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【各事例あり】SNS動画広告が注目される理由や利用する際のコツを解説

更新日:2022年03月31日

【各事例あり】SNS動画広告が注目される理由や利用する際のコツを解説

※この記事は2022年3月31日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

近年、マーケティングの広告手法の1つとして、SNS動画広告が注目を集めています。これからSNS動画広告の活用を検討している人の中には、以下のような疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか?

・SNS動画広告がなぜ注目を集めているのか知りたい
・SNS動画広告の種類や事例について知りたい
・SNS動画広告を活用する際の注意点について知りたい

本記事では、SNS動画広告の基本的な情報や媒体別の成功事例について具体的に解説するので、上記のような疑問を抱いている人はぜひ最後までお読みください。

SNS動画広告とは?

SNS上で配信される広告のことで、静止画ではなく、動画クリエイティブを用いていることが特徴です。

高いターゲティング性能と運用機能を兼ね備えているので、費用をかけなくても高い効果が期待できます。

また、最近ではInstagramのストーリーズ広告のように、短い尺の動画広告も増えているため、細かい知識や高い機材がなくても参入が容易になっています。

SNS動画広告が注目されている背景

SNS動画広告が注目されている背景として挙げられるのは以下の4つです。

・動画広告市場の拡大
・情報が拡散されやすい
・配信が容易になっている
・情報を多く伝えられる

それぞれの項目について解説していきます。

動画広告市場の拡大

近年では。インターネット広告市場自体が年々拡大しており、現在ではマス媒体と比較しても変わらない規模を有しています。電通が2020に行った調査では、国内のマス媒体の広告費が22,536億円だったのに対して、インターネット広告費は22,290億円でした。

また、インターネット広告全体の需要が上がっているだけでなく、動画コンテンツの流行もSNS動画広告が注目されている理由として挙げられます。

各媒体が動画広告のメニューを増やしているため、これからは動画フォーマットの攻略が求められていくでしょう。

参照:2020年 日本の広告費|インターネットー dentsu

情報が拡散されやすい

SNSで配信した広告がいいねされることで、さらなる情報の拡散に繋がりやすくなります。動画コンテンツは他のコンテンツと比較してもシェアされやすいことが分かっています。

流行を捉えた動画広告をSNSで配信できれば、すぐに情報が拡散されて、潜在顧客にまで情報が伝わるでしょう。

配信が容易になっている

SNS動画広告を配信する場合、必ずしも作り込まれたコンテンツが効果を発揮するわけではありません。

スマートフォンで撮影した手作り感がある動画の方が好まれることもあるため、特別な機材がなくても参入しやすいことがSNS動画広告の特徴です。

テレビCMのように予算をかけた広告を配信する必要がないので、構成を工夫すれば誰でも商品の訴求を効果的に行えるチャンスがあります。

情報を多く伝えられる

SNS動画広告は、動画によって視覚と聴覚に訴えかけるため情報を多く伝えられます。

テキストのみのリスティング広告や、画像を用いたバナー広告よりも伝えられる情報量が豊富なので、商品の魅力について余すことなくアピールできるでしょう。

動画を通してスタイリッシュや高級感などのプラスな情報をアピールできれば、自社のブランディングにもつながります。

SNS動画広告の媒体について

SNS動画広告を配信できる媒体として挙げられるのは以下の6つです。

・Facebook
・LINE
・YouTube
・Instagram
・TikTok
・Twitter

媒体ごとに利用者の年齢層や配信形式などの特徴が異なるため、確認してから媒体を決定しましょう。

Facebook

Facebookは、世界中のユーザー数が最も多い媒体で、30〜40代のビジネス世代の利用率が特に高いことが特徴です。

他のSNSと比較しても60代の利用率が高い傾向にあるため、ビジネスで成果を出している人物をペルソナに設定している際は高い成果が期待できるでしょう。

なお、Facebookでは以下3種類の動画広告があります。

・インストリーム広告
・フィード広告
・ストーリーズ広告

Facebookの動画広告について詳しく知りたい方はFacebook広告で動画を活用した広告が獲得出来るわけを徹底公開!をご覧ください!

