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ブランディング広告とは?必要性・メリット・出稿時のポイントを解説

更新日:2024年02月27日

ブランディング広告とは?必要性・メリット・出稿時のポイントを解説

企業のイメージ戦略の1つにブランディング広告があります。
ブランドの認知を高めるための広告ですが、ブランディング広告の必要性やメリット、ポイントを中心に解説します。
企業関係者の方はぜひ参考にしてください。

ブランディング広告とは?

ブランディング広告は企業、あるいは企業が販売する商品やサービスの認知拡大、価値向上を目指すための広告です。
企業のイメージ戦略の一環ともいえます。

これまでのブランディング広告はテレビや新聞、雑誌などのマスメディアに出稿されることが多かったですが、最近はWeb上でのブランディング広告が増えています。

レスポンス広告との違い

ブランディング広告と合わせてよく取り上げられるのがレスポンス広告ですが、ブランディング広告とレスポンス広告では目的が違います。

ブランディング広告の目的は、企業や商品の認知を拡大し、好意的なイメージを持ってもらうことです。

一方、レスポンス広告では、申込みや商品購入をするユーザーの獲得を目指します。
ユーザーからの直接のアクションを求めるということです。

ブランディング広告の必要性

近年、ブランディング広告の必要性が高まっています。

以前は、商品やサービスを売り込む場合、スペックや価格を伝えるだけでも済みました。
しかし、現在はスペックや価格を伝えるだけでは不十分になっています。

商品やサービスの背後にある物語、商品やサービスを購入することで得られる体験や感情も重視するようになっているのです。
それができるのがブランディング広告です。

ブランディング広告のメリット

ブランディング広告を出稿することで、どのようなメリットが得られるのかを考えてみましょう。

ブランドイメージが向上する

ブランディング広告を出稿すれば、ブランドイメージが向上します。
ブランディング広告の目的の1つがブランドの認知拡大ですが、ただ認知してもらうだけではありません。

良いイメージを持ってもらった上でブランドの存在をアピールするのです。「○○なら、この会社に任せてみよう」というイメージが広がれば、ブランディング広告が成功していることになります。

リピーターを獲得できる

ブランドイメージが向上すると、消費者のブランドや商品、サービスへの評価も高まり、繰り返し購入するようになります。リピーターの獲得ということです。

ブランディング広告は、リピーターを獲得するのに有効な手段です。
リピーターが増えれば、売上も伸び、さらに広告費も捻出できます。
それが次のリピーター育成につながるという好循環になるでしょう。

新規顧客も獲得できる

ブランディング広告により、リピーターだけでなく新規顧客も獲得できるようになります。

例えば、このような流れになることもあるでしょう。

ブランディング広告そのものも、ブランドや商品、サービスの認知拡大のきっかけになり、新規顧客の目を惹くこともあります。

広告費を削減できる

ブランディング広告を行い、ブランドや商品、サービスの認知拡大が図れれば、あと少しの努力で売り込みに成功するようになります。広告にかける費用も削減できるでしょう。

ブランディング広告がアピール材料になるので、それ以上の広告は必要最小限で済みます。

ブランディング広告の種類

メリットの多いブランディング広告ですが、様々な種類があります。
順番に紹介しましょう。

テレビ広告


テレビ番組の合間に映し出されるテレビ広告は、テレビ番組のジャンルや時間帯に合わせて出稿するのがポイントです。
露出度の高いテレビ広告は効果も大きくなります。

ラジオ広告


ラジオ広告にはテレビのような露出度はありませんが、地域ごとの特徴をアピールできたり、スポンサーがらみの企画を組み込んだりもできます。

スポンサーがらみの企画では、企業イメージの向上に大いに役立つでしょう。

新聞広告

新聞広告には、掲載するサイズや場所、新聞の種類などによって様々なパターンがあります。

新聞広告のメリットは、文字と写真・イラストを活用しながら、効果的なアピールができることです。
そのため、読者の目を惹きやすいです。

雑誌広告

雑誌の場合、関心や興味によって購読者が分かれているので、ターゲットを絞り込んだ訴求ができます。他のメディア広告よりも照準を定めやすいです。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイト上に表示される画像や動画の広告のことです。
バナー表示されることが多いので、バナー広告ともいいます。

