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インフルエンサーマーケティングとは?基本的な概要からメリット・デメリットなどについて解説!

更新日:2023年08月03日

インフルエンサーマーケティングとは?基本的な概要からメリット・デメリットなどについて解説!

※この記事は2023年8月3日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

SNSの中でも、特に多くのフォロワーやファンを集め、情報発信することで日々ユーザーとコミュニケーションを取る人物は、インフルエンサーとして注目を集めています。

近年ではインフルエンサーを活用し自社の商材の認知度向上や、サービスのコンバージョン獲得を促すインフルエンサーマーケティングという手法を展開する企業が増加傾向にあります。

今回は、インフルエンサーマーケティングの基本的な概要からメリット・デメリット、成功に導くコツなどについてポイントを中心に紹介していきます。

インフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングとは、SNSを中心に多くの影響力を持つインフルエンサーに対し、対象のSNS上にて自社の商材やサービスをPRしてもらうことで、フォロワーやファンといったユーザーに広く訴求するマーケティング手法のことを指します。

現在特に展開されているSNSとしては、InstagramやTwitterをはじめ、Facebook、YouTube、TikTokなどが挙げられます。

インフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーを介してユーザーに寄り添ったアプローチを展開することが可能です。

そのため、消費者支店での訴求により共感性が生まれ、一方的なWeb広告に比べてコンバージョンにつながりやすい特性があります。

また、拡散性が高いSNSの利点を活用することで、インフルエンサーの発信経由で自社の商材やサービスが口コミとして広まり、高いブランディング効果につなげることも期待できます。

インフルエンサーとは?

インフルエンサーマーケティングの特徴を解説する前に、そもそもインフルエンサーについても紹介していきます。

インフルエンサーは、大きな影響力を持つ人物のことを意味し、SNS上であればフォロワーやファンの多いユーザーのことを指します。

多くのフォロワーが集まるユーザーは、投稿した内容に関してリーチ数やイイね数、リツイートやコメントなども多く、知名度が高い特徴があります。

TVなどで人気の有名人の場合もあれば、特定のSNSにおいてファンが多く集まるインフルエンサーも存在します。

また、インフルエンサーは、InstagramにおけるインスタグラマーやYouTubeにおけるYouTuberなど、媒体によって独自の呼び方が存在する場合もあります。

いずれも多くのフォロワーやファンに影響を及ぼす傾向にあり、企業と提携しマーケティングやプロモーション施策するケースも少なくありません。 

インフルエンサーにも種類がある?

インフルエンサーにも種類があることをご存じでしょうか。フォロワー数による種類を紹介していきます。

メガインフルエンサー

メガインフルエンサーとは、100万人以上のフォロワーがいるインフルエンサ―を指します。「トップインフルエンサー」ともいわれます。

知名度が高く、テレビなどのマスメディアで活躍している場合もあるため、ユーザーに対する影響力が高くなります。

影響度が高い分、拡散能力も高いですが、インフルエンサーとして宣伝を依頼する際の費用も高額である場合が多いです。

ミドルインフルエンサー

ミドルインフルエンサーとは、フォロワーが10万人~100万人程度のインフルエンサーのことを指します。

メガインフルエンサーと比べると一般的な知名度は低い傾向にありますが、料理やコスメなど、特定の分野において多大な知名度があり影響力がある場合が多いです。

ターゲットが決まっており、特定の分野でマーケティングを行うのであれば依頼した場合、成果が出る可能性があります。

マイクロインフルエンサー

マイクロインフルエンサーとは、フォロワーが1万人~10万人のインフルエンサーのことを指しています。

一般的には知名度が低いですが、ミドルインフルエンサーと同じように特定の分野では知名度があり影響度が高い場合があります。

一般の方が副業としてやっているケースが多く、依頼する際の額もそれほど高くないケースが多いです。

インフルエンサーマーケティングのメリット

続いてインフルエンサーマーケティングを行うメリットについて紹介していきます。

自社の商材やサービスの訴求に関して、インフルエンサーマーケティングを活用することで以下の効果が期待できます。

①ターゲットをふまえたアプローチが可能

ユーザー行動の多様化が進む昨今において、SNSは日常に欠かせないツールとなっています。一日に何度もSNSに訪れるユーザーも多く、その中で特定のインフルエンサーをフォローして閲覧しているケースは少なくありません。

インフルエンサー側も、自身の趣味嗜好にあわせフォロワーやファンの興味を惹くような投稿を様々展開しています。

そのため、インフルエンサーによってターゲティングを行うことで、自然とターゲットを明確化したアプローチが可能になります。

例えば、メイクや化粧のコツなどを投稿しているインフルエンサーの場合、抱えているフォロワーやファンは化粧品やコスメに興味があることが想定されます。

このようなインフルエンサーと連携し、自社の商材やサービスの訴求してもらえれば自然とコンバージョンにつながる可能性も高まります。

②信頼性や信ぴょう性を高めたアプローチが可能

インフルエンサーマーケティングでは、信頼性や信ぴょう性を高めたアプローチを行うことも可能です。

インフルエンサーマーケティングにおける訴求先は、インフルエンサーが囲うフォロワーやファンが対象となります。

フォロワーやファンはインフルエンサーが紹介する商材やサービスであれば、効果が期待できるのかもといった思いにつながる可能性が高くなります。

一般的なWeb広告やテレビCM、折込チラシなどでは、広告という認識がユーザーに対して強く伝わるため、どうしても自重してしまう傾向があります。

これに対してインフルエンサーマーケティングでは、フォロワーやファンとの信頼関係で成り立っているため、通常よりも信頼性や信ぴょう性が高まり、より効果につながるアプローチが期待できます。

