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カスタムプロダクトページ(CPP)とは?設定方法からASAの効果を最大化する活用術まで解説

更新日:2026年02月20日

カスタムプロダクトページ(CPP)とは?設定方法からASAの効果を最大化する活用術まで解説

アプリのインストール率が伸び悩んでいませんか?
「広告費をかけても、ストアページで離脱されてしまう」という課題は、多くの運用担当者が直面する壁です。

この課題を解決する鍵が、Appleが提供する「カスタムプロダクトページ(CPP)」です。

本記事では、
CPPの基礎からASA(Apple Search Ads)での高度な運用術まで、実務に直結するノウハウを紹介します。

この設定・改善に不安がある場合は、当社の無料マーケティング診断をご活用ください。

1. カスタムプロダクトページの基本知識

まずは、CPPの定義と混同されやすい類似機能との違いを整理しましょう。

1-1. CPPとは?

※画像引用(出典:https://ads.apple.com/jp/app-store/help/ads/0077-create-ad-variations)

カスタムプロダクトページ(CPP)とは、
App Store上のアプリ詳細ページを、特定のユーザーや流入元に合わせて最大35パターン作成できる機能です。

従来、App Storeのページは「全ユーザー共通の1枚」しか持てませんでした。

しかし、CPPを活用すれば、ターゲットごとにスクリーンショットやテキストを出し分けることができ、ユーザーのニーズに直撃する訴求が可能になります。各ページには固有のURLが発行されるため、外部広告のランディングページ(LP)としても活用できるのが特徴です。

CPPの概要を基本からしっかり整理したい方は、当社の関連記事もあわせてご確認ください。
導入のメリットからASAの効果を最大化させるコツまで、実務に役立つ情報をより詳しく解説しています。

1-2. 混同注意!PPOとの違い

CPPと非常によく似た機能として「プロダクトページ最適化(PPO)」が挙げられます。
しかし、その役割は明確に異なります。

■ PPO(Product Page Optimization)

※画像引用(出典:https://developer.apple.com/jp/app-store/product-page-optimization/

デフォルト(全公開)のプロダクトページ上でA/Bテストを行い、
最もパフォーマンスの良い要素を特定するためのツールです。

自然検索(オーガニック)での流入を含む、すべてのユーザーがテスト対象となります。

■ CPP(Custom Product Pages)

特定のURLやASAの広告グループから流入したユーザーにのみ、専用のページを表示させる機能です。
デフォルトのページには影響を与えません。

「全体のベースラインを底上げしたいならPPO」、「特定のキーワードや広告の効果を高めたいならCPP」
というように、目的に応じて使い分けてみましょう。

2. CPPでカスタマイズ可能なコンポーネント

CPPでは、アプリの顔となる主要な要素を自由に組み替えることができます。

2-1. プロモーション用テキストの戦略的活用

プロモーション用テキストは、
ストアページ上部に表示される最大170文字の説明文です。

この項目は、アプリのアップデートを待たずにいつでも更新できる数少ない要素の一つです。

CPPごとにテキストを書き分けることで、「期間限定キャンペーン」や「特定の機能紹介」を強調できます。

ASAで特定のキーワードを狙う際、そのキーワードを含めた文章にすることで、
ユーザーに「探していたのはこれだ」という直感的な納得感を与えられるかもしれません。

2-2. スクリーンショットによる「視覚的」な出し分け

スクリーンショットは、ユーザーがインストールを判断する最大の要因です。

CPPでは、最大10枚のスクリーンショットをページごとに設定できます。

例えば、フィットネスアプリにおいて「ダイエット」で検索したユーザーには体重管理画面を先頭に配置し、
「筋トレ」で検索したユーザーにはトレーニング記録を先頭にしたCPPを表示するなどの出し分けが可能です。

ユーザーの興味関心に合わせてビジュアルの順序を入れ替えるだけでも、
CVR(インストール率)に大きな差が出る可能性があります。

2-3. Appプレビュー動画で体験をリッチにする

Appプレビューは、最長30秒の動画クリエイティブです。
静止画では伝わりにくいゲームの操作感やツールの利便性を伝えるのに適しています。

CPPごとに動画の内容を変えることで、コアユーザー向けには「高度な機能」を、
ライトユーザー向けには「操作の簡単さ」をアピールする、といった高度な出し分けが可能になります。

3. CPP導入がもたらす3つのメリット

CPPを活用することは、単に「ページを増やす」こと以上の価値をマーケティングにもたらします。

メリット① 流入元に応じたCVR(インストール率)の向上

ユーザーが広告をクリックした後の「期待」と、着地したページの「内容」を一致させることは、マーケティングの鉄則です。

CPPによってこの「文脈の不一致」を解消できれば、離脱率が下がり、インストール率の向上が期待できます。

メリット② ASA(Apple Search Ads)のROAS最大化

ASAは、ユーザーがストアで検索したキーワードに連動して広告を表示する手法です。
CPPを活用すれば、特定の広告グループ(特定のキーワード群)に対して最適なCPPを紐付けられます。

