
Meta広告を運用している中で、
「コンバージョンは取れてるけど、実際の売上や問い合わせに結びついているのか分からない」
「広告を見た人がどのような経緯で購入に至ったのか把握したい」
といったお悩みをお持ちではありませんか?
このような疑問を解決する鍵となるのが「アトリビューション」です。
アトリビューションを正しく理解し活用することで、
広告の真の効果を測定し、より効果的な広告運用が可能になります。
本記事では、
Metaのアトリビューションの基礎とアトリビューション項目の表示方法を説明します。
1. アトリビューションとは?
アトリビューションとは、
コンバージョンに至るまでの様々な広告やチャネルの貢献度を分析・評価する手法のことです。
コンバージョンまでの経路のうち直接成果につながった接点だけではなく、
コンバージョンに至るまでの複数の接点をさまざまな視点からみて分析します。
Meta広告でも
一部の指標でアトリビューションを計測、確認することができます。
アトリビューションを見ることで、
広告外で起きたアクションがどれだけコンバージョンに貢献しているかを確認し、
評価対象として利用することができます。
2. アトリビューションの種類
Meta広告で確認できるアトリビューションの種類としては2種類あり、
「ビュースルーアトリビューション」と
「クリックスルーアトリビューション」に分かれます。
■ ビュースルーアトリビューション
ユーザーが広告を閲覧し、クリックしなかったが、
アトリビューションウィンドウ期間の内にアクションを実行した数。
■ クリックスルーアトリビューション
ユーザーが広告をクリックし、
アトリビューションウィンドウの期間内にアクションを実行した数。
※クリックスルーアトリビューションには、広告へのいいね!、コメント、シェアなどのエンゲージメントクリックが含まれる場合があります。
ビューとクリックの両方が発生した場合は、
Metaではアトリビューションとしてクリックのみを記録します。
3. アトリビューションウィンドウとは?
アトリビューションウィンドウとは、
Meta広告(Facebookなど)で広告の効果を測定する期間のことです。
例えば、
「7日間のアトリビューションウィンドウ」を設定すると、
あなたの広告を見た人が7日以内にCVしたかどうかを追跡します。
これは
「どの広告が売上につながったか」を判断するための時間枠です。
短い期間(1日)だと即効性の高い広告効果だけを測定し、
長い期間(28日)だと時間をかけて検討するCVも含めて効果を見ることができます。
簡単に言うと、
「この広告を見た後、何日以内の行動を広告の成果として数えるか」を決める設定です。
アトリビューションウィンドウの長さによって、広告の効果測定結果が変わってきます。
4. アトリビューション項目の表示方法
表示方法は以下の通りです。
■ アトリビューション項目の表示方法
① 広告マネージャーにて「パフォーマンス」をクリック
② アトリビューション設定を比較
③「列をカスタマイズ」をクリック
④ 表示したいアトリビューションの設定を選択
⑤ コンバージョンのカウント方法を選択
⑥ 「適用」をクリック
以上の手順で進めていくと、
選択したアトリビューション別のデータの確認が出来るようになります。
5. まとめ
いかがでしたか?
商材によってもアトリビューションの特徴は異なります。
広告を見てからすぐCVされやすい商材、すぐにはCVにいたらない商材など、
これまでアトリビューションを見れていなかった!という方も、
自身のアカウントのアトリビューションを確認して活用してみて下さい。
また、
管理画面上ではコンバージョンがついているが実反響に反映されていない場合
ビュースルーコンバージョンを確認してみるなどの活用方法もあります。