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【2023年最新版】Amazon広告とは?種類やメリットを徹底解説!

更新日:2023年05月30日

【2023年最新版】Amazon広告とは?種類やメリットを徹底解説!

Amazonは、今や日本国内では欠かせないECプラットフォームです。

日常的に活用するユーザーが多数いるため、Amazon広告を掲載することで商品の認知度を効率的に高めることができます。

ECサイトの運営を行っている方のなかには、Amazon広告について詳しい内容を知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、Amazon広告の概要や種類、メリットなどを詳しく解説するので、どのような物なのか理解を深めたい方はぜひご一読ください。

Amazon広告とは

Amazon広告は、世界最大規模を誇るECプラットフォーム「Amazon」で配信できる広告手法の総称です。数多くの商品が出品されているAmazonにおいて、商品の認知度を素早く向上させるのに効果的です。
画像引用:Amazon Advertising 広告媒体資料|Amazon

国内のメディアサイトランキングでもデスクトップとモバイル共に上位に位置しており、ショッピングサイトならではの特性と、その規模を活かしたプロモーション展開が可能です。

Amazon広告でリーチ出来るターゲット層

Amazon広告の特徴として、様々なターゲット層にリーチ出来ることも魅力の1つです。
画像引用:Amazon Advertising 広告媒体資料|Amazon

利用年齢層を見ると、デスクトップ、モバイル共にどの年齢層もカバーすることが出来ています。
画像引用:Amazon Advertising 広告媒体資料|Amazon

性別については、デスクトップの場合は7割の利用者が男性であり、モバイルの場合は女性が5割以上を占めています。男性に訴求したい場合はデスクトップ、女性に訴求したい場合はモバイルで多く出稿すると良いでしょう。
画像引用:Amazon Advertising 広告媒体資料|Amazon

利用者の世帯年収についても、様々な層をカバーすることが出来ています。
1000万円以上の層もデスクトップとモバイル共に約1割りほどを占めており、高所得者への訴求も可能です。

Amazon広告の種類

Amazon広告には、Amazon内で配信される広告と外部に配信される広告があります。

それぞれ利用できる種類は下記の通りです。

内部広告
・スポンサーディスプレイ広告

・スポンサープロダクト広告
・スポンサーブランド広告
外部広告
・AmazonDSP
・動画広告(Amazon OTT・オンライン動画)
・音声広告(β版)
・カスタム広告ソリューション

どのような広告で訴求を行えるのか、詳しい内容を確認していきましょう。

内部広告:スポンサーディスプレイ広告

スポンサーディスプレイ広告は、Googleのディスプレイ広告などと同様に、多数の配信面に表示される広告です。

商品詳細ページの情報を元に構成され、クリックされることで詳細ページに遷移します。

競合他社のページにも掲載が可能なため、特定の商品について積極的に情報を調べているユーザーに効果的な訴求が可能です。

内部広告:スポンサープロダクト広告

スポンサープロダクト広告は、一般的なリスティング広告と同様に特定の語句が検索されることで、状況に合わせて配信される広告です。

商品詳細ページの情報をもとに広告が作成され、検索結果や商品詳細ページにて掲載されることが特徴になっています。

なお、スポンサープロダクト広告は小口出品の場合配信ができないため、利用したい場合は大口出品を事前に設定しましょう。

内部広告:スポンサーブランド広告

スポンサーブランド広告は、検索結果の上部に表示されるため、認知度向上で効果を発揮しやすいことが特徴です。

クリックされると、ストアや商品のページに遷移させることができます。

なお、スポンサーブランド広告を利用する場合はブランド登録が必要です。

また、クリエイティブを生成するために、見出しやブランド名、ロゴなど登録する必要があるので、事前に設定しておきましょう。

外部広告:AmazonDSP

Amazon広告では、特定の代理店のみ「AmazonDSP」という手法も活用できます。

閲覧履歴や購買の情報を元にして、Amazon内やAd Exchangeを通して広告配信が可能です。

Amazonに訪問していないユーザーも対象にできるため、間口をさらに広げて多くの人に情報を届けたい広告主にはおすすめです。

外部広告:動画広告(Amazon OTT・オンライン動画)