メリット③ 外部広告(Meta/Google等)からのシームレスな遷移

CPPには個別のURLがあるため、Instagram広告やGoogleアプリキャンペーンの遷移先として設定できます。

■ ディープリンクの活用

CPPのURLをユニバーサルリンク(ディープリンク)と組み合わせることで、特定のバナーをクリックしたユーザーに対し、専用のCPPを表示させ、さらにインストール後のアプリ起動時に「バナーで紹介した特定のコンテンツ」を直接表示させることが可能です。

これにより、認知から体験までの分断を防ぎ、コンバージョンへとスムーズに誘導できます。

4. CPP作成からASA設定までの実務フロー

具体的な設定手順を確認しておきましょう。

4-1. App Store Connectでの作成と審査提出

※画像引用(出典:https://appstoreconnect.apple.com/login
まず、App Store Connectにログインし、以下の手順でページを作成します。

■ 作成ステップ

①「マイApp」から対象のアプリを選択
②  左メニューの「カスタムプロダクトページ」をクリック
③「カスタムプロダクトページを作成」を選択し、任意のページ名を入力
④  デフォルトのページから要素をコピーするか、新規で作成するかを選択
⑤  プロモーション用テキスト、スクリーンショット、Appプレビューを編集
⑥  右上の「審査に提出」をクリック

注意点として、CPPの公開にはAppleの審査が必要です。

アプリ本体の審査とは別で行われますが、通常24〜48時間程度かかるため、余裕を持ったスケジュールで申請してみましょう。

4-2. ASA広告グループへのページ紐付け手順

審査が通過したCPPは、Apple Search Adsの管理画面から広告に適用できます。

■ 紐付けステップ

①  ASA管理画面で対象の「広告グループ」を選択
②「広告」タブをクリックし、「広告を作成」を選択③  審査完了済みのCPPがリストに表示されるので、適用したいパターンを選択
④  保存して配信開始

なお、iOSのバージョンが古いユーザーにはCPPが表示されない場合もあるため、デフォルトのページも常に最適化しておくのがおすすめです。

5. 運用効果を最大化する中級者向けTips

さらに一歩進んだ運用を行うためのノウハウを紹介します。

5-1. 「検索意図」に合わせたビジュアル設計

ユーザーが検索するキーワードの「抽象度」に注目してみましょう。

■ 出し分けの具体例

  • ブランドキーワード(アプリ名など)
    すでにアプリを知っているため、信頼性や最新情報を強調
  • 一般キーワード(例:「家計簿 共有」)
    具体的な「共有機能」にフォーカスした画像を最前面に配置

キーワードを「検索意図」でグルーピングし、それぞれに対応するCPPを用意することが、CPA(獲得単価)を抑制する近道かもしれません。

5-2. アナリティクスによる「質」の評価

CPPの効果はインストール数だけで判断せず、App Store Connectのアナリティクスでさらに深い指標を追ってみましょう。

■ モニタリングすべき指標

CPPごとに、「定着率(維持率)」や「ユーザーあたりの平均利益」を確認できます。どのページから流入したユーザーが最も長くアプリを使い、課金に繋がっているかを分析することで、真の「勝ちクリエイティブ」を特定できます。

5-3. 審査リジェクトを回避するポイント

CPPの審査でリジェクト(拒絶)されないために、以下の点に注意してください。

■ チェックリスト

  • スクリーンショット内にデバイスの枠線が正しく描かれているか
  • アプリ内に存在しない機能を誇張して表現していないか
  • 他者の著作権や商標を侵害する内容が含まれていないか

特に、スクリーンショット内の文言がAppleのガイドラインに抵触する場合があるため、平易で事実に基づいた表現を心がけてみましょう。

6. 【まとめ】戦略的なCPP活用でアプリ成長を加速させる

カスタムプロダクトページは、App Storeにおける「ランディングページ最適化(LPO)」そのものです。

■ 運用のポイント

  • まずは主要な3〜5つのユーザーセグメントに絞って作成する。
  • ASAのキーワードとクリエイティブの「文脈」を合わせる
  • 定期的に数値を分析し、改善のサイクルを回す

一度設定して終わりではありません。
ABテストを繰り返しながら、貴社のアプリにとっての「正解」を見つけていきましょう。

この設定・改善に不安がある場合は、当社の無料マーケティング診断をご活用ください。

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この記事を書いた人

大学3年生から内定者インターンを開始し、2020年にインフィニティエージェント新卒3期生として入社。 約5年半の運用者経験を活かし、現在はチーフ職としてマネジメントも行いながら、新規顧客の開拓やメディア編集長に従事。 冷麺が好きで1週間に何度も食べているという偏食な一面も。

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