え、通常のテキスト式の検索広告よりも設定や仕様が複雑で参入障壁が高く、まだ競合が少ないためです。

3-4. Amazonや楽天市場の評品も掲載が可能

自社ECサイトに限らず、各社ショッピングモールでの掲載もできます。

掲載可能なショッピングモールは以下の通りです。

・Amazon
・楽天市場
・Yahoo!ショッピング
・Qoo10
・LOHACO
・au PAYマーケット

ただし、Googleショッピング広告に掲載するための画像サイズなどの条件を確認し、合わせる必要があります。

4. Googleショッピング広告デメリット

Googleショッピング広告のデメリットを紹介します。

4-1.手間がかかり、管理にも時間が掛かる

Googleショッピング広告のデメリットは手続きに時間が掛かることです。検索広告のように広告文だけでなく、商品の画像やデータをまとめてGoogle Merchant Centerにアップする必要があります。

また細かな仕様や規定も揃える必要があるため、商品が多い場合はその分担当者の工数が取られます。

随時在庫状況にあわせて商品データを更新していない場合は、審査落ちする可能性もあるため、商品が多い場合は専属の管理者が必要です。

4-2.キーワード別の入札設定ができない

Googleショッピング広告は商品ページとフィード情報から、Googleが解析して自動で配信されます。

Google解析による最適化で運用は楽ですが、キーワード別に入札単価を設定することができません。

5. Googleショッピング広告を成功させる5つのコツ

成功させるためのコツを紹介します。

5-1.フィード情報を細かく設定する

商品の情報をフィードに詳細に入れましょう。

よりターゲットに近いユーザーにマッチした商品を表示させることができます。

フィード内に商品名だけでなく、color(色)、brand(ブランド名)、size(サイズ)の列をそれぞれ追加して情報をいれます。

細かく検索したユーザーにマッチした商品が表示される可能性が高くなり、より購買意欲の高いユーザーにリーチしやすいです。

5-2.画像を工夫する

Googleショッピング広告は画像の第一印象が大事です。

インターネットの検索ユーザーは、一瞬で判断をしてクリックするかどうかを決めます。画像が魅力的であること、人物に持たせてサイズ感や使用感を伝えるのも有効です。

5-3.情報を常に更新する

フィード内の情報を常にアップデートしましょう。

在庫ありの表示でクリックしたユーザーが、サイトへ遷移した後で在庫切れを見つけた場合は即離脱するだけでなく、ショップへ不信感を持ってしまいます。

またクリック課金型なので、在庫切れをクリックされることで無駄な広告費を支払うことになります。

5-4.有料広告と無料リスティングを組み合わせる

Google公式によるとGoogleショッピング広告と無料リスティングの組み合わせで、平均クリック数50%以上、インプレッション数100%増加しているそうです。

トライアンドエラーで、最適な組み合わせを探すことをおすすめします。

画像参考:ショッピングタブの無料リスティング ― Google広告

5-5.除外キーワードを設定する

Googleショッピング広告ではキーワード設定や、掲載先を選ぶことはできませんが、除外キーワードが設定できます。

自社の過去の計測から把握している購入率の低いキーワードを除外設定することで、余計な課金が発生しなくなります。

6.まとめ

いかがでしたか?

Googleショッピング広告に関するアウトラインおよび、メリット・デメリットを紹介しました。

ネット広告の費用が高騰する中で、Googleショッピング広告は比較的安価で、無料リスティングと組み合わせることで費用対効果が高くなる可能性があります。

記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

この記事を書いた人

変化に負けない男になることを目標に入社を決意。 得意なSNS発信(インスタとTwitter)での経験を活かしInstagramアカウントの運営を務めています! 趣味は海外一人旅、新しい人との出会いが大好きで象を操れるのが自慢です!

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