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【最新版】Facebook広告のターゲティングについてを解説!

更新日:2023年08月15日

【最新版】Facebook広告のターゲティングについてを解説!

Facebook広告のターゲティングについて詳しくご存知ですか?Facebook広告を利用する際は、最適なターゲティング方法を選ぶことが大切です。

目的に合わせてターゲティングを設定することで、思い描いているユーザー層に効果的にアプローチできます。
この記事では、Facebook広告で選択できる3つのターゲティング方法やポイントについて解説します。

本記事を読了することで、どのターゲティングを設定するべきなのか明確になり、Facebook広告の効果を最大限に発揮できるようになるでしょう。

1.Facebook広告について

Facebook広告のターゲティングについて詳しく解説する前に、以下の項目について触れておきましょう。

  • Facebook広告の特徴
  • Facebook広告の構成
  • Facebook広告の配信面

Facebook広告の概要についてそれぞれ詳しく解説します。

1−1.Facebook広告の特徴

Facebookは国内において2,600万人以上の利用者がいます。
世界では19億3,000万人以上の利用者がいるため、TwitterやTikTokなどと同じように多くのユーザーに利用されているSNSのひとつです。

利用者層としては20〜40代が特に多く、ビジネスの現場で活躍している方が多数います。
したがって、Facebook広告は他の広告手法と比べると、経済的に余裕のある世代へのアプローチに効果的です。

ターゲティングの精度が高いことも特徴なので、商材と相性の良いユーザーに情報を届けることができれば高確率でアクションを起こしてもらえるでしょう。
参考:フェイスブック ジャパン長谷川代表が語る「退任の真意」–独占ロングインタビュー| CNET Japan

1−2.Facebook広告の構成

Facebook広告では、以下のような構成になっています。

キャンペーンでは、広告配信の目的を設定します。
目的の設定時には、Facebookでデフォルト設定されたもののなかから適切なのもの選択しましょう。下記の中から目的を選択することが可能です。

「広告セット」は、配信方法について設定を行う階層です。ターゲティングの設定についても広告セットで行う必要があります。
また、予算やスケジュール、配信面についても広告セットでの設定が求められます。

 

「広告」は、ユーザーやターゲット層に向けて表示される項目です。主にテキストやCTA、画像・動画についての設定を行います。
広告の成果はクリエイティブのクオリティによって大きく変わるため、ターゲティングなどの設定と同様に重要な項目です。

1−3.Facebook広告の配信面

Facebook広告では、配信面を多く取り揃えていることが特徴の1つです。Facebookのニュースフィードやストーリーズなどに広告を配信できます。
Fecebookに関連した場所だけでなく、Instagramやmessengerにも広告を配信可能です。

Facebookと連携している外部のアプリも広告配信面として用意されているので、自社に合った場所を選択しましょう。
また、 近年話題になっているVR・AR上での広告表示も提供し始めています。

適切なターゲティングと配信面を網羅すれば、広告による効果は向上していく可能性が高いので、配信面についても把握しておくことがおすすめです。

2.Facebook広告のターゲティング

Facebook広告のターゲティングとして以下の3つが挙げられます。

  • コアオーディエンス
  • カスタムオーディエンス
  • 類似オーディエンス

それぞれのターゲティングについて熟知して広告配信に活かしていきましょう。

2−1.コアオーディエンス


コアオーディエンスは、自由に設定できる項目が多いターゲティング方法です。
地域や年齢などを設定できる基本的な設定と合わせて「詳細ターゲティング」も利用できます。

「詳細ターゲティング」を活用すると、興味関心や行動を元にターゲティング設定が可能です。また、コアオーディエンスを利用する際は「つながり」の設定を施すこともおすすめです。
「つながり」の設定をすることで、自社Facebookアカウントの投稿に対してアクションを起こしたユーザーにアプローチしやすくなります。

過去に「いいね!」をしてくれた相手に広告を配信すれば、高確率で反応を示してくれるでしょう。

2−2.カスタムオーディエンス

アクションを起こしたユーザーに再度リーチできる手法を「カスタムオーディエンス」と呼びます。「過去サイトに訪問してきたことがあるユーザー」や「アカウントや投稿にいいね!などの何らかのアクションを起こしたユーザー」など、ターゲットを指定することが可能です。

このカスタムオーディエンスではオーディエンスを1日~最大180日まで設定することができます。
180日にすると、「最大で180日前に自社サイトに訪問した、またはアカウントに対して何らかのアクションを起こしたユーザーに広告を配信する」ということになります。
サイトを訪問したことがなく、また何もアクションをおこしていないユーザーに比べれば申し込みしてくれる確度は高そうですが、月日にすると「約半年前」に何らかのアクションを起こしたユーザーになります。

