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【徹底解説】サイトリンク表示オプションとは?仕組みやメリットを知ろう!

更新日:2023年05月29日

【徹底解説】サイトリンク表示オプションとは?仕組みやメリットを知ろう!

※この記事は2023年5月29日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

リスティング広告の効果をより最大化させる手法に、サイトリンク表示オプションというものが存在します。

GoogleとYahoo!それぞれに用意されており、活用することで広告表示面を広く活用できるため、より認知度拡大やコンバージョン増加が期待できます

サイトリンク表示オプションは、あくまで広告表示させる上でのオプションとなりますが、特に設定に追加費用が発生する訳ではありませんので、設定した方が効果的です。

とはいえ、正しく理解していなければ、たとえサイトリンク表示オプションを活用したとしても効果につなげることはできません。

今回は、サイトリンク表示オプションの概要から設定することのメリットや注意点、効果的な設定方法まで、ポイントを中心に紹介していきます。

サイトリンク表示オプションとは?

そもそもサイトリンク表示オプションとは、リスティング広告のオプションとして活用される広告表示方法のことを指します。

Google広告では「サイトリンク表示オプション」Yahoo!広告では「クイックリンクオプション」と言われます。名称は各媒体ごとで異なりますが、役割や仕様には変わりありません。

通常のリスティング広告の場合、対象のキーワードにて表示される広告枠は、タイトル文と説明文、リンク先URLが1つのみとなりますが、サイトリンク表示オプションを活用することで対象のキーワードにて複数のリンクテキストを追加で表示させることが可能です。

検索キーワード1つを取っても、ユーザーの心理やニーズは様々存在するため、キーワードに対して複数のリンク先を表示させ訴求することで、より自然な流れでユーザーを自社のページに遷移させることができます

なお、サイトリンク表示オプションで表示される枠は、基本的に検索結果の上下の枠となり、ユーザーのデバイスや端末の種類、キャンペーンのタイプなどによっても表示のされ方が異なるため、過去の実績やユーザーの傾向、自社の目的などとあわせて検討していく必要があります。 

サイトリンク表示オプションで押さえておくべき考え方

検索キーワードに対して複数の遷移先を設定できるサイトリンク表示オプションですが、闇雲に何でも設定すればいいという訳ではありません。

例えば、検索キーワードに全く関係のないコンテンツページに遷移させても、離脱を増やすのみで意味がありません。サイトリンク表示オプションは、ユーザーニーズを踏まえて、関連度を意識したリンクを設定することが重要です

また、設定したサイトリンク表示オプションがユーザーにクリックされることで、リスティング広告の広告ランクの評価が高まる可能性もあります。

広告ランクが高まれば、全体的に費用対効果を高めた運用にもつなげやすくなります。

サイトリンク表示オプションの基本的な仕組み

サイトリンク表示オプションは、Google、Yahoo!ともにリスティング広告の管理画面より設定していきます。

設定はアカウントやキャンペーン、広告グループごとに設定が可能ですが、通常のリスティング広告の広告文などの設定と同様に、広告グループよりもキャンペーンにて設定した内容が優先されます。

基本的な仕組みについて解説していきます。

サイトリンク表示オプションの表示は?

サイトリンク表示オプションのPCの場合とSPの場合の表示の違いについて解説していきます。

PCの場合

PCの場合は広告タイトルと説明文の下に表示され、リンクと一緒に説明文についても表示されることがあります。
Google広告の場合は検索結果の1ページ目にて、上記のように表示されます。一方、 Yahoo!広告の場合は検索結果ページの最上部と最下部(下部の広告枠のなかで一番上の枠)に表示され、リンクの説明文も一緒に表示されます。

 

最上部や最下部でない際にはGoogle広告、Yahoo!広告共に上記のようにサイトリンク表示オプションが横1列に並んだ状態で表示されます。この場合はサイトリンクの説明文は表示されません。

SPの場合

スマートフォンの場合は基本的にサイトリンクの説明文は表示されず、リンクのみが縦に並びます。

サイトリンク表示オプションの広告費の仕組みは?

