
Google広告を出稿しているのに、住所表示オプションを活用していないという方、
まだまだ多いのではないでしょうか?
本記事では、
そんな住所表示オプションのメリット・デメリット、効果的な設定方法をご紹介いたします!
広告表示オプションの利用には、Googleビジネスプロフィールの登録が必要になります。
登録の作業はいたって簡単ですので、登録してみてください!
1. 住所表示オプションとは?
住所表示オプションとは、
Google広告における広告表示オプションの1つで、
リスティング広告を出稿した際に広告と一緒に住所や地図などを表示できる機能です。
住所表示オプションでは、
検索ユーザーの状況に合わせて具体的に以下の4つのような内容が表示されます。
- 店舗までの距離とその市区町村(モバイル)
- 店舗の住所(パソコン)
- クリック可能な電話ボタン
- 店舗の営業時間や電話番号、写真、ルートなどの情報がまとめられた
詳細ページへのリンク
※参考: 住所表示オプションについて ー Googleヘルプ
2. 住所表示オプションのメリット
ここでは、住所表示オプションを設定することで得られるメリットを紹介いたします。
地図や距離で訴求することが可能に
ユーザーがわざわざ店舗への行き方などの情報を調べる手間が省けるため、
来店率の向上が期待できます。
ユーザーの現在地に合わせた店舗が表示できる
厳密には、ユーザーにとって効果が高いと判断された店舗が表示されるため、
必ずしも最寄りの店舗が表示されるわけではありません。
しかし、
来店確率の高い店舗を最適化し表示するため、集客の成果向上が見込めるのです。
こういった点から、
住所表示オプションは実店舗型ビジネスとの相性が良いといわれています。
クリック率向上が期待できる
住所表示オプションを活用することで、
他社の広告より目を引くことができ、検索画面における占有面積の拡大にもつながるため、
結果としてクリック率の向上が期待できます。
3. 住所表示オプションのデメリット
続いては、住所表示オプションを活用する上でのデメリットについて紹介いたします。
店舗の出し分けが上手くいかない場合がある
先ほどユーザーの現在地に合わせた店舗を表示できると紹介しましたが、
精度が完璧でなく、ユーザーから遠い店舗が表示されてしまう事象が発生しております。
制度は常に改善されてはいますが、
ユーザーが遠いと判断し、そのまま離脱してしまう可能性があるのでご注意ください。
LPの流入が減少、LPの訴求が伝わらない可能性がある
住所表示オプションをクリックするとGoogleマップに遷移する仕組みになっているため、
ユーザーがLP(広告の遷移先)に流入してこない可能性も考えられます。
そのため、
LPの訴求が伝わらない可能性があります。
しかし、
これを機会損失と捉えるかは広告主様次第になります。
二重課金が発生する可能性がある
他の広告表示オプションと同様に
広告、住所表示オプションのそれぞれをクリックした場合、
通常通りそれぞれで課金が発生します。
しかし、
広告と住所表示オプションのどちらもクリックしたユーザーは
確度・購入意欲が高いユーザーと判断できるため、プラスに捉えるべきでしょう。
4. 住所表示オプションの設定方法
GoogleマイビジネスがGoogle広告に連携されれば、
あとは活用するだけです。
ここでは、住所表示オプションの設定方法を説明いたします。
4-1. 設定方法
今回は、ビジネスプロフィールと未連携の状態でも
住所アセットを設定する手順をご紹介します。
①「アセット」セクションから「アセット」を選択 → 設定画面にアクセス
② 画面右側にある「住所」をクリック →「+」アイコンをクリック
新たに住所アセットを追加することが可能です。
③「Googleビジネスプロフィールマネージャーアカウントを選択」を選択
→ 広告に表示したいドメインを入力
ただし、「チェーン」オプションはチェーン店専用なのでご注意ください。
ドメインを入力すると、
関連付けられた Google ビジネスプロフィールマネージャーアカウントと
住所情報が表示されます。
④連携したいアカウントの右にある「選択」をクリック
→ 画面下部の「続行」ボタンを押す
すると、
対象のビジネスプロフィールに紐づいた
メールアドレス宛に承認リクエストが送信されます。
リクエストが承認されると、住所アセットが広告内に表示されるようになります。
4-2. フィルタリングの活用
さらに住所表示オプションでは、
フィルタリングを活用することで、表示する住所を絞り込むことができます。
フィルタリングの方法は大きく分けて2つです。
ビジネス名(会社名)でフィルタリングする
例えば、
焼肉〇〇と〇〇寿司の2系列を経営している会社が、
焼肉店のみキャンペーンの対象にしたい場合、
会社名に焼肉〇〇の店舗だけが含まれるようなフィルタを作成することで、
焼肉店のみ住所を表示することができます。
設定したラベルでフィルタリングする
例えば、
先ほどの例から焼肉、寿司、さらにフレンチやカフェなど複数店舗を経営している会社が、
カフェの住所だけを表示したい場合は、
カフェだけをラベル設定することでカフェだけを表示することができます。
また、
複数のラベルを設定するとそれらのラベルがついた住所がランダムで表示され、
同じ業種で複数店舗経営している場合は、
ラベルに渋谷、新宿などエリアごとでラベルを作成することも可能です。
このラベル設定は、最大で10個まで作成することが可能で、
条件を複数設定する場合は、
OR条件で最大3個まで組み合わせて設定することができます。
5. まとめ
いかがでしたか?
他の広告表示オプションと組み合わせて活用することで、
より高い訴求効果の向上と、占有面積の拡大に繋がりますので、
是非活用してみてください!