もう既に他のサービスで申し込みをし興味がなくなっていることも考えられますが、申し込みを忘れていて広告を見たことにより思い出すなんて可能性も考えられます。
そのため日数の設定は、

・商材
・リストのユーザー数
・CVポイント

の3つで判断をするといいでしょう。
検討期間が長い商材でも、CVポイントを「オンライン相談」にすれば申し込みのハードルが低くなるため、日数を短くしても問題ないでしょう。
一般的には日数が短いほど確度の高いユーザーである可能性が高いため、90日から試していき、60日、30日と検証していくことをおすすめします。
ですが、ニッチな商材になると日数を狭めていくことで対象となるユーザーのリスト数が少なくなり、Facebook広告の強みである機械学習がうまく働かなくなることも考えられます。
様々な要素を鑑みたうえで日数の設定することが必要になります。

また、CRMシステムやメールアドレスなど、連絡リストをアップロードすることで活用可能です。
オフラインでやりとりした相手にリーチできる「オフラインアクティビティ」やWebページに訪問した相手を追跡できる「ウェブサイトトラフィック」などを駆使して、成果を最大限に引き出しましょう。

2−3.類似オーディエンス


類似オーディエンスは、カスタムオーディエンスと類似したユーザーに向けて配信できる手法のことです。
カスタムオーディエンスは、すでに自社に興味を持っているユーザーへアプローチをしますが、類似オーディエンスは興味を持っているユーザーと似たユーザーを割り出して、配信することが特徴です。

類似オーディエンスを作成する際、類似オーディエンスのサイズ(濃度)を1%~10%まで指定することが可能です。
サイズが大きくなるほどリーチ数が増加しますが、類似度が下がってしまいます。
反対に、サイズが小さいほど類似度は高くなっていくため、まずは1%から作成し検証していくことを推奨しています。

優良顧客の新規開拓を行う際に有用なターゲティング手法だといえます。
下記の記事でもっと詳しく解説しているため、是非参考にしていただければと存じます。

3.Facebook広告でターゲティングを選ぶ基準

Facebook広告でターゲティングを選ぶ際は以下のような基準を元にしましょう。

  • 認知度の向上
  • リマインド
  • 店舗への来店
  • 新規ユーザーへのアプローチ

4つの基準についてそれぞれ詳しく解説します。

3−1.認知度の向上

認知度の向上を図りたい場合、細かな設定で配信できる「コアオーディエンス」がおすすめです。
先述したように、コアオーディエンスでは基本的な設定にプラスして、詳細ターゲティングも活用できます。

また「and・or」の項目を設定することで、ターゲットをさらに絞って広告を配信できるため、訴求を行いたい相手にピンポイントで広告を配信可能です。

3−2.リマインド

リマインドを目的としてFacebook広告を使用する場合「カスタムオーディエンス」が最適です。
カスタムオーディエンスでは、すでに自社の商材に対して興味を持ってアクションを起こした相手にアプローチできます。

カゴ落ちしてしまったユーザーに対してアプローチすることや、リピート率の向上を目的にしている場合は利用を検討してみましょう。

3−3.店舗への来店

実店舗への来店を増やすことが目的である場合「カスタムオーディエンス」と「コアオーディエンス」の併用が効果的です。
カスタムオーディエンスで既存顧客にアプローチしつつ、コアオーディエンスで細かい設定を変えて配信を行いましょう。

コアオーディエンスでは、地域でターゲットを絞ることで、実店舗付近のユーザーに効果的に訴求できます。

3−4.新規ユーザーへのアプローチ

新規ユーザーへのアプローチをしコンバージョン数を増加させたい場合は、ユーザーに近い特徴を持った相手に配信できる「類似オーディエンス」が推奨されます。
すでにアクションを起こしたユーザーと、同じような特徴を持つ相手にアプローチできることが類似オーディエンスの特徴です。

他のターゲティングよりも、今までにアクションを起こしていないユーザーにアクションを起こしてもらえる確率は高くなります。
広告のクリック率や自サイトの訪問者数の向上を目指す場合は、類似オーディエンスを活用しましょう。

4.Facebook広告のターゲティング設定時のポイント

Facebook広告のターゲティングを設定する際のポイントとして、以下の4つが挙げられます。

  • 配信結果を参考にしながら調整する
  • 複数のオーディエンスを設定する
  • 同じようなターゲティングは並行利用しない
  • 広告配信の目的を明確にする