LINE

LINEは、国内でメッセージインフラとして活用されており、10~50代以上まで幅広い年齢層に用いられています。

LINE漫画内やLINEショッピングなど、合計9つの配信面で動画広告を出稿可能です。

LINEを毎日活用するユーザーの数が多いため、高いリーチ力でコンバージョンの獲得を期待できるでしょう。

LINEの動画広告について詳しく知りたい方は【LINE動画広告を徹底解説】成功のコツと特徴認知3.78倍事例紹介!をご覧ください。

YouTube

YouTubeは、幅広い世代に活用されている動画コンテンツ配信サービスで、月間利用者は世界で20億人以上です。

TrueViewインストリーム広告やTrueViewディスカバリー広告など、合計7つの配信形式があります。スキップ不可能な広告もあるため、情報を必ずユーザーに視聴してもらえる点が魅力の1つです。

YouTube動画広告について詳しく知りたい方は【比較動画あり】YouTube動画広告の作成のコツをご覧ください。

Instagram

Instagramは画像投稿に特化したSNSで、特に10代や20代の若いユーザーが多いことが特徴です。Instagramでは以下4つの配信面で動画広告を出稿できます。

・フィード広告
・ストーリーズ広告
・発見タブ広告
・リール

視覚的な情報伝達に長けているため、ブランディングをしたい際は有用な媒体です。

Instagramの動画広告について詳しく知りたい方は【効果抜群】Instagram動画広告を活用する! をご覧ください!

TikTok

TikTokは、若年層を中心に活用されている媒体で、短い動画コンテンツで気軽に使えることが魅力です。

ハッシュタグチャレンジ広告やインフィード広告などがあり、起動画面で広告を配信して多くのユーザーにアプローチできる起動画面広告もあります。

TikTokを使っているユーザーは日頃からショート動画を視聴しているため、広告で成果を出すには創造性やデザイン性が求められるでしょう。

TikTok広告について詳しく知りたい方は【2022年最新】TikTok広告の種類は?費用と櫻坂46起用の成功事例まで解説!をご覧ください!

Twitter

Twitterは、若年層だけでなく、30代や40代などの幅広い世代に活用されている媒体でフォロー&リツイートによって情報拡散が狙えます。

大きく分けて8種類の動画広告を扱っており、プロモビデオやファーストビュー、ビデオウェブサイトカードなどから選択可能です。

Twitterは、伝達情報能力に長けている分、匿名性でトラブルが発生しやすい傾向にあるため、事前に広告の内容について精査しておくことが重要です。

SNS動画広告の媒体別の事例

SNS動画広告をうまく活用するには、事例から効果的な方法を模索することも大切です。

• 京都やまちや|Facebook
• 株式会社バンダイナムコエンターテインメント|LINE
• 有限会社キッチュ|YouTube
• キャリトレ|Instagram
• GRAVITY|TikTok
• Honda 本田技研工業|Twitter

