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【Google広告】検索広告とP-MAXで ブランドトラフィックを コントロールする機能を発表

更新日:2023年07月31日

【Google広告】検索広告とP-MAXで ブランドトラフィックを コントロールする機能を発表

Google広告で新しく、検索広告とP-MAXでブランドトラフィックをコントロールする機能が6月29日に発表されました。

今回はこのトピックについて、解説していきたいと思います。

参考記事:検索キャンペーンと P-MAX キャンペーンの新しいブランド設定|Google広告ヘルプ

ブランドトラフィックとは?

ブランドトラフィックとは、商品名やサービス名など、ブランドキーワード経由で来たトラフィックのことを指しています。

弊社でいうならば、検索エンジンで「インフィニティエージェント」と検索し、弊社サイトに入ってきたトラフィックが「ブランドトラフィック」ということになりますね。

ブランドトラフィックをコントロールする機能で出来るようになること

今回のアップデートで新たに可能となったのは以下の2点となります。

・検索広告でブランドトラフィックに絞った配信が可能になる
・P-MAXではブランドトラフィックを除外した配信が可能になる

下記で詳しく解説していきます。

検索広告:ブランドトラフィックに絞った配信が可能になる

これまでのGoogle広告では、検索広告でブランドに関するキーワード、いわゆる「指名キーワード」でマッチタイプ「部分一致」で配信した場合、広告配信を完全にブランドトラフィックのみに絞ることはできませんでした。

ブランドキーワードだとしても、「部分一致」で設定する限り、拡張性が高く表記ゆれや似ているキーワードで広告が出てしまう可能性は否めません。都度、除外キーワード設定で対処していた方も多かったのではないでしょうか。

今回のアップデートにより、検索広告でのブランドに関するキーワードでの広告配信は、ブランドトラフィックのみに絞ることができるようになります。

簡単に説明すると、部分一致でブランドキーワードを設定しても、余計な拡張はせずブランドニーズを満たした状態で配信ができるようになるということです。

これにより、リーチとパフォーマンスを向上が期待されます。

検索広告でブランドトラフィックを制限する設定

ブランドキーワードの部分一致をブランドトラフィックに制限する手順を解説していきます。

まず、設定からキャンペーン設定を開き、設定したい該当キャンペーンを選択します。

設定画面で「部分一致キーワード」を選択し、「キャンペーン全体で部分一致キーワードを使用する」をオンにし、保存をすれば完了です。

オンにした場合、既存のフレーズ一致キーワードと完全キーワードは全て部分一致に変換され、追加されたすべてのキーワードが部分一致に適応されます。

キャンペーン内にブランドキーワードとブランドキーワード以外が入っている場合は機械損失にも繋がる可能性があるので、注意が必要です。

解決法として、ブランドキーワードとブランドキーワード以外を別々のキャンペーンで管理することをおすすめします。

P-MAX:ブランドトラフィックを除外した配信が可能になる

ブランドトラフィックの除外では、除外するブランドを選択することができます。

除外設定を行うことで、配信を避けたいブランドキーワードに対してP-MAXから広告が配信されないようにコントロールすることが可能です。

除外によりブランドのスペルミスや外国語でのブランド検索によるとトラフィックを除外することも可能です。

P-MAXのブランド除外設定方法

除外したいブランドはリストから管理することができます。

管理画面上の「ツールと設定」から「ブランドのリスト」を選択します。

除外したいブランドのリストを作成します。ブランドにリストが存在しない場合は、Google広告に追加をリクエストすることも可能です。

まとめ

今回はGoogle広告でブランドトラフィックに関するアップデートを解説していきました。

無駄を取り除き、より一層効率化を図った広告配信をGoogle側が目指していることが伺えます。

今まではキーワードのマッチタイプ選択やキーワード除外により、広告主側である程度のキーワードを操作していましたが、これまでの機能アップデートからもGoogle側のAIに判断を任せ、運用の効率化ををはかれるようにしているように見えますね。

ブランド制限機能については、ブランドキーワードを完全一致やフレーズ一致で登録していた広告主の部分に一致導入を後押しするのではないでしょうか。

検索クエリの除外に費やす時間の削減なども見込まれますが、しばらくはブランドトラフィックの制限によりどのような挙動をするかは細かくチェックすることが必要でしょう。

この記事を書いた人

「挑戦できる環境」であることを理由に入社を決意。ハマると集めてしまう収集癖があります。特技は服をたたむこと!元広告運用を行っていた経験を活かしながらIAラボの編集長を務めています。

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