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【3分で理解】アドネットワークとは?仕組みやメリットなどを徹底解説

更新日:2023年08月25日

【3分で理解】アドネットワークとは?仕組みやメリットなどを徹底解説

複数の媒体に対して広告を配信できるアドネットワークは、効率を重視する方にとって有効的なマーケティング手法の1つです。

しかし、なかにはアドネットワークについてまだ詳しく理解しきれていない方もいるのではないでしょうか。

この記事では、アドネットワークの概要や仕組み、メリットなどを解説していきます。

アドネットワークで何ができるのか気になる方や、現在活用を検討している方はぜひ参考にしてください。

アドネットワークとは

アドネットワークとは、ブログやWebサイトにまとめて広告を配信できる配信手法のことです。

複数の媒体に対して一度に広告を流すことができるため、自社商品の露出を効率的に増やすことができます。

また、1つの媒体に掲載するときと同様のやり方で広告を配信できるので、作業効率の改善にも効果があります。

認知向上やプロモーションの宣伝など、様々な目的に合わせて効果的な利用が可能です。

アドネットワークとDSPの違い

アドネットワークとよく比較される広告配信方法手法としてDSPが挙げられますが、以下のように細かい点が異なります。

・広告配信面
・ターゲティング設定
・入札戦略
・課金形態
・DMPとの連携

それぞれ確認していきましょう。

広告配信面

アドネットワークは、複数のWebサイトやブログなどをまとめて配信ができるようにした広告ネットワークです。

一方で、DSPはアドネットワークのように配信を行うネットワークではなく、あくまでも広告主のための管理ツールです。

いくつかのアドネットワークやアドエクスチェンジを対象として広告配信を管理することが特徴となっています。

ターゲティング設定

アドネットワークでは、自社サイトに訪問したユーザーを対象とするリターゲティング手法や、興味関心に合わせて配信ができるトピックターゲティングなどが可能です。

DSPの場合も同様に、リターゲティングやオーディエンスターゲティングなどが利用できます。

入札戦略

アドネットワークが通常入札を取り入れている一方で、DSPではRTB(リアルタイムビディング)を採用しています。

RTBは、オンライン広告での入札の仕組みの1つであり、インプレッションが発生するたびにリアルタイムで競争入札を実行することが特徴です。

課金形態

アドネットワークでは、広告がクリックされるたびに加算されるクリック課金や、1,000回表示されるごとに費用がかかるインプレッション課金を採用していることが多いです。

DSPの場合も同様にクリック課金・インプレッション課金が取り入れられています。

DMPとの連携

アドネットワークではDMPとの連携ができませんが、DSPであれば可能です。

DMP(データマネジメントプラットフォーム)は、ネット上に集められた情報やデータを管理するためのプラットフォームです。

DMPと連携をすることで、ユーザーそれぞれの行動履歴などをもとにしたターゲティングができます。

アドネットワークの仕組み

アドネットワークの仕組みは以下の通りです。

  1. 広告主が媒体の条件やLPのURLなどを登録
  2. 事業者が広告主の条件にマッチした媒体グループに広告を配信
  3. 配信後、クリック数やコンバージョン率などのデータをリアルタイムで確認