ディスプレイ広告はWebサイトの特徴に合わせた出稿となるので、やはりターゲット層を絞りやすいです。興味関心があるターゲット層にアピールできます。

タクシー広告

タクシーの車外や車内に掲示する広告です。車外ではドアや車体、車内では窓や運転席の後ろなどです。タブレットで表示する広告もあります。

タクシーに乗った乗客は車内で一定時間過ごすので、アピール性の高いブランディグ広告を掲載すると、見てもらえる確率も高まるでしょう。

SNS広告

SNS広告は、Twitter、Instagram、Facebook、LINE、YouTube、TikTokなどに表示される広告で、動画や画像を含みます。

近年、若者を中心にSNSの利用者数が非常に増えているので、SNS広告により、ブランドや商品、サービスの認知も高まりやすいです。

また、SNSには拡散効果もあり、認知拡大がさらに広まることもあります。
さらにSNSの画面になじんだ広告になるので、ユーザーが見ていて違和感や不快感を感じにくいのがメリットです。

ブランディング広告出稿時のポイント

ブランディング広告の種類を見てみましたが、いずれのメディアに出稿するにしても、押さえておきたいポイントがあるので解説しましょう。

自社商品やサービスの強みを把握する

ブランディング広告を出稿するときは、自社商品やサービスに強みを把握しておくことが大事です。

他社商品やサービスにない特徴をアピールして、認知拡大だけでなく、利用メリットも併せて伝えるようにしましょう。

長期的な視点に立って取り組む

ブランディング広告を行ったからといって、すぐに成果が出るわけではありません。
ブランドや商品、サービスを認知してもらい、好意的なイメージを持ってもらうためには一定の期間が必要です。

早くても数ヶ月、長ければ数年単位になり、長期的な視点に立って出稿しなければいけません。

ターゲットに合わせたポジショニングを行う

ブランディング広告を行う上で重要になるのがターゲティングです。
具体的なペルソナを設定し、そのペルソナに合ったポジションで商品やサービスの訴求をする必要があります。

ターゲットが曖昧なままでは、ブランディング広告の方向性も見定めにくくなります。
心に訴えるブランディング広告を作成できないでしょう。

ターゲットが決まれば、具体的なブランディング広告のイメージもわいてきて、優れたコンテンツを作成できます。

ターゲットに合わせた広告媒体を選ぶ

ブランディング広告を出稿する際は、ターゲットに合わせた媒体を選ばなければいけません。
ターゲット層により利用している媒体が違うので、よく考えて出向先を決める必要があります。

出向先の選定が適切でない場合は、自社商品やサービスを必要としていないユーザーに広告が届くことになり、効果的な認知拡大を図りにくくなります。

ブランディング広告の効果測定方法

ブランディング広告を出稿したら、効果を測定する必要がありますが、その方法を紹介しましょう。

ブランドリフト調査

ブランドリフト調査は、ブランディング効果を見た人と見ない人で、企業やブランド認知度や好感度、購買意欲などにどのような差が出ているかを調べる調査法です。

調査はアンケートの実施で行われ、ユーザーからの回答を元に効果を測定します。

サーチリフト調査

サーチリフト調査は、ブランディング広告によって対象キーワードの検索回数にどのような影響があったかを調べる調査法です。

こちらの調査方法は自然検索のデータを元に検索数の伸び率や広告接触ユーザーの検索行動の変化を測定します。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、ブランディング広告について解説しました。

ブランドイメージの向上を通じて、新規顧客の獲得やリピーターの獲得ができます。

ブランディング広告の種類には様々なものがありますので、自社の状況に合わせて効果的な広告を選定して、ブランディング広告を出稿しましょう。

この記事を書いた人

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