近年主流の広告手法になったWeb広告ですが、広告担当者になった人の中には、以下のような疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
• 指名キーワードの広告配信は本当に必要なのか知りたい
• 競合調査の具体的な方法がわからない
本記事では、Web広告について軽く説明するとともに、上記のような質問に対して答えていきます。
Web広告について理解を深めたい人はぜひ最後までお読みください。
また、Web広告についてよくある質問については、以下の動画でも詳しく解説しているので、合わせて参考にしていただければ幸いです。
あわせて見たい
Web広告について
Web広告とはサイトやメディア、SNSなどを含めたWeb媒体に掲載されている広告の総称のことでインターネット広告やデジタル広告とも呼ばれています。
具体的な例としては、リスティング広告やバナー広告が挙げられるでしょう。
マス媒体をメインとした広告手法よりも、ターゲティングの細かい調整や効果測定が簡単なメリットがあります。
ただし、Web広告で結果を出すには、多角的な分析を元にPDCAを回すことが不可欠です。
Web広告を出稿すれば、誰でも結果を得られるわけではありませんが、手軽に始められるので、活用を検討している人は多いでしょう。
実際、近年ではWeb広告はマス媒体を超えるほど大きな市場規模を有しています。
次の章からは、年々需要が高まっているWeb広告についてよくある質問を紹介して、回答を記載していきます。
参考:「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」|dentsu
Web広告でランディングページは必要なのか?
ランディグページは本当に必要なのか?というのは、Web広告関連の中でもよくある質問のひとつです。
結論から言うと、マーケティングにおいてランディングページは必要なものだといえます。
ランディングページについて簡単に触れた後、なぜ必要なのか解説していきます。
そもそもランディングページとは
ランディングページは、商品の説明に特化したページのことでLPとも呼ばれているものです。
全体が縦長で、目を引くためのイラストや文字配置が特徴になっています。
高いデザイン性でユーザーに訴求できるため、商品を普及するために活用されることが多いです。
ランディングページが必要な理由
よくホームページやサービスの概要ページに遷移させればいいのではないかという意見がありますが、ランディングページと他のページは全くの別物です。
コーポレートサイトは会社全体を紹介するためのページであり、ランディングページは特定の商品の説明をメインにしています。
双方のページでは、遷移したときの直帰率が大きく異なります。
ランディングページでは直帰率が50〜80%ですが、コーポレートサイトはさらに上になる傾向が高いです。
したがって、コーポレートサイトを遷移先に採用してしまうと、無駄なクリックによって費用が嵩む可能性があります。
ランディグページは、配管費で40〜70万円程度かかることがネックとなりがちですが、最終的な費用対効果を考えると必要なものだと言えるのです。
Web広告で指名キーワードは必要なのか?
マーケティング業界では、ランディングページの必要性と同じく、指名キーワードについての疑問もよくあります。
指名キーワードも必要性が高いため、ランディングページと同様に、簡単な内容と必要な理由について確認していきましょう。
そもそも指名キーワードとは
指名キーワードは、リスティング広告において企業名やブランドの名称など、自分の会社に関連したものを指定したキーワードのことです。
当社で例えるとインフィニティエージェントが指名キーワードに該当します。
対義語として一般キーワードが挙げられるので、あわせて覚えておきましょう。
指名キーワードが必要な理由
リスティング広告で指名キーワードを出稿するのは守ることが目的です。
指名キーワードで検索する人は、すでに会社やサービスについての認識があるので、購買意欲が高い傾向にあります。
しかし、他の会社にキーワードを買われてしまうと、検索結果からユーザーが流入してしまう可能性があるのです。
機会損失に繋げないためにも、指名キーワードでも出稿しておくことをおすすめします。
他社にキーワードを買われてしまったときの対処法
実際、他社にキーワードを買われてしまうことは往々にしてあります。
キーワードを取られてしまった時は、媒体に依頼したり、依頼している代理店も交えて交渉したりする必要があるでしょう。
ただし、あくまでも広告のひとつなので、停止することに対して強制力はないことを覚えておいてください。
Web広告を活用するときの競合調査の方法は?
広告担当者として、競合の調査をすることは重要な要素です。
Web広告を活用するときの競合調査の方法を分けると、以下の3つがあります。
• ツールを活用する
• メディアからの状況提供【代理店の場合】
それぞれの項目を確認して、適切な競合分析をおこなっていきましょう。
他の会社の広告を見る
まず、誰にでも始められるのが、他の会社の広告を見る方法です。
ビッグキーワードなどの検索広告からページに遷移して、ランディングページでどんな訴求をしているのか確認します。
他の会社の広告を確認することでどの層の獲得を目指しているのかについてなど、大枠の部分を把握できることがメリットです。
ツールを活用する
Web広告でよく活用するツールは以下の3つです。
• SEMRUSH
• facebook広告ライブラリ
Google Analyticsを使えば他社が出稿しているキーワードがどのくらいの単価で出航されているのかや入札単価の推移から、どれくらいの予算で、どのキーワードの強化を狙っているのかがわかります。
また、一部有料にはなりますが、SEMRUSHを使うと以下のざっくりとした数値感を確認可能です。
• どんなバナーでディスプレイ広告を配信しているのか
• どんなページに遷移しているのか
どんなユーザーを集客しているのかについて知りたい場合は、Facebook広告ライブラリで、Facebook広告上に流れているバナーを一覧で確認することがおすすめです。
メディアからの状況提供【代理店の場合】
代理店の特権として、GoogleやYahoo! 、Facebookなどのメディアとの関係性から、業界のトレンドや推移について教えてもらえることがあります。
具体的な数値についてはもちろん教えてもらえませんが、月間のCPC(クリック単価)がどれくらいなのかなど、少し突っ込んだ数値についても情報を獲得可能です。
メディアと良好な関係だからこそもらえるデータなので、Web広告の利用時に代理店を活用するメリットのひとつだといえるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
Web広告は、マーケティング業界の中でも、近年需要が大きく伸びてきている手法です。
担当になったばかりの人や、これからWeb広告を活用しようと考えている人の中にはまだまだわからないことが多いと感じている人もいるでしょう。
特に、ランディングページや指名キーワードの必要性はよく疑問点に挙げられます。
どちらもマーケティングでは必要なものなので、意味や具体的な活用方法を確認しておいてください。
また、広告担当者としては競合の調査方法についても理解を深めておいた方が良いでしょう。
他社の広告を確認したりツールを活用したりすることの他に、メディアからの情報提供も競合調査につながります。
Web広告を出稿する際は、多角的な視点から競合の情報を集めることが重要です。
あわせて読みたい