③拡散性の高さにより多くのリーチにつなげることが可能

SNSの特徴として、拡散性の高さという点が挙げられます。

通常の広告・プロモーション施策であれば、一人に対してアプローチしたらそれで終了となりますが、SNSではさらに訴求したユーザー経由での2次・3次の拡散が期待できます。

例えば、インフルエンサーの紹介した自社の商材やサービスに関する投稿に興味を持ったユーザーがイイねやリツイート、コメントをすると、イイねしたユーザーのフォロワーにもその投稿内容が表示され、数珠つなぎに多くのユーザーに対して訴求することが可能になります。

このような拡散に伴い多くのリーチを獲得できる点も、インフルエンサーマーケティングのメリットの一つとなります。 

インフルエンサーマーケティングのデメリット

一方で、インフルエンサーマーケティングにはメリットだけでなくデメリットも存在します。

これからインフルエンサーマーケティングを検討している場合には、以下の要素は注意点として押さえておくと効果的です。

①投稿内容のコントロールが難しい

まず、インフルエンサーマーケティングは対象のインフルエンサーに自社の商材やサービスの訴求をお願いする手法となります。

そのため、具体的な表記や言い回しなどを自社内でコントロールすることが難しい傾向にあります。

多少のお願いは可能であっても、あくまで発信者はインフルエンサーとなるため、細かく制限を設けることでかえってインフルエンサーの機嫌を損ねる可能性も起こり得ます。

自社に対するインフルエンサーの印象が悪くなれば、投稿内容が薄くなり効果につながらない可能性も高まります。

必要な情報は提供しつつも、最終的な訴求やアレンジに関してはインフルエンサーに委ね、その上でフォロワーやファンにアプローチしていくことが重要です。

②ステルスマーケティングと誤認されるリスク

また、インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーが自身の興味関心によってフォロワーやファンに向けて訴求する手法となるため、一歩間違えればステルスマーケティングと誤認されるリスクも生じます。

ステルスマーケティングとは、消費者を騙した広告・プロモーション施策のことを指し、一度発覚するとユーザーの信頼を一気に失う可能性が高まります。

インフルエンサーマーケティングは、企業とインフルエンサー、そしてフォロワーやファンの信頼関係の上に成り立つマーケティング手法となります。

そのため、一度信頼を失うと大きなマイナスイメージにつながりかねないため、投稿内容やアプローチ方法には十分注意する必要があります。

③炎上被害に巻き込まれる可能性もある

もう一つ、自社のインフルエンサーマーケティングと関係なかったとしても、炎上被害に巻き込まれる可能性もあります。

フォロワーやファンが多ければ多いほど、インフルエンサーは自社だけでなく多くの企業のインフルエンサーマーケティングを行う傾向にあります。

基本的には真っ当なインフルエンサーが多くなりますが、中にはふとしたことで炎上被害に発展する場合も起こり得ます。

インフルエンサーは個人のケースが多く、コンプライアンスや投稿内容などにおいて何か指導を受けているわけではありません。

そのため、著作権侵害や反社会的活動などによって炎上につながる可能性もあります。

その場合、自社と全く関係ない投稿であったとしても、過去に実施していることで関連性を疑われ、炎上被害に巻き込まれる可能性も起こり得ます。 

インフルエンサーマーケティングを成功に導くコツ

最後に、インフルエンサーマーケティングを成功に導くコツについても紹介していきます。

インフルエンサーマーケティングは、企業とインフルエンサーの連携が重要になります。以下の要素を押さえながら展開していくことが重要です。

①目的やターゲットの明確化

インフルエンサーマーケティングに限らず、目的やターゲットを明確にしておくことは重要です。

インフルエンサーマーケティングの場合、商材やサービスの売上増加だけでなく、認知度向上や自社のSNSアカウントのフォロワー獲得など多岐に渡ります。

それぞれの目的によってターゲットや戦略、投稿内容なども変わってきます。

あらかじめ目的や目標を明確化した上で、インフルエンサーとも共有しておくと効果的です。

また、インフルエンサーマーケティングにおいてターゲットはインフルエンサーによって異なります。

そのため、インフルエンサーを選定する場合には過去の投稿内容やフォロワーやファンの属性などを目的とあわせ確認しておくと効果的です。

②インフルエンサーとのコミュニケーションの強化

インフルエンサーマーケティングにはインフルエンサーとの何よりも連携が重要になり、インフルエンサーとのコミュニケーションを積極的に行っていく必要があります。

また、インフルエンサーには自身で運営するSNSアカウントに独自の世界観を持っているケースが多くあります。

フォロワーやファンの好みや興味を惹く投稿なども熟知している傾向にあるため、コミュニケーションを図りながら投稿を依頼していくと効果的です。

③専門の会社への外部委託も検討する

インフルエンサーマーケティングを行う方法には、自社内で直接インフルエンサーに依頼する手法以外にも、専門の代理店などに外部委託する方法も存在します。

インフルエンサーによっては直接の依頼に対応していなかったり、代理店と専属契約している優良なインフルエンサーが存在する場合もあります。

また前項でもふれたように、インフルエンサーマーケティングの効果を高めるためには、インフルエンサーとのコミュニケーションが求められます。

このような対応を自社内でカバーしきれない場合には、外部委託することも有効です。 

まとめ

近年、SNSの浸透に伴ってインフルエンサーマーケティングに取り組む企業は増加傾向にあります。

今回紹介した内容も参考に、インフルエンサーと適切に連携を図るとともに、効果につながるマーケティング施策につなげていきましょう。

この記事を書いた人

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