【保険業界】プッシュ型SNS広告による獲得拡大を行い、獲得単価63%改善！

今回ご紹介するのは、大手保険会社のWeb集客で新規顧客からの獲得効率を改善した事例です。
運用する広告媒体を追加し、獲得拡大に繋げました。
類似する業界、サービスでWeb集客に苦戦をしている広告主様や広告運用者の方は是非参考にしてみてください。

案件詳細

お客様の課題・要望

大手保険会社であるこの企業様は、主に生命保険の資料請求を目的としたWeb広告を配信していました。
しかし、Web集客を行う中で以下の課題に直面していました。

1. 検索広告の競争激化
   生命保険市場は競争が非常に激しく、特に検索広告ではクリック単価（CPC）が高騰し、費用対効果が悪化していた。
2. 指名ワードへの依存
   獲得の大半が指名ワード（ブランド名を含む検索）に偏っており、新規顧客の獲得に苦戦を強いられていた。
3. ディスプレイ広告の非効率性
   ディスプレイ広告も配信していたものの、検索広告と比べて獲得単価が2倍以上高騰していた。

こうした状況の中で、「新規顧客層へのアプローチを強化し、獲得単価を抑えながら成果を最大化したい」という要望を受けました。

仮説

検索広告に依存した集客モデルでは、競争が激化する中で獲得の効率を改善するのが難しく、
指名ワード（ブランド名を含む検索）に依存している状態では検索ボリュームが横ばいのため、獲得件数の拡大も困難な状態でした。
そこで、以下の仮説を立てました。

1. プッシュ型の広告戦略が有効ではないか
   検索広告は「顕在層」向けの施策であり、すでにニーズがある層にアプローチするものですが、新規顧客層（潜在層）に対しては「プッシュ型」の広告が有効ではないかと考えた。
2. SNS広告を活用することで、新たな層へのリーチが可能ではないか
   Meta広告・LINE広告などのSNS広告は、興味関心やライフイベントに基づいたターゲティングが可能であり、検索広告とは異なる層へのリーチが期待できると考えた。
3. インサイトに基づいたクリエイティブの戦略次第で、コンバージョン率を向上できるのではないか
   SNS広告では、ターゲットに響く視覚的な要素が重要になるため、ユーザーインサイトを分析し、適切なクリエイティブを展開することで成果を向上できると仮説を立てた。

実施した改善施策

以上の仮説をもとに、
もともと配信していた検索広告やディスプレイ広告のほかに
SNS広告の配信を新たにスタートさせ、クリエイティブの訴求内容もユーザーインサイトに適したキャッチコピーを選定し検証を進めた。

1. SNS広告（Meta広告・LINE広告）の導入
   • 検索広告だけではカバーしきれない潜在顧客層にアプローチ。
   • 興味関心データを活用し、生命保険に関心があるユーザーをターゲット。
2. ユーザーインサイトに基づいたクリエイティブ展開
   • 生命保険に対する不安・疑問を解消する内容を盛り込んだ広告を作成。
   • 実際の利用者の声や、保険の必要性を視覚的に伝えるクリエイティブを活用。
3. パフォーマンスベースでの配信最適化
   • SNS広告のパフォーマンスデータを分析し、最も効果的なターゲティング設定を確立。
   • 高CPCの検索広告と比較し、低CPCのSNS広告の比率を増やし、費用対効果を最大化。

結果

施策実施後、以下の成果を得ることができました。

• 獲得単価を63%削減
  SNS広告の導入により、検索広告と比較して大幅に獲得単価を削減。
• 全体の獲得率が約234%向上
  検索広告のみに依存した場合と比較し、より広範なユーザー層へのアプローチが可能となり、CVR（コンバージョン率）が改善。

結果的に、SNS広告経由での新規顧客が全体の30%以上に拡大することに成功し、
これまでリーチできなかった新規層からも、獲得を効率よく伸ばすことが出来ました。

まとめ

今回は保険業界におけるWeb広告の事例をご紹介しました。
検索広告では競合性が高く、キーワードのクリック単価も高いので、クリエイティブでも勝負ができるSNS広告に頼るのも1つのアイデアですね。

・獲得単価が高い
・獲得件数がもっと欲しい
・もっと新しい提案が欲しい
・拡大をしていきたい…

そんなお悩みをお持ちの方々がいましたら、是非一度ご相談ください！
弊社取締役が直々に分析し、解決策を提案することも可能です。