広告主は、条件を登録するだけでマッチした媒体に広告を配信できます。

アドネットワークのメリット

アドネットワークには、以下のようなメリットが存在します。

・工数削減
・費用対効果の向上

上記2つの利点について詳しく解説していきます。

工数削減

アドネットワークを利用することで、複数の媒体に一括で配信を行うことができます。

広告主は入札額や条件を登録しておけば媒体を一つ一つ選ぶ手間がなくなるため、工数の大幅な削減が可能です。

配信した広告についてのデータもリアルタイムで確認できるため、数値を取ってソフトに入力するような手間もありません。

「なるべく手間をなくしたいけど、条件に合った多くの配信面への掲載も行いたい」という方にはアドネットワークの活用がおすすめです。

費用対効果の向上

アドネットワークで配信できるWebサイトやブログなどは、カテゴリごとに分かれています。

例えば、美容についての商品を訴求したい場合は、条件を登録することで関係のない媒体への配信を行わないように設定可能です。

また、自社について興味を持っているユーザーに訴求可能なリターゲティング手法など、効果的な配信設定を行うこともできます。

複数の媒体に一括で配信を行えるだけでなく、広告主の要望に合わせた設定ができることから費用対効果の向上が期待できるでしょう。

アドネットワークのデメリット

アドネットワークには、以下のようなデメリットも存在します。

・配信する媒体の指定はできない
・意図しない配信先に配信される可能性がある

活用を検討する際は、良い点だけでなくデメリットも把握しておきましょう。

それぞれの項目について解説していきます。

配信する媒体の指定はできない

アドネットワークを活用する際、配信する媒体について細かい指定はできません。

あくまでも、与えられた条件をもとにして複数の媒体に広告を掲載することがアドネットワークの特徴です。

広告主側で配信したい掲載先が明確になっている場合は、広告枠への配信を直接依頼したほうが良いでしょう。

意図しない配信先に配信される可能性がある

掲載する媒体を詳細に設定できないため、アドネットワークを活用することで意図しない配信先に自社の広告が流れる可能性があります。

配信先となる媒体はカテゴリごとに分かれているため、完全に意図と外れた媒体が掲載先になる確率は低いです。

しかし、広告主によってはあまり掲載に適さない媒体が傘下に入っている可能性があるため、どのような配信先が選択されているのかは確認しておいたほうが良いでしょう。

アドネットワークの配信方法

アドネットワークの配信方法には、以下2つが存在します。

・ターゲティング配信
・ノンターゲティング配信

具体的にどのような配信方法を設定できるのか解説していきます。

ターゲティング配信

ターゲティング配信では、広告掲載を行うWebサイトや対象とするユーザーの属性などを定める手法です。

メジャーな業界だけでなく、ニーズが狭いニッチな層にも効率的にアプローチでき、高いコンバージョン率が期待できます。

特に、一度自社サイトを訪問したことがあるユーザーをターゲティングするリターゲティングは顕在層に対して有効であるため、高い確率で反応を示してもらえるでしょう。

ノンターゲティング配信

ノンターゲティング配信とは、ユーザーや配信先のカテゴリなどを絞らない配信方法です。

条件がないため多くの掲載先にアプローチできますが、自社とは関連性の低いWebサイトに広告が配信される可能性が高まります。

アドネットワーク広告の種類

アドネットワークには以下のような種類が存在しています。

・Googleディスプレイネットワーク
・Yahoo!ディスプレイ広告
・nend
・AkaNe by GMO
・i-mobile

代表的なアドネットワークがどのようなものなのか理解を深めていきましょう。

Googleディスプレイネットワーク

特に代表的なアドネットワークとして、Googleディスプレイネットワーク(GDN)が挙げられます。

200万を超えるWebサイトやアプリに対して広告を配信でき、豊富なデータを活用したターゲティングも可能です。

リターゲティングやユーザー属性など細かく設定できるので、特に初心者の方はまずGDNから触れてみることがおすすめです。

Yahoo!ディスプレイ広告

Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)も、Googleディスプレイネットワークと同じように代表的なアドネットワークの1つです。

Yahoo!に関連したサービスや朝日新聞デジタル・Cookpadなどに広告を一括で配信できます。

有名サービスに広告を掲載できればブランディングにも良い影響があるため、GDNと合わせてまず活用の検討をお勧めします。

nend

nendは、株式会社ファンコミュニケーションズによって運営されているアドネットワークです。

GDAやYDAでは訴求しきれないようなユーザーに対してアプローチできる点が魅力となっています。

ゲームや漫画など配信できるジャンルが多岐にわたっており、複数の計測を同時にできる「マルチコンバージョン機能」など充実した環境が整っています。

AkaNe by GMO

AkaNe by GMOは、インフィードに特化したアドネットワークです。

1,000を超える媒体数を有しており、国内でもインフィード広告の在庫は最大規模となっています。

通常コンテンツに馴染む広告で、ブランディングへの影響を最小限にしつつ自然な訴求がしたい方にはAkaNe by GMOがおすすめです。

i-mobile

i-mobileは、スマートフォン・タブレット・PCなどさまざまなデバイスに対応したアドネットワークです。

国内最大級の配信在庫を誇り、ストア上位のアプリや大手のWebサイトにも配信ができます。

クリエイティブのサポートも行っているため、自社で制作する人的リソースや時間がないという方でも安心です。

まとめ

いかがでしたか?

アドネットワークは、複数の媒体に対して一括で広告配信を行えるサービスです。

ニーズに合わせたターゲティングや掲載先の設定が可能であるため、効率的な配信が実現できます。

配信の工数削減や費用対効果のアップが期待できるため、ぜひ活用を検討してみましょう。

この記事を書いた人

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