動画広告にはAmazon OTT(ストリーミングTV広告)とオンライン動画広告の2種類あります。

Amazon OTTでは、Prime Videoなどの動画サービスに広告を配信しますが、一方でオンライン動画広告では、Amazon以外のサービスにも広告を配信します

外部広告:音声広告(β版)

音声広告では、EchoやFire TVなどのAlexa対応デバイス、Amazon Musicの無料サービスに広告を配信します。

外部広告:カスタム広告ソリューション

カスタム広告ソリューションでは、Amazonと協力して独自のキャンペーンを作成できます。

Amazon広告で出来るターゲティング

Amazon広告の内部広告では、広告の種類によって利用できるターゲティングの種類が異なります。

各種類で利用できるターゲティングは以下の通りです。
それぞれのターゲティングを確認していきましょう。

オートターゲティング

オートターゲティングでは、キーワードの指定をせず、広告の配信までの手間がほとんどかからないターゲティングです。

キーワードを指定しないため、幅広いユーザーに広告を配信します。新規キーワードの発掘や、想定外の流入も期待でき、新規ユーザーの獲得につながる可能性があります。

キーワードターゲティング

キーワードターゲティングでは、キーワードを指定して検索結果や商品ページに広告を配信できます。

部分一致、フレーズ一致、完全一致からキーワードのマッチタイプが設定可能です。スポンサーブランド広告では「絞り込み部分一致」も利用可能です。

商品ターゲティング

商品ターゲティングでは、商品カテゴリーやブランド、価格帯等で絞り込みます。特定の商品に絞り込むことも可能です。

なお、スポンサーディスプレイ広告では、広告と類似する商品の詳細ページに広告を配信することができます。

また、スポンサープロダクト広告では、指定した商品と関連する商品にターゲティングを拡張することができます。

興味関心ターゲティング

興味関心ターゲティングでは、Amazon内でのユーザーの過去の行動に基づいて、148の興味関心リストからユーザーの属性が指定されます。

リストから、ターゲティングするカテゴリーを指定することで、直近14日間にそのカテゴリーを閲覧したユーザーに対して広告の配信ができます。

Amazon広告のメリット

Amazon広告のメリットは、以下5つのようなものが挙げられます。

・商品を探しているユーザーに発見してもらいやすくなる
・購買意欲が高いユーザーにアプローチ可能
・データに基づいたターゲティングが可能
・購入・レビューでさらに売れやすくなる
・競合のページにも広告掲載ができる

