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【徹底解説】ビューアブルインプレッションってなに?

更新日:2023年01月18日

【徹底解説】ビューアブルインプレッションってなに?

※この記事は2023年1月18日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

広告を活用する際、クリックやインプレッションなど、さまざまな指標が存在しますが、ビューアブルインプレッションもその中のひとつです。

これから広告配信でコンバージョン獲得を目指す場合、それぞれの指標形態について把握しておくことが推奨されるので、ビューアブルインプレッションについても理解を深めておきましょう。

この記事では、ビューアブルインプレッションの定義や確認方法、意識するべきポイントなどについて解説していきます。

1.ビューアブルインプレッション(vmp)とは

他の数値指標や用語と比較すると、ビューアブルインプレッションについてあまり聞き馴染みがないという方もいるでしょう。

まずはビューアブルインプレッションの定義や誕生した背景、よく混同されるインプレッションとの違いなどについて解説していきます。

1−1.ビューアブルインプレッションの定義

ビューアブルインプレッションは、表示されている広告のなかで視認範囲に入った物をユーザーが閲覧した回数のことです。

媒体ごとに定義が異なっており、GoogleとYahoo!では、以下のようになっています。

1−2.ビューアブルインプレッションが誕生した背景

ビューアブルインプレッションは、今まで一般的に用いられていた指標のデメリットを補うために導入されました。

インプレッション課金の場合、ユーザーが実際に広告を閲覧していなくても、サイトに訪問した段階で費用が発生することがあります。

場合によってはインプレッション数を故意に増加させることで費用を上乗せすることもできるため、広告主からすると無駄な費用が発生してしまう可能性が否めません。

したがって、公平性の面からユーザーが確実に広告を閲覧する範囲を定め、それに対して費用が発生するビューアブルインプレッションが必要になりました。

1−3.インプレッション(imp)との違いとは?

一般的なインプレッションは、ビューアブルインプレッションとは違って、広告が1,000回表示された段階で費用が発生します。

しかし、具体的に何%表示されたら1インプレッションになるのか定義が決まっておらず、閲覧されない範囲の広告もカウントされてしまいます。

クリックされても単価が変わらないメリットがありますが、ビューアブルインプレッションと比べると公平性において問題があるといえます。

2.管理画面の指標と確認方法

ビューアブルインプレッションは、各媒体の管理画面にて確認可能です。

関連した指標も複数存在するので合わせて確認しておきましょう。

2−1.ビューアブルインプレッションにかかわる指標

ビューアブルインプレッションには、関連した指標として以下のようなものが存在しています。

GoogleとYahoo!で名称が異なりますが、それぞれ内容は同じです。

2−2.Google での確認方法

Googleでのビューアブルインプレッションの確認方法は以下の通りです。

①管理画面を開く
②「表示項目」より「表示項目の変更」を選択

③「視認性」カテゴリーから指標にチェック

2−3.Yahoo! ディスプレイ広告での確認方法

Yahoo!ディスプレイ広告の場合は以下の手順が必要になります。

①管理画面を開く
②「表示項目」より「表示項目を編集」を選択

③「基本情報」のカテゴリーから「ビューアブルインプレッション数」にチェック

Google・Yahoo!のどちらでも、特に難しい操作は必要ありません。

手順に従えば簡単に確認できるため、数値のチェックをしたい場合は参考にしてみてください。

3.ビューアブルインプレッションを指標にするときに意識するべきポイント

ビューアブルインプレッションを指標にするときは、以下の項目に注目して配信を行いましょう。

  • ページの読み込みスピード
  • 広告のサイズ
  • 広告が掲載される位置
  • サイト自体の内容

それぞれ具体的に解説していきます。

3−1.ページの読み込みスピード

広告が視認されるようになるには、そもそもページからの離脱率を下げなければいけません。
離脱率は、ページの読み込みスピードが遅いほど増加していく傾向があります。

Googleが発表しているデータによると、読み込みの速さごとの離脱率は以下のようになっています。

  • 1〜3秒:32%
  • 1〜5秒:90%
  • 1〜6秒:106%
  • 1〜10秒:123%

上記を見ると、秒数が上昇するごとに、ユーザーがサイトから離れる割合も数十%ずつ増えています。
1〜3秒と1〜5秒では60%以上もの開きがあるため、ビューアビリティを上げるために外部ファイルの読み込みや画像サイズの調整など、改善のための対策を施していきましょう。
参考:Find Out How You Stack Up to New Industry Benchmarks for Mobile Page Speed|Think with Google

3−2.広告のサイズ

広告のサイズは、媒体の規定などによって変わることがあります。

主な広告サイズの名称や特徴としては、以下のような物が挙げられます。

横長の広告サイズにするとインパクトが大きいですが、デバイスによっては縦長の方が目に入りやすくなることもあるでしょう。
ビューアビリティを上げるためには、それぞれのサイズごとの特徴やメリットなどを理解して、目的に合わせた使い方をすることが大切です。

3−3.広告が掲載される位置

ビューアビリティは、広告が掲載される位置によっても変動します。

当然ながら、視聴されやすい位置にしっかり配信されている広告の方が目に留まりやすいです。
特に見られやすい場所としては、ページ上部やメインコンテンツの直後などが挙げられます。

また、近年では、ページ上部や下部にて常時配信されるアンカー広告と呼ばれる手法も存在しており、利便性や効果の面で注目を集めています。

3−4.サイト自体の内容

広告配信をする際は、サイト自体の内容も重要な要素となります。
どんなに魅力的なクリエイティブを作成しても、掲載先のサイトの内容がニーズにマッチしていなかったり、情報の信憑性が薄くかったりするとすぐに離脱されてしまうでしょう。

サイトを通してユーザーに適切な情報を提供できているか随時確認して、広告配信を行うことが大切です。

問題がある場合は、媒体の変更や可能であれば内容の刷新も行なっていきましょう。

4.まとめ

いかがでしたか?

ビューアブルインプレッションは、公平性を考慮したことで生まれた数値指標です。

今までのインプレッションが1,000回表示ごとに課金されるのに対し、ビューアブルインプレッションは、事前に定められた視認範囲で広告が表示された数をカウントします。

GoogleやYahoo!など、媒体によってもカウントの仕方は異なるので、事前に確認しておきましょう。
また、ビューアブルインプレッションを指標にする際は、ユーザーにとっての利便性も考えることが大切です。

掲載位置やサイズなど、ビューアビリティを意識することで、広告がユーザーの目に留まる確率を高められます。

この記事を書いた人

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