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【Google広告】ファインド広告がデマンドジェネレーションキャンペーンにアップグレード!何が変わる?

更新日:2023年10月06日

【Google広告】ファインド広告がデマンドジェネレーションキャンペーンにアップグレード!何が変わる?

2023年8月15日(米国時間)、ファインド広告がデマンドジェネレーションキャンペーンにアップグレードされることがGoogleから発表されました。

広いターゲット層に広告を配信することができ、認知の拡大、獲得においても有効なキャンペーンだったファインド広告ですが、アップグレードされることによりどのような機能が追加されるのでしょうか?

今回は「デマンドジェネレーションキャンペーン」について解説していきます。

参考:Get ready to upgrade your Discovery ads to Demand Gen|Google広告ヘルプ

デマンドジェネレーションキャンペーンとは?

デマンドジェネレーションキャンペーン(Demand Gen campaigns)は、ファインド広告の後続となるキャンペーンタイプです。

配信面にYouTubeショートやインストリームが追加されたり、最適化指標やオーディエンスの種類も追加されるとのことで、より幅広いターゲットにリーチできる配信プラットフォームとなりそうです。

ファインド広告とデマンドジェネレーションキャンペーンは何が違う?

デマンドジェネレーションキャンペーンでは、ファインド広告の機能をベースに、様々な機能が追加されるとのことです。

参考:Get ready to upgrade your Discovery ads to Demand Gen を参考に作成

リーチ

ファインド広告の配信面であるYouTubeホーム面やDiscovery、Gmailに他に、YouTubeショート・インストリームにも配信ができるようになります。

クリエイティブ

画像。商品フィードに加え、動画の設定が可能になります。

画像引用:Get ready to upgrade your Discovery ads to Demand Gen|Google広告ヘルプ

広告作成画面では、動画、画像、カルーセルの3種類から選んで広告の作成ができるようになります。

また、プレビュー機能の充実により配信面ごとの表示を確認したり、ABテストでクリエイティブの検証を行うことが可能です。

画像引用:Get ready to upgrade your Discovery ads to Demand Gen|Google広告ヘルプ

入札の最適化指標

今までのファインド広告ではコンバージョンを最適化対象としていましたが、デマンドジェネレーションキャンペーンではクリックを最適化対象とする入札戦略が追加されています。

レポート・計測

既に提供されていた通常のレポートやコンバージョンリストなどの他に、ブランドリフトとサーチリフトの計測方法が追加されます。

オーディエンス

デマンドジェネレーションキャンペーンでは、既存のターゲティングに加えて類似セグメントを利用できるようになります。

画像引用:Get ready to upgrade your Discovery ads to Demand Gen|Google広告ヘルプ

濃度は2.5%、5%、10%から選ぶことができます。顧客データをアップすることで、Googleのシグナルと照合され、類似のユーザーにリーチできるようになるとのことです。

アップグレードまでのスケジュール

アップグレードまでのスケジュールの流れを解説します。

2023年8月~

8月現在は、β版の申請フォームから利用申請を行うことができ、登録後にデマンドジェネレーションキャンペーンを作成することが可能とのことです。

申請した場合、配信中のファインド広告はデマンドジェネレーションキャンペーンに自動でアップグレードされるため、注意が必要です。

過去の実績と学習データは引き継がれる仕様となっています。

2023年10月~

2023年10月からは、全ての広告主がデマンドジェネレーションキャンペーンを利用することが可能になります。

配信中のファインド広告をデマンドジェネレーションキャンペーンにアップグレードしたい場合は、Googleの担当の方に連絡をする必要があるとのことです。

連絡をしなくても、2023年の12月までには自動的にデマンドジェネレーションキャンペーンにアップグレードされます。過去の実績と学習データは引き継がれる仕様です。

2024年1月~

2023年1月~3月にかけて、全てのファインド広告が自動的にデマンドジェネレーションキャンペーンに自動でアップグレードされます。

まとめ

今回はデマンドジェネレーションキャンペーンについて解説していきました。

配信面の拡大や類似セグメントが追加されたことで、認知拡大を目的としたキャンペーンとして確立されていくことが予想されます。

また、YouTubeショートの配信面が追加されたところも注目のポイントです。

5月にYouTubeショートで認知目的の広告配信が可能になりましたが、広告運用におけるYouTubeショートの影響は拡大しています。

今後も更なるアップデートがかんがえられますので、引き続きデマンドジェネレーションキャンペーンについては注目です!

この記事を書いた人

「挑戦できる環境」であることを理由に入社を決意。ハマると集めてしまう収集癖があります。特技は服をたたむこと!元広告運用を行っていた経験を活かしながらIAラボの編集長を務めています。

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