みなさんのターゲットにしている顧客は、普段から動画をよく視聴する層ですか?
確かに若い方は、動画をよく観ているかもしれません。しかし、ビジネスマンは動画よりもWebサイトやニュースサイトを読んでいる時間の方が多いということも珍しくはありません。
そこで今回は、動画をあまり見ないユーザーに対する有効な広告であるアウトストリーム広告について紹介します!
1.そもそもアウトストリーム広告とは?
近年では、YouTubeなどの動画内で流れるインストリーム広告が大きな効果を上げています。
大手・中小企業を問わず、世界中で活用されているインストリーム広告ですが、これとはまた別の広告手法としてアウトストリーム広告が存在します。
アウトストリーム広告とは、動画サイト以外のプラットフォーム、すなわちWebサイトやニュースサイトに埋め込まれた動画広告を指します。
最大のメリットは、動画をあまりみない層にも商材やサービスをアピールできるという点です。
アウトストリーム広告はターゲットの顧客はあまり動画を観ない層であるがゆえに、インストリーム広告ではリーチできない電車・バスの移動中や昼休みにニュースサイトを読む習慣のあるビジネスマンに訴求したいというケースで大いに効果を見込める広告として位置付けることができます。
インストリーム広告は動画を視聴する層に対して広範囲に訴求できます。
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2.アウトストリーム広告の主な種類と特徴
アウトストリーム広告は1種類ではありません。目的や用途に合わせて最適な配信形式を選択することが可能です。
以下に3つのアウトストリーム広告のタイプを紹介します。
・インバナー広告
・インタースティシャル広告
インリード広告
最もユーザーの目に触れやすいのがインリード広告です。Webサイトやニュースサイトの記事のページを開くことで自動的に動画広告の配信がスタートするため、広告に興味のないユーザーの関心を引きやすいといえるでしょう。
潜在顧客を掘り起こしたいという場合にも活用できます。
インバナー広告
みなさんもよく知っているバナー広告です。インバナー広告として種別されるアウトストリーム広告では、以下のバナー欄を使って動画配信します。
バナー欄を設置しているあらゆるWebサイトに対応可能なので、訴求範囲を広域に設定しているケースで役立ちます。
インタースティシャル広告
Webページを遷移したり、リロードしたりする際に自動的に表示される動画広告です。
必然的に、ユーザーはそのアウトストリーム広告をみなければならないため、自社のことを知ってもらうという点では最大の効果があるといえます。
絶対にユーザーの目に触れさせたい、まずは認知度を高めたいという要望を持つ方には、インタースティシャル広告がおすすめです。
ただし、自分は目的のページが読みたいだけなのに、いきなり望んでいない動画広告が流れたというユーザーの不快感を煽ってしまう可能性もあるので、十分に注意が必要です。
3.アウトストリーム広告のメリット
アウトストリーム広告のメリットを紹介します。
3―1. 動画視聴層以外の潜在顧客にリーチできる
アウトストリーム広告最大の特徴は、動画ではないコンテンツ(または動画の欄外)に広告が表示されるということです。
ターゲットにしている顧客のペルソナが、昼間は仕事をしていて、ゆっくり動画を観る時間はないが、暇があればWebサイトを巡回したり、ニュースサイトをチェックしたりしているというビジネスマンだった場合、アウトストリーム広告は大きな集客効果を期待することができます。
3-2.GDNのターゲティングを活用できる
年齢・性別・世帯年収・子どもの有無・アフィニティカテゴリ・カスタムアフィニティなどのGDNターゲティングを活用し、動画広告を配信できるため、サービスに興味のあるユーザー層にのみ動画広告を配信することができるメリットがあります。
しっかりターゲティング設定を行えば、無駄を少なくし、効果的な広告運用の実現も可能です。
4.アウトストリーム広告のデメリット
アウトストリーム広告のデメリットを紹介します。
4-1.一目で関心をそそる工夫が必須
アウトストリーム広告のデメリットは、インストリーム広告と比較するとよくわかります。
インストリーム広告は、尺をとって動画を流すことができるため、内容で勝負することができます。
しかしアウトストリーム広告は、これは何だ、興味がある、もっと内容を詳しく知りたいというインセンティブ(誘因)を与えることができるだけの工夫がなければ、なかなかコンバージョンに繋げることができません。
ペルソナを具体的に深堀していき、その人が思わず目を引いてしまうような工夫を講じる必要があるでしょう。
4-2.直接的なCV獲得には向いてない
アウトストリーム広告はあくまでも認知向上のための広告だと割り切って利用することをおすすめします。
動画を閲覧するユーザーの多くはサービスに興味がある潜在層です。そのため、動画を閲覧したからといって100%CV獲得に繋がるというものではありません。
サービスを認知し、その後の行動に影響を与えるための動画広告だと認識しておきましょう。
4-3.音声がデフォルトでミュートになっている
音声がデフォルトでミュートになっていると、ユーザーが外出している際に音声をオンにして貰えないというデメリットがあります。
音声がミュートでも内容が伝わるように編集で字幕を付けると閲覧してもらえることもあるため、ミュート対策は行っておくようにしておきましょう。
5.アウトストリーム広告の課金条件
課金条件は、動画が 2秒以上再生された場合にのみ料金が発生する仕組みです。
リスティング広告のようなクリック課金型ではなく、動画広告の視認範囲のインプレッション1,000回に付き課金されていきます。
インプレッションを重視されている理由としては、アウトストリーム広告が認知向上に適している広告だからだと考えられます。クリック課金型の広告と上手く予算配分することで、広告効果の最大化が可能です。
6.まとめ
いかがでしたか?
アウトストリーム広告は、動画視聴者層にはリーチできない潜在顧客に訴求できる有効な広告手段の1つです。
商材・サービスの内容に合わせて、インストリーム広告とは別にアウトストリーム広告を併用すれば、より良い集客効果を期待することができるのではないでしょうか。
これから伸びしろがある動画広告から目が離せません!
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