それぞれの活用事例について詳しく紹介していきます。

京都やまちや|Facebook

京都やまちやは、日本国内だけでなく香港での知名度を上げるために、モバイルデバイス向けの動画広告を配信しました。

天然素材にこだわって商品を作っていることをアピールし、売り上げとカートへの追加を増加させることに成功しています。

良質なクリエイティブによって、認知拡大だけでなく売り上げにも良い影響を及ぼした事例です。

画像参考:京都やまちや ― Meta for Business

株式会社バンダイナムコエンターテインメント|LINE

株式会社バンダイナムコエンターテインメイントは、年齢層が幅広く、モバイルゲームの利用者が多いLINEで動画広告を配信しました。

Talk Head Viewitで、他の認知を狙った広告メニューと比較して、2.5倍のリーチ数を記録しています。

媒体の特徴と自社商品のユーザー層をマッチさせ、効果を最大限発揮させることに成功しました。

画像参考:激戦区のゲーム市場を勝ち抜くターゲット戦略 — バンダイナムコエンターテインメントの「LINE広告」活用法 ― LINE for Business

有限会社キッチュ|YouTube

有限会社キッチュは、クラウド型オフィス支援システムのサービスについての動画広告を配信しました。

ドラマ仕立ての構成と有名な俳優を採用すること、全体的にコミカルな印象になっていることが特徴です。

クラウドオフィス支援システムという一見難しいサービスの広告でも、視聴者に不快感を与えない工夫が盛り込まれています。

画像参考:YouTube広告の事例8選|成功のコツや失敗する企業の共通点を紹介 ― Video BRAIN

キャリトレ|Instagram

キャリトレは、若年層が多いInstagramでストーリーズ広告を用いて、若い世代向けの転職サービスの動画広告を配信しました。

インパクトが強いサムネイルやテキストを活用して多くのユーザーを獲得しています。

また、動画内では、実際にキャリトレを活用している様子を見せているため、転職サービスに縁がない人も取り込みやすい構成になっています。

画像参考:インスタグラム動画広告|出稿の基礎知識と成功事例を解説 ― KAIZEN PLATFORM

GRAVITY|TikTok

GRAVITYはSNS疲れという言葉が流行する中で優しいSNSを目標に掲げた新しいサービスです。

TikTokでインフルエンサーを活用して楽しそうにアプリを使っているところを広告内で見せ、多くのユーザーを引き込みました。

若年層が多いTikTokでは、信用度と拡散力が高いインフルエンサーの活用がとても効果的です。

 Honda 本田技研工業|Twitter

Hondaは、ブランディングを目的とした動画広告を拡散力が高いTwitterで配信しています。「きょう、だれかを、うれしくできた?」というメッセージ性の高いキャッチフレーズが特徴的です。

また、アイドルグループである King & Princeを起用して全体的にスタイリッシュな印象にしているのも多くのユーザーに受け入れられた要因として挙げられます。

画像参考:Twitter動画広告の効果を高める5つのコツ!成功事例をもとに徹底解説 ― ShUTTLEROCK

SNS動画広告を利用する際のポイント

SNS動画広告を利用する際のポイントは以下の3つです。

・ストーリー性を持たせる
・開始5秒にこだわる
・サムネイルでユーザーの興味を惹く

効果を最大限引き出すために、それぞれのコツについても確認しておきましょう。

ストーリー性を持たせる

SNS動画広告を配信するときは、ただの紹介動画だとユーザーは広告から離脱してしまうため、短い動画の中にストーリー性を持たせて興味を惹き続けることが大切です。

全体的にドラマ仕立てにしてユーザーを引き込みつつ、商品の魅力やメリットを伝えていきましょう。

開始5秒にこだわる

ユーザーは、動画広告を見たときに最初の5秒で視聴を続けるか判断しています。

最初の5秒間はあえて広告感を少なくしたり、インパクトの強い内容にしたりするなどの工夫を施しましょう。

サムネイルでユーザーの興味を惹く

動画広告をうまく拡散するにはサムネイルでユーザーの興味を惹く必要があります。画像やテキストでユーザーが直感的に動画を再生したくなる工夫をしましょう。

ただし、露骨な訴求だと逆に悪い印象を与えてしまうため、色彩があまりに強すぎたり、効果を誇張するような意味合いが強い言葉を使ったりするのは避けてください。

まとめ

いかがでしたか?

SNS動画広告は、テキスト広告や画像だけの広告よりも、ユーザーに多くの情報を届けられます。インターネット広告市場や動画コンテンツ市場が伸びている現代では、重要な広告手法の1つです。

InstagramやFacebook、Tiktokなどの主要な媒体について理解を深めるとともに、最適な配信形式を選びましょう。

また、動画広告を配信するときは、ストーリー性を持たせたり、インパクトのあるサムネイルを制作したりする工夫を忘れないでください。

この記事を書いた人

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