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【新SNS】Blueskyとは?特徴やXとの違いなどを解説

更新日:2024年12月10日

【新SNS】Blueskyとは?特徴やXとの違いなどを解説

近年、Xに変わるSNSとして、Blueskyというサービスが話題になっています。

Blueskyの活用を検討している企業の方も増えていますが、なかにはどのようなSNSなのか把握しきれていない方もいるでしょう。

本記事では、Blueskyの特徴や搭載されている機能などを解説していきます。

合わせて導入した企業事例についても触れていくので、どのように活用できるのか知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

1.Blueskyとは

Blueskyは、2019年に立ち上げられたSNSで、当時TwitterのCEOを務めていたジャック・ドーシーらによって発案されました。

これまではベータ版として提供されており招待制が特徴の1つでしたが、2024年2月6日から廃止されています。

誰でも活用できるようになったことから、Xに次ぐテキストメインのSNSとして注目を集めています。

招待制の廃止後は順調にユーザー数を伸ばしており、BlueskyのX公式アカウントによると、2024年2月23日時点での利用者は500万人以上です。

今後ユーザー数が増えていくに連れて、さまざまな企業からさらに注目されることが予測されます。

参考:bluesky|X

2.Blueskyに搭載されている機能

Blueskyでは、Xのように投稿のリポストや「いいね」などのアクションを実施できます。

ユーザーの名前や投稿についてキーワードで検索できる機能もあるので、情報収集にも向いています。

また、他にも以下のような機能が搭載されています。

・フォローやブロック
・複数アカウント利用
・広告なしのタイムライン
・タイムラインのカスタマイズ

3.Blueskyの特徴

Blueskyの特徴としては、以下のような点が挙げられます。

・分散型のSNSとして注目されている
・AI検出サービスを提供している
・誰でもフィードを作成できる

どのようなSNSなのか理解を深めていきましょう。

3−1.分散型のSNSとして注目されている

Blueskyは、分散型のプロトコル「AT Protocol」を採用したSNSです。

サーバーを複数に分けることで、データが分散される仕組みになっており、ユーザー自身で情報の管理ができます。

プライバシーや個人情報を守りやすく、セキュリティの決定権を持ちながら活用できる点がメリットです。

運営している会社によってサーバーをまとめられている中央集権型SNSとは管理の自由度が異なります。

3−2.AI検出サービスを提供している

近年、SNS上ではAIを活用したディープフェイクなどが問題になっています。

ディープフェイクは、画像や映像を合成して生成する技術のことです。

政治家の顔や声を利用して本来発言していない情報を発信させるなど、犯罪に活用されることもあります。

技術の向上により偽物を見抜くことが難しくなっていますが、BlueskyではAI検出サービスが導入されているため、安心して利用できます。

3−3.誰でもフィードを作成できる

Blueskyでは、特定の投稿でフィードを管理できます。

デフォルトでは「Following」「What’s Hot」などが用意されていますが「Art」や「Japanese」など、閲覧したいコンテンツを特定して表示できます。

自身でフィードを作成することも可能なので、カスタマイズ性の高さが魅力です。

ただし、フィードを作成するにはプログラムに関する専門的な知識が必要になります。

詳細を知りたい方は、公式サイトのガイドを参考にしましょう。

参考:ガイドを見る|Bluesky

4.BlueskyとXの違い

BlueskyとXは、テキストメインのSNSとして多くのユーザーに活用されていますが、機能面や特徴において違いがあります。

機能面における主な違いは以下の通りです。

また、前述したようにBlueskyは分散型のSNSですが、Xは中央集権型のSNSです。

中央集権型の場合、ユーザー同士のコミュニケーションなど個人的な情報が一つのプラットフォームで管理されているため、情報操作の懸念などが挙げられています。

現状ではXの方が普及率が高く機能も充実していますが、今後プライバシーへの配慮などがさらに求められることで、ユーザーがBlueskyへ移動する可能性もあります。

5.Blueskyの始め方

Blueskyを導入したい方は以下の手順で利用を始めましょう。

  1. 公式サイトにアクセス or スマートフォンアプリをインストール
  2. 「新しいアカウントを作成」を選択

  3. メールアドレスや生年月日を入力

  4. ユーザーハンドルを記入

  5. テストを実施

  6. 興味関心や最初にフォローしたいアカウントを設定


  7. フィードを設定

  8. コンテンツの制限を設定

  9. 完了

6.Blueskyを導入した事例

Blueskyを導入した事例としては、以下のようなアカウントが挙げられます。

・セガ公式アカウント
・ナウル共和国政府観光局
・ナガノ
・靴下屋-Tabio

それぞれどのようなアカウントなのか確認していきましょう。

6−1.セガ公式アカウント

コンシューマーゲームやソーシャルゲーム、アーケードゲームの開発・販売を行っているセガは、Blueskyの招待制が廃止された翌日からアカウントを開設しました。

セガに関するニュースや社内の様子などをこまめに発信しており、2024年3月時点で8,000人以上のフォロワーを獲得しています。

ゲーム内のキャラクターが雪を踏んだときのへこみ具合をどのように設計しているのかなど、ユーザーの興味関心を引く投稿が魅力です。

6−2.ナウル共和国政府観光局

ナウル共和国は、太平洋南西部にあるナウル島を領土とした共和国です。

ナウル共和国政府観光局日本事務所のXアカウントはフォロワーが48万人を超えており、人口よりも数が多いことで有名です。

BlueskyでもXと同じような運用を試験的に実施していて、2024年3月時点で2万人以上のフォロワーを獲得しています。

6−3.ナガノ

ナガノは、ちいかわなどのキャラクターで人気を博しているイラストレーターです。

Xでは100万人以上のフォロワーを獲得しており、同じ内容の投稿をBlueskyにも投稿しています。

2024年3月時点で、Blueskyのフォロワーは約22万人です。

多大な影響力を持っているためか、Bluesky公式アカウントにも紹介されています。

6−4.靴下屋-Tabio

タビオ株式会社は、大阪府大阪市浪速区に本社を構える企業です。

「靴下屋-Tabio」としてBlueskyアカウントを運用しており、靴下のコーディネート案について投稿しています。

良質な情報提供やユーザーとの交流を通してアカウントを伸ばしており、現在約1,600人のフォロワーを獲得しています。

7.企業はBlueskyの運用を始めるべきなのか

企業の広報を担当している方のなかには、Blueskyを活用すべきか迷っている方は多いでしょう。

結論、運用を迷っている場合は利用を始めてみることがおすすめです。

まずは利用してみて、自社が行う情報発信の形にフィットするのか確認してください。

まだユーザ数が少ないというデメリットはありますが、今後導入する人が増えることで先行優位性を獲得できる可能性もあります。

現状、XやThreadsを活用している場合は、同じ投稿をすることで自社にマッチするか確認できます。

ただし、事例を見る限りだとBlueskyのフォロワーを伸ばしているのは、Xなど他SNSで人気のユーザーであることが多いです。

同時に複数のアカウントを活用することが難しい場合は、ユーザー数が多いXなどから注力していきましょう。

8.まとめ

いかがでしたか?

Blueskyは、2019年に立ち上げられた新しいSNSです。

2024年2月6日から招待制が廃止され、誰もが利用できるようになりました。

分散型のSNSとしてプライバシー保護やカスタマイズ性に注目が集まっており、今後Xの代わりに利用するユーザーが増える可能性が高いです。

現状、機能面など劣る部分はありますが、企業のマーケティングで導入すべきか悩んでいる方は、一度利用してみることがおすすめです。

この記事を書いた人

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