一般的なリスティング広告と同じように、サイトリンク表示オプションもリンクをクリックすると広告費が発生します。

例えばですが、検索結果に出てきた広告をクリックし、サイトに遷移したあと、検索結果に戻りサイトリンク表示オプションを表示をクリックした場合は広告費は2回発生することになります。

ですが、Google広告は1回のインプレッションで広告費が発生するのは2回のクリックまでとされており、Yahoo!広告では無効のクリックになるとのことです。
参考:広告トラフィックに関するポリシー|Yahoo!広告ヘルプ

サイトリンク表示オプションを設定するメリットとは?

続いて、サイトリンク表示オプションを設定するメリットについて紹介していきます。

サイトリンク表示オプションの設定は、リスティング広告の効果を最大化させる上で欠かせない手法となります。

具体的には以下の3つのメリットが挙げられます。

・画面占有率の拡大によるクリックの増加
・広告ランクの向上
・キャンペーンなどの一時的な訴求にも対応可能

それぞれの内容を確認していきましょう。

画面占有率の拡大によるクリックの増加

サイトリンク表示オプションを設定することで、リスティング広告で表示される広告面を通常よりも多く出稿することが可能です。

その結果、対象のキーワードで検索してきたユーザーに対しアプローチ出来る機会が増し、視認性も高まりクリックにつながる可能性が高まります

Web広告にはブランディングの側面と集客・コンバージョンの側面がありますが、多くの企業はいかに自社のホームページへの集客に繋げるかを効果指標とする傾向にあります。

その点、サイトリンク表示オプションによる画面占有率の拡大は、クリック率の向上につながる可能性が高まります。

広告ランクの向上

リスティング広告には、広告ランクと呼ばれる指標が存在します。

この広告ランクは、広告文などの品質スコアと入札を行う上限クリック単価によって決められます。

広告ランクが高ければ、低コストで他社よりも上位に広告が表示され、クリックされる可能性も高まります。

一方で、広告ランクが低ければ、クリック単価が上がってしまい、同じコストでも集客数が少なくなる可能性も高まります。

サイトリンク表示オプションの設定は、この広告ランクを向上させることにもつながります。

クリック単価が抑制され、クリック率も高まれば、結果的に費用対効果を意識した運用にもつなげることが可能です。

キャンペーンなどの一時的な訴求にも対応可能

サイトリンク表示オプションにて設定するURLは、いつでも好きなタイミングで変更することが可能です。

そのため、キャンペーンやイベント企画などの訴求時に、一時的にユーザーに対してアプローチをかけることもできます。

もともと即効性の高いアプローチが可能なリスティング広告ですが、その中でも適宜訴求したい内容によってカスタマイズできる点もサイトリンク表示オプションの魅力の一つです。

サイトリンク表示オプションの設定方法

次に、サイトリンク表示オプションの設定方法について紹介していきます。

サイトリンク表示オプションの設定は、GoogleとYahoo!のリスティング管理画面から設定できます。設定方法については以下の通りとなります。

Google広告のサイトリンク表示オプションの設定方法

①「広告とアセット」から「アセット」を選択
②「アセット」内にある「サイトリンク」をクリック
③「+」を選択
④必要事項を入力し、「保存」をクリック

Yahoo!広告のサイトリンク表示オプションの設定方法

Yahoo!では、サイトリンク表示オプションのことを「クイックリンクオプション」と呼びます。設定方法は下記です。

①「広告」のタブから「広告表示オプション」を選択
②「+広告表示オプション作成」を選択
③「クイックリンクオプション」を選択

④必要事項を入力し、「保存」をクリック

サイトリンク表示オプションを設定する上での注意点

続いて、サイトリンク表示オプションを設定する上での注意点について紹介していきます。

これからサイトリンク表示オプションの設定を検討する場合には、以下の点は注意点として押さえておくと効果的です。

常に表示される訳ではない

サイトリンク表示オプションは、設定したからと言って必ず表示される訳ではありません。先ほどふれた設定方法の後に審査が入り、審査に落ちた場合には表示することができないため、注意が必要です。

