新たなSNS媒体としてタイッツーというサービスが注目を集めています。
タイッツーは、X(旧Twitter)に近しい機能を持ちつつも、シンプルで分かりやすく且つ安全に運用することが可能です。
今回は、タイッツーの基本的な概要や特徴などについてポイントを中心に紹介していきます。
タイッツーとは?
タイッツーとは、hokuというエンジニアが個人で開発したSNSに近いウェブ上のサービスです。
基本的な機能としてはX(旧Twitter)をベースに構成されており、2023年7月に公開されて以降、徐々にユーザーが集まり現在では22万人以上が利用しています。
タイッツーの特徴としては、事前告知なしに有料版のAPI機能を設けない点が挙げられます。
TwitterもXへ移行して以降、頻繁にアップデートされていますが、機能拡充に伴い利便性が高まる一方で、従来の使いやすさが薄まるなど評判が下がるケースも少なくありません。
このような中で、本来のTwitterに求める投稿や共有機能をシンプルかつ分かりやすく利用できるタイッツーは、SNS疲れを感じるユーザーにとって魅力的と捉えられ、一時避難だけでなく本格移行するユーザーも増えています。
タイッツーの代表的な機能(8選)
続いて、タイッツーの代表的な機能について紹介していきます。
タイッツーでは、X(旧Twitter)をベースに構成されており、Xの基本的な機能は同じように活用することができます。
- タイーツ(つぶやき投稿)
- フォロー
- いいね!とリタイーツ
- ハッシュタグ
- リンク先の設定
- ブロックやミュート設定
- 鍵付きアカウントの設定
- パブリックタイムライン
- センシティブ設定
①タイーツ(つぶやき投稿)
タイーツとは、X(旧Twitter)でいうところのツイートを意味します。fo
1投稿あたりの文字制限は140文字で、同じようにテキストベースで投稿することが可能です。
②フォロー
タイッツーでも、他のユーザーをフォローすることが可能です。
フォローによって自身のタイムライン上にフォロワーの投稿内容(タイーツ)を把握することができます。
③いいね!とリタイーツ(リツイート)
いいね!やリツイートといったコミュニケーションもタイッツーでは展開できます。
タイッツーではリツイートはリタイーツと呼ばれています。
いいね!の状況などは、タイッツー上のメニューからも確認できます。
④ ハッシュタグ
タイッツーでは、日本語と英語、数字、「_(半角アンダーバー)」のみハッシュタグに活用することができます。
なお、数字のみでのハッシュタグ利用はできません。
Xと同じようにハッシュタグを活用することで、タイーツの拡散性を高めることが可能です。
⑤リンク先の設定
リンク先のURLは、タイーツやタイッツーのプロフィール欄に設定することができます。
タイッツーのURLにXのリンクを貼り、Xとの連携を図るケースもあります。
⑥ブロックやミュート設定
タイッツーでもXと同様にブロックやミュート設定を行うことが可能です。
ブロックすれば特定のユーザーからのタイーツ情報をタイムラインに表示させなくでき、ミュートでは相手から自分のタイーツを見られなくすることができます。
⑦鍵付きアカウントの設定
鍵付きアカウントは、フォロワー限定でタイーツを表示させることができます。
ON/OFFの切り替えは自由に設定でき、プライバシーの効力を高めることが可能です。
⑧パブリックタイムライン
パブリックタイムラインとは、タイッツーを利用している全ユーザーのタイーツが表示されるタイムラインです。
最新の話題や情報を収集する上で活用できます。
なお、ひっそりモードを活用すると、自分が投稿するタイーツ内容がパブリックタイムライン上に表示されなくなります。
また、また表示したくないワードをミュートワード設定すると、そのワードを含んでいるタイッツーはパブリックタイムラインに表示されなくなります。
⑨センシティブ設定
センシティブ設定とは、タイーツ内容を表示する前にクッションとなる画面が表示される機能です。
プライバシーやセンシティブに関するタイーツ内容の際には、効果的に活用することができます。
タイッツーの登録手順
次に、タイッツーの登録手順について紹介していきます。
タイッツーは、基本的に誰でも無料で活用することが可能です。
具体的な手順は以下の通りとなります。
①タイッツー公式Webサイトにアクセス
②「タイッツーをはじめる(無料)」をクリック
画像参照:タイッツー
③「新しくユーザー登録する」から専用のIDやユーザー名、メールアドレス、パスワードなどを入力
④「登録する(無料)」をクリック
画像引用:タイッツー
登録はこれで完了です。
なお、現在タイッツーはWeb版のみとなり、アプリ版はリリースされていません。
タイッツーが注目される背景
続いて、タイッツーが注目される背景について紹介していきます。
2023年7月のリリース以降、22万人以上の多くのユーザーが集まるタイッツーは、以下の点から注目されています。
①SNS疲れの避難所
近年、目的や用途に応じて様々なSNSが登場していますが、いずれも基本的にはユーザー間での情報収集やコミュニケーションを目的としています。
このコミュニケーションの活性化において、いいね!やシェア、コメントといったエンゲージメントが重要な要素となり、単に投稿するよりもフォロワーを集めることに注力する動きも加速化しつつあります。
このような中で、常に何かしらの情報を投稿していくには限界も生じ、運用自体に疲れてしまうユーザーも少なくありません。
これに対しタイッツーでは、SNSとしての一定の機能はありつつも、最低限にとどめてあるが故に気張らず運用していくことが可能です。
そのため、SNS疲れを感じるユーザーが一時避難場所として活用するだけでなく、本格的にタイッツーに移行するユーザーも増えつつあります。
②最低限の機能のみでの活用需要
IT技術の向上に伴い、SNSもユーザビリティや利便性を追求し、様々な機能を追加・アップデートしています。
特にX(Twitter)では、管理会社がXに切り替わったタイミングにてリツイートがリポスト表記に変わったり、APIの有料化など急な仕様変更が多く行われています。
これらは、先々を見越すと有意義なものかもしれませんが、従来の機能に慣れたユーザーにとってはマイナスに感じるケースも多くあります。
例えば、「Twitterは投稿とシェアが出来れば十分」といったユーザーも少なくありません。
このように最低限の機能のみを求めるユーザーが、機能拡充や仕様変更に嫌気がさし、タイッツーに移行する傾向にもあります。
まとめ
SNS需要が高まる一方で、SNS疲れや従来までのシンプルな機能を求めるユーザーも増えつつあります。
このようなユーザー向けに、分かりやすくシンプルなSNSとして登場したのがタイッツーです。
タイッツーでは、必要最低限のSNS機能を安全かつ安心して利用できるため、リリース以降多くのユーザーが利用し出しています。
ユーザーが集まる媒体は、今後マーケティングや広告・プロモーション施策としても展開が期待できます。
まだまだ発展途上のタイッツーですが、今回紹介した内容も参考に基本的な要素を正しく理解し、自社のマーケティングにも活用していきましょう。