それぞれのポイントについて把握して、適切なターゲティング設定を行いましょう。

4−1.配信結果を参考にしながら調整する

Facebook広告でターゲティングの設定を行う場合、配信結果を参考にしながら調整を行い、適切な状態に寄せていくことが大切です。

最初から条件を細かくしすぎると、配信対象が減るため機械学習が効率的に進まないことがあります。

ターゲティングの設定をする際は、基本的に予想に基づいて行う必要があるため、初回から100%適切な設定をすることは困難です。
配信結果を見ながら、徐々に設定を変更していきましょう。

4−2.複数のオーディエンスを設定する

Facebook広告の利用時には、複数のオーディエンスを設定して配信を行うこともポイントの1つです。
広告の配信後、予定していたターゲットとは違うユーザーに訴求が響くこともあるので、複数の設定を施しておけば適切なターゲティングを素早く知れます。

1つのターゲティングの成果がしりすぼみしても、他の設定でコンバージョンを補えるメリットもあるので、なるべく複数の設定をしておきましょう。

4−3.同じようなターゲティングは並行利用しない

Facebook広告を利用する際、複数のオーディエンスを設定することは問題ないですが、似たターゲティングの並行利用は避けることが推奨されます。

自社でターゲティング内容が被ると「一方の広告ばかりがクリックされる」などのトラブルが起こる可能性があるからです。

広告にかけた費用が無駄になってしまう可能性もあるため、なるべく異なる設定をするように心がけてみてください。

4−4.広告配信の目的を明確にする

広告配信をすることでどんな効果を得たいのか明確にし、適切なターゲティングを選択することが大切です。

先述した「ターゲティング設定を選ぶ基準」について確認して、広告を配信する目的を策定してみてください。
「再来訪はカスタムオーディエンス」「潜在優良顧客の発掘には類似オーディエンス」というように使い分けて効果を最大限に発揮させていきましょう。

5.Facebook広告でターゲティングの設定以外に成果を出すコツ

Facebook広告ではターゲティング以外にも、下記のコツを念頭に入れることが大切です。

  • 競合の調査
  • ABテストの実施
  • クリエイティブの刷新

5−1.競合の調査

Facebookでは、アプリやサービス内で掲載されている広告を検索して閲覧できる「広告ライブラリ」という機能があります。

他社のクリエティブについて確認できるので、広告配信時には広告ライブラリを利用して競合の調査を行うことがおすすめです。
自社と似た商材を扱っている企業の広告内容について確認し、良いところは参考にして盛り込んでいきましょう。

なお、広告ライブラリは誰でも無料で確認できますが、ギャンブルやアルコールに関する情報については、Facebookへのログインが必要です。

ログインしていたとしても、閲覧するには年齢制限が設けられているので注意してください。

5−2.A/Bテストの実施

広告を実際に配信した後は、放置するのではなくA/Bテストを実施することが大切です。
A/Bテストを行うと、クリエイティブやオーディエンスの設定が適切に行えているのか分かります。

たとえ広告配信後に効果があったとしても、流行の変化などで成果に影響が発生する可能性は捨てきれません。したがって、より効果の出る方法を常に模索し続けることが重要になります。

Facebookでは、広告マネージャーのパワーエディタからA/Bテストの機能を設定可能です。

5−3.クリエイティブの刷新

広告による効果は時期によっても変動します。

季節的なイベントなどに合わせてクリエイティブを一定の期間で刷新することも大切です。

競合の調査やA/Bテストによって得た知見をもとに、他のクリエイティブも試してみましょう。
色味やテキスト内容を少し変えるだけでも広告の効果は大きく変わることがあります。

「ハロー効果」や「スノッブ効果」など、心理学的なテクニックも含めたクリエイティブを作成すると効果を発揮しやすくなります。

6.まとめ

いかがでしたか?

Facebook広告の効果を最大限に引き出すには、ターゲティングについて理解を深めておくことが大切です。
全部で3つのターゲティング設定があるので、広告配信の目的に合わせて使い分けてみてください。

広告配信時には、目的の明確化やターゲティングの複数設定を行うことが求められます。
また、Facebook広告を活用する際は、ターゲティング以外にも競合の調査やABテストの実施などを行い、さらに成果を上げていくことがおすすめです。

1つの設定だけにこだわらず、常に新しい方法を模索していきましょう。

この記事を書いた人

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