
2020年11月10日より、
ついにYahoo!広告において「MCCアカウント」の提供が開始されました!
MCCアカウントは、
すでにGoogle広告で導入されており、
Google広告をご利用の広告主様や広告代理店の方には、
すでにおなじみの機能と言えるでしょう。
本記事では、
MCCアカウントの基本的な内容から、Yahoo!広告におけるMCC移管の方法まで、
初めての方にもわかりやすく丁寧にご説明いたします。
1. MCCアカウントとは?
MCCアカウントとは、
検索広告やディスプレイ広告における複数のアカウントを一元管理できる機能です。
広告主様の企業ごとに複数のアカウントをまとめるための、
最上位の管理単位(エンティティ)が「MCCアカウント」となります。
マイクライアントセンターの略で、単純にMCCと略されて呼ばれることもあります。

MCCアカウントを作成することで、
複数のアカウントをまとめて管理できるため、
各アカウントの権限管理などをシンプルにすることができます。
2. MCCアカウント利用のメリット
MCCアカウントを利用することで得られる2つのメリットについて説明します。
メリット①:アカウント運用の効率化
広告管理ツールであるアカウント一覧画面では、
通常、登録したアカウントが全て表示され、グループ分けを行うことができません。
しかし、
MCCアカウントを利用してアカウントをまとめることで、
広告管理ツール上でMCCアカウントに関連付けられたアカウントのみを表示し、
予算管理や編集を纏めて行うなど、アカウント運用を効率よく行えるようになります。
メリット②:権限管理の簡素化
MCCアカウントのルール利用者に対して、登録更新権限を付与することで、
MCCアカウントは以下の各アカウントの登録と編集が可能になります。
また、
アカウントの入金手続きを行う場合は、管理者権限を付与します。

※画像引用(出典:MCCアカウント利用のメリット- Yahoo!ヘルプ)
3. MCCアカウント作成方法
MCCアカウントの作成方法は以下になります。
① MCCアカウント作成画面にアクセス
※MCCアカウント作成画面で操作を行うには、管理者権限が必要です。
② 任意のMCCアカウント名を入力
(アカウント名は作成後に変更することも可能)
③ 「作成」をクリック
MCCアカウントの作成が完了すると、
登録済みメールアドレス宛てに通知メールが送信されます。
このメールをもって、作成手続きは完了です。
4. アカウント移管時の注意点
便利なMCCアカウントですが、
MCCアカウント自体を他のアカウントへ移管することはできませんので、ご注意ください。
さらに、
MCCアカウントの配下にあるアカウントを、
別のMCCアカウントに移管することもできない仕組み
となっています。
このように聞くと、
アカウントの移管が前提となる広告代理店の方にとっては、
デメリットが大きいと感じるかもしれません。
しかし実は、
MCCアカウント配下にあるアカウントを、
MCCに属さない通常の広告アカウントとして移管することは可能です。
ここまで読んで「どういうこと?」と思われた方も多いかと思いますので、
ぜひ下記の図をご覧いただき、仕組みをご確認ください!
移管可能なパターン
- MCCアカウントに関連しない移管
- MCCアカウント配下からの移管
移管不可能なパターン
- MCCアカウント同士の移管
- MCCアカウントとその配下アカウント全体を移管
- MCCアカウント配下への移管
- MCCアカウント配下からMCCアカウント配下への移管


※画像引用(出典:アカウント移管時の注意点- Yahoo!ヘルプ)
5.まとめ
いかがでしたか?
Yahoo!がMCCアカウントを提供したことで便利になったことは確かですが、
注意点をきちんと認識して運用を行っていきましょう!