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広告クリエイティブを改善して、効果的に運用するコツ

更新日:2024年01月25日

広告クリエイティブを改善して、効果的に運用するコツ

広告クリエイティブは広告素材全般を指す言葉ですが、効果的な運用をするためには改善する必要がある場合もあります。
しかし、どのように改善すればいいのかが難しいところです。
改善するつもりが改悪になってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、広告クリエイティブの改善のコツを紹介します。

広告クリエイティブとは?

広告クリエイティブとは、広告用として制作されたコンテンツ全てを指します。
具体的には、キャッチコピー、動画、バナー、画像、テキスト、チラシなどのことです。

広告クリエイティブのクオリティーが直接広告効果につながります。

広告クリエイティブの作成のポイント

広告クリエイティブの作成ポイントを解説します。

イメージを統一させる

広告クリエイティブを作成する際は、商材と広告のイメージを統一させなければいけません。

例えば、高級服の広告を出すのに、ポップな画像広告ではイメージが合いません。
逆に日常気軽に使うものに、重々しい内容の広告文を加えるわけにはいかないでしょう。

商材と広告内容に釣り合いが取れていればこそ、広告効果も高まります。

伝えたい内容をシンプルにまとめる

広告クリエイティブの内容はシンプルな文言にまとめることが大事です。
見ただけで、「気になる」「欲しい」「検索してみよう」と思えるような内容にしたいところです。

そのためには、回りくどい表現や長たらしい文章を使ってはいけません。

ターゲットに見合う画像を使用する

広告クリエイティブの作成では、ターゲットに見合う画像を使用することがポイントです。

どんな商材でも、ターゲット層を絞り込んで、ぴったり合うような画像を挿入すれば、広告クリエイティブの効果も上がりやすくなります。

媒体ごとに作成する

広告クリエイティブを出稿する媒体ごとに様々な要件が定められています。
それぞれ、広告といっても出稿方式が違うのです。

そのため、各媒体に応じて適切な広告クリエイティブを制作しなければいけません。
全部同じようなものでいいだろうということでは、顧客の心はつかみにくいものです。

統一性は持たせなければいけませんが、各媒体に最もふさわしい形の広告クリエイティブを制作することで、集客効果、売上増効果を上げやすくなるでしょう。

客観的な評価を載せる

広告クリエイティブに客観的な評価を載せるのもいい方法です。
「人気ワンピーストップ10に入っている」「基礎化粧品ランキングの○位に位置」などの情報を掲載すると、商材の評価アップにつながり、顧客の購買意欲をそそります。

他社事例を参考にする

広告クリエイティブを制作する場合は、他社事例も参考にしたいところです。
マネをするわけにはいきませんが、レイアウトや作り、フォント、デザインなどで見習うべきこともあるでしょう。

他社事例を元により訴求力にある広告クリエイティブを制作できる場合もあります。

作成した広告クリエイティブを改善する方法

広告クリエイティブを制作したら、それで終わりではありません。
その後の効果なども検証しながら、改善の必要も出てきます。

そこで、広告クリエイティブをどのように改善したらいいのか、ポイントを解説しましょう。

変更しやすい部分・改善インパクトの大きい部分から取り組む

広告クリエイティブの改善といっても、全てのコンテンツをまとめて改善することはできません。
まずは変更しやすい部分・改善インパクトの大きい部分から着手してみましょう。

改善しても効果が上がるかどうかわからないという部分は後回しにし、ここを改善すれば、集客や売上増につながりそうだという部分に注目してみるのです。
その方が改善策も実行しやすくなり、具体的な成果も現れやすく、担当者のモチベーションも上がります。

日次や週次の指標を確認する

広告クリエイティブを改善する場合は、成果につながるか日次や週次の指標を確認しておきましょう。
コンバージョン率、コンバージョン数などの推移を見て、改善した広告クリエイティブの成果をチェックし、再見直しが必要かどうか考えます。

定期的に更新する

広告クリエイティブを制作してもそのままにしておくと、やがてユーザーから飽きられてしまいます。
1週間か2週間で更新していかないと、クリック率も大幅に下がるでしょう。

定期的な更新をすることで、新鮮な広告クリエイティブになり、ユーザーの興味も惹きつけられます。新しいものには目が行くものです。

できるだけ動画を挿入する

広告クリエイティブを改善する場合は、できるだけ動画を挿入するようにしましょう。
今までの広告クリエイティブがテキストや静止画中心なら、動画を挿入することで、ユーザーが注目しやすくなります。

動画のインパクトは非常に大きく、ユーザーも思わず見とれてしまうことがあります。

ただし、動画の作り方が大事で、媒体ごとにユーザーにアピールできるものでないといけません。

CTAを配置する

CTAとは行動喚起のことで、Webサイトを訪れたユーザーが具体的なアクションをするように誘導することです。

広告クリエイティブの改善でも、CTAの配置が大事です。
これまでのCTAがうまく機能していない場合、文言、配置場所、デザイン、ターゲットごとの設定などを工夫し、効果を上げる必要があります。