広告主にとってどんな利点を秘めているのか詳細を見ていきましょう。

商品を探しているユーザーに発見してもらいやすくなる

Amazonでは、数え切れないほど多くの商品が出品されています。

したがって、単純に活用する場合は、10ページ以上後ろに掲載されて発見されないケースも少なくありません。

広告費をかけて目につきやすいポイントに商品情報を配置することで、クリックされる可能性を確実に上げることが可能です。

購買意欲が高いユーザーにアプローチ可能

Amazonを活用しているユーザーのほとんどは、日常的に商品を購入しています。

「何かを買いたい」と考えているユーザーに広告を流して認知を広げられるため、一般的なWebメディアやSNSよりも興味を持ってもらえる可能性は高いです。

なるべく購買意欲の高いユーザーにアプローチしたい場合も、Amazon広告はメリットが多いといえます。

データに基づいたターゲティングが可能

今まで、膨大な顧客データを獲得しているAmazon広告は、詳細なターゲティングで届けたいユーザーを絞ることが可能です。

Amazonを利用したユーザーの趣味嗜好を洗い出して効果的な配信を行うことができるので、自社で情報がない場合も効率的なマーケティングを実現できるでしょう。

圧倒的なデータ量を有効活用できる点はAmazon広告ならではのメリットです。

購入・レビューでさらに売れやすくなる

Amazon広告では、商品の購入が増えることで上位に表示されやすくなります。

また、近年ではユーザーが商品の購入を検討する材料として、リアルな口コミが重要視される傾向があります。

購入が増えるたびに上位表示されレビューも増えるため、相乗効果で商品が売れやすくなるでしょう。

掲載順位は単純に人気商品かどうかが重要視されるため、SEOのように複雑な対策を施さなくて良い点もメリットの1つです。

競合のページにも広告掲載ができる

Amazonは競合も多いため、広告を掲載することに抵抗を感じる人も多いでしょう。

しかし、Amazon広告では競合のページに対して自社の商品情報を配信することもできます。

家電製品やアパレルなど比較しているユーザーに対して広告を流すことで、競合から顧客を奪える可能性があります。

一見するとライバルが多くいることはデメリットですが、他のページにも掲載して訴求できるのはAmazon広告ならではのメリットだといえるでしょう。

Amazon広告を始めるためのステップ

画像引用:Amazon

Amazon広告を始めるためには、以下のステップを踏む必要があります。

①Amazonを通して出店・出品
②アカウントにログインできるように権限の共有
③商品詳細ページの最適化

順番に説明していきます。

Amazonを通して出店・出品

Amazon広告を出稿したい場合、まずは商品を登録することが求められます。

小口出品・大口出品がありますが、スポンサープロダクト広告など利用したい場合は大口出品を選択しましょう。

アカウントにログインできるように権限の共有

出店・出品が完了したら、広告の運用を行う人がログインできるように、権限の共有を行っておきましょう。

代理店に依頼する際も、担当者に情報を教えておく必要があるので「Amazon セラーセントラル」の「設定」を開いて権限の変更をしておいてください。

商品詳細ページの最適化

商品の詳細ページは、広告クリック後のLP・広告の構成として利用されます。

情報が不足していると効果的な訴求は見込めないため、記入漏れがないように記入しておきましょう。

特に、商品名は多くのユーザーが目にする目立つ要素であるため、名称以外にもメーカー名など細かい情報を入れておくことがおすすめです。

Amazon広告活用時の注意点

Amazon広告を活用する際は、以下のような項目に注意してください。

・広告出稿できない場合もある
・売上の向上を徹底的に狙ってさらなる勾配につなげる

それぞれ解説していきます。

広告出稿できない場合もある

Amazon広告を利用する場合、スポンサープロダクト広告のように大口出品でしか活用できないものもあります。

また「おすすめ商品」になっていないものも出稿できないケースがあるので注意が必要です。

価格設定や在庫情報を改善することで「おすすめ商品」として掲載されるチャンスを広げることができるので、公式サイトで要件を確認しておきましょう。

参考:おすすめ出品|amazon seller central

売上の向上を徹底的に狙ってさらなる購買につなげる

Amazonの検索順位は、Googleなどの検索エンジンとは違って、売上が基準になっています。

広告を通した成果も指標に含まれるため、早い段階で出稿を行い、売上を獲得すればさらに上位表示される確率が高まります。

上に表示されればされるほど購入・レビュー数も増えやすくなるため、積極的に広告を活用して購買につなげることがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?

Amazon広告は、世界最大規模のECプラットフォームで広告を配信できるサービスです。

スポンサーディスプレイ広告やスポンサープロダクト広告など複数の種類が存在するため、自社のニーズとマッチするものを選択しましょう。

Amazon広告は、高精度なターゲティングや競合ページへの配信など独自の特徴を持っているので、日々の運用で使いこなせるようにしておくことが大切です。

この記事を書いた人

インフィニティエージェントラボ編集部です。 媒体最新の情報やマーケティングコンテンツを更新中です!

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