
Google広告では、
AR(拡張現実)機能を活用した広告が利用でき、
視覚的な訴求が重要な商材(インテリア・化粧品など)に特に効果的です。
VR(仮想現実)専用の広告フォーマットは現状ありませんが、
3Dアセットを使うことで、没入感のある体験を提供できます。
AR機能と3D表示を組み合わせることで、XR(クロスリアリティ)体験も可能です。
本記事では、
Google広告で使えるAR・VR関連機能を紹介します。
商品を「見て試す」体験が効果につながる場合は、
ぜひ導入を検討してみてください。
※参考:https://support.google.com/google-ads/answer/14627170?sjid=430212862656093210-AP
1. AR機能を活用した広告
化粧品や家具などの商材は、
「自分に似合うか」「部屋の雰囲気に合うか」といった判断が画面上だけでは難しく、
その結果、購入後に返品されるケースが多いのが実情です。
実際、Google社の調査によると、
55%のユーザーがオンラインでアパレル商品を購入したものの実物が想定と異なり返品した
と回答しています。
こうしたギャップを減らすために効果的なのが、
AR機能の活用です。
■ 化粧品メーカーの場合
ARビューティー広告を活用することで、
ユーザーは商品が自分に似合うかをその場で確認できます。
具体的には下図のような広告を配信でき、ユーザーの関心を惹くことができます。

※画像引用(出典:https://support.google.com/google-ads/answer/14627170?sjid=430212862656093210-AP)
■ アパレルショップの場合
Googleが提供するバーチャル試着ツールを活用することで、
ユーザーは衣服を着た際にどのように見えるのかオンラインで試すことが出来ます。
ただし、2025年6月時点では、
この機能は日本国内のアカウントでは利用できない場合があり、
主に米国で提供されている機能です。
見た目を試す際には、
様々な体系をモデルから選択できるため、
衣服の質感からフィット感まで詳細に確認できます。
具体的には、下図のように広告が配信されます。

2. 3D画像とAR機能を活用した広告
Google検索では、
商品の3D表示が導入されており、
ユーザーは商品を3Dで回転・ズームさせることができます。
3Dアセットがない商品(特に靴など)の場合でも、
角度の異なる高解像度の画像を5枚以上用意することで、
商品を360度回転させて表示することが可能です。
これにより、
オンラインのリスティング広告を通じて家具や靴などの視覚的な魅力が高い商品を、
より詳細にアピールできます。
ただし、
AR機能を活用した家具のバーチャル配置や、靴の3D表示は、
2025年6月時点では主に米国で提供されている機能であり、
日本国内での利用には制限がある場合があります。
3D画像を活用することで、下図のように広告が表示されます。

3. まとめ
今回は、
Google広告において利用できるAR・VR機能について紹介しました。
美容品や衣服などを扱っている場合は魅力的な機能なのではないでしょうか。
ぜひ記事をご確認いただき、広告に活用してみてください。