広告とLPに一貫性を持たせる

広告クリエイティブのコンテンツとLPには一貫性を持たせましょう。

例えば、広告クリエイティブが扱っているのが指輪なのに、遷移したLPには指輪以外の商品がずらりと並んでいるというのでは、ユーザーが戸惑います。
商品購入にもつなげにくくなるでしょう。

広告クリエイティブとLPのテイストやデザインが大きくかけ離れていても、ユーザーは不安になるものです。

それぞれに一貫性があると、ユーザーも安心して閲覧できます。

結果を元に次の施策につなげる

広告クリエイティブを制作したら、効果の程度を検証してみます。
検証した結果、あまり効果が上がっていないようなら、どこを改善すべきかを考えます。
全てがうまくいっていないということは少ないでしょうから、問題点を絞って改善してみるのです。

さらに検証を加え、改善点を見つけていきます。
このように検証結果を次の施策に活かすことで、より優れた広告クリエイティブを制作できるようになります。

成果がよいモノは別媒体にも活用する

広告クリエイティブは媒体ごとに制作するのが大事ですが、媒体によって効果が大きいもの、小さいものが出てきます。

成果が上がっている広告クリエイティブについては、対象の媒体から別の媒体でも活用してみるのも1つの方法です。
形は媒体に応じて変更することになりますが、似たような広告クリエイティブを出稿することで、同じように成果を上げやすくなります。

値段訴求を工夫してみる

広告クリエイティブの成果が上がっていないときは、値段訴求を工夫することで改善することがあります。

値段訴求では安く見せるのがポイントですが、単に安いというだけではなく、ユーザーにお得感を上手にアピールしたいところです。
この商品を買うと、こんなに安くていいことがあるのかと思わせれば、うまくいくでしょう。

訴求効果が落ちてきたら、根本から見直す

広告クリエイティブの訴求効果が薄れてきたら、根本から見直すことも検討してみましょう。
一部の改善では、うまくいかないことがあるからです。

根本といってもどの程度になるのかは検証の結果にもよります。
検証結果が思わしくないときは、全ての改善も考えないといけない場面もあるでしょう。

広告クリエイティブの改善が成功した事例

広告クリエイティブの改善で成功した企業があるので、実例を紹介しましょう。

日本航空

画像引用:日本航空より ー FACEBOOK for Business

日本航空では、ラグビーワールドカップを契機に広告クリエイティブを改善しました。
アスリートを起用し、世界の強豪に挑む日本代表チームを応援するというメッセージを配信しました。
楽しめる動画も加えた結果、リーチ数は目標値の26%増の1,000万人以上、リーチ単価は目標値の13%になりました。

株式会社スナックミー

画像引用:クリエイティブ改善の成功事例 – LINEキャンパス

スナックミーはお菓子のサブスクリプションサービスです。
広告クリエイティブでは、LINE広告を活用した手法がうまくいきました。

ポイントは静止画クリエイティブです。
カメラマンが撮影した綺麗な作りのものよりも、ユーザーがスマートフォンで撮影した親近感のある画像の方が訴求力が高いことが判明しました。

そこでスナックミーでもそのような画像を使い、新規ユーザーの獲得につなげています。

株式会社ディー・エヌ・エー

画像引用:DeNAが実践!成果を出し続けるLINE広告運用のコツ

株式会社ディー・エヌ・エーでは、広告クリエイティブのPDCAを常に回し、改善を図っています。

一例を挙げてみましょう。アプリゲーム「逆転オセロニア」のキャンペーンです。

当初の広告クリエイティブでは、3体の有名キャラクター画像にコピーを15文字程度と言う内容でした。
ところが、LINE NEWSに掲載する「カード」のフォーマットでは、これが視認性がよくないということになりました。

そこで、掲載キャラクターは1体、コピーは4文字に凝縮しました。
この改善策が成功し、CTRが200%以上向上、コンバージョン率も110%以上増えました。

大阪ガスマーケティング株式会社

画像引用:大阪ガス事例に学ぶ、Twitter動画広告の可能性

大阪ガスマーケティングでは従来からテレビCMを積極的に行ってきましたが、Twitterも活用した「15秒再生最適化」の配信も開始しました。

15秒、または15秒以内で視聴できる動画を最適化した結果、リーチ数は2.6倍にもなったそうです。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、広告クリエイティブの改善方法や事例を紹介しました。

広告クリエイティブの改善できるポイントは多くありますので、広告効果が良くない場合は是非確認してみてください。

この記事を書いた人

インフィニティエージェントラボ編集部です。 媒体最新の情報やマーケティングコンテンツを更新中です!

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