また、サイトリンク表示オプションは広告ランクや掲載順位が上位でなければ表示されにくい仕様となっています。

そのため、競合性の高いキーワードや出稿したばかりのアカウント、広告単価が低いなどの場合には、仮に審査をクリアしたとしても表示されない可能性があるため注意が必要です。

このような場合には、まずは広告ランクを高めることに注力していくと効果的です

リンク先のURLの重複には注意が必要

サイトリンク表示オプションでは、複数の設定で同じリンク先のURLを設定している場合には審査に引っかかる可能性が高まります。

この際、アンカーリンクを含むURLやパラメータ付きのURLも同一のURLと見なされる可能性があるため注意が必要です。

訴求したいページが同じであれば、つい複数の広告においてサイトリンク表示オプションの設定をしてしまう傾向にありますが、かえってマイナス影響を与える可能性の方が高いため、設定時には過去の内容を見直し、注意しておく必要があります。

最低設定数を満たす必要がある

サイトリンク表示オプションは、ユーザーのデバイスや端末の種類、キャンペーンのタイプなどによっても表示のされ方が異なるため、設定時には最低設定数が用意されています。

例えば、Google 広告の場合であればパソコン用は2つ以上スマートフォン用は1つ以上Yahoo!広告ではデバイスを問わず2つ以上の設定が必要になります。

各出稿媒体に応じて設定の際に注意しておく必要があります。

サイトリンク表示オプションの効果を高めるポイントとは?

最後に、サイト表示オプションの効果を高めるポイントについて紹介していきます。

サイトリンク表示オプションは、ただ単に設定するだけではなく、以下のポイントをふまえ設定していくことで、より費用対効果を高めた運用につなげることが可能です。

リンクテキストは分かりやすく簡潔に

サイトリンク表示オプションにてリンクテキストに表示できる文字数には限りがあります。

この文字数は出来れば全角で5文字から8文字程度を意識すると効果的です。

リンクテキストに使用する文字数が多くなれば、他のサイトリンクを表示できなくなる可能性も高まります。

多くのリンクテキストを表示させ、且つユーザーに興味を惹いてもらうためには、分かりやすく簡潔に表現したリンクテキストを心掛けると効果的です。

サイトリンクは8つ全て設定

Google広告では、サイトリンクの表示はパソコンで最大6つまでスマートフォンでは最大8つまでに制限されています。

また、その中でクリック数が多いなど効果につながるサイトリンクを優先的に表示しており、且つサイトリンクの配置も定期的に変えています。

そのため、あらかじめ多くのサイトリンクを設定しておき、Google側で最適なものを表示させる手法を取っておけば、自然と効果につながるサイトリンクが表示されます

リンクテキストとあわせ説明文も記載

サイトリンク表示オプションを設定する際には、リンクテキストとあわせて説明文も明記しておくと効果的です。

説明文があれば、リスティング広告で表示される面が広くなり、よりユーザーに訴求しやすくなります。

ユーザーの興味を惹き、クリック率向上につなげる上でも、説明文は設定した方が効果的です。

まとめ

サイトリンク表示オプションは、リスティング広告の効果を最大化させる上で欠かせない追加手法となります。

広告が表示される枠が広くなるため、ユーザーにより訴求しやすくなり、クリック率の向上にもつながります。

ユーザーニーズをふまえたリンクテキストや広告文を明記し、サイトリンク表示オプションを上手く活用していきましょう。

この記事を書いた人

インフィニティエージェントラボ編集部です。 媒体最新の情報やマーケティングコンテンツを更新中です!

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