みなさん、GDNでキーワードターゲティングを用いた配信を行ったことはありますか?
GDNのキーワードターゲティングはコンテンツターゲティングと呼ばれることもあり、やや複雑に感じるかもしれませんが、このキーワードターゲティングをマスターするとディスプレイ広告での成果を向上させる見込みがあります。
今回は、キーワードターゲティングをマスターして活用していけるよう説明していきます!
1.GDNキーワードターゲティングとは?
キーワードターゲティングとは、設定したキーワードと関連性の高いWebサイト、アプリ動画に広告を表示するターゲティング手法です。
キーワードターゲティングはYDAのサーチターゲティングと混乱しやすいので注意が必要です。YDNのサーチターゲティングは指定したキーワードを検索したユーザーに配信するのに対し、GDNのキーワードターゲティングは指定したキーワードに関連するメディアに配信するという点で異なります。
つまり、キーワードターゲティングはユーザーではなくメディアを指定するターゲティング手法となります。
2. GDNキーワードターゲティングの種類
結論から言うと、現在キーワードターゲティングの種類は1つしかありません。
以前は、キーワードターゲティングにはコンテンツターゲティングとオーディエンスキーワードという2つの種類がありました。しかし、オーディエンスキーワードは現在廃止されたため、キーワードターゲティング=コンテンツターゲティングとなりました。そのため、キーワードターゲティングのことをコンテンツターゲティングと呼ぶ人もいるのです。
また、オーディエンスキーワードはカスタムインテントオーディエンスへと移行されました。
3.キーワードターゲティングの活用方法
ここからはキーワードターゲティングでのキーワードの選定方法から配信後の活用方法について説明していきます。
3-1.キーワード選定方法
キーワードの選定方法としては以下のパターンがあります。
- 商材に直接的に関連するキーワード
- 商材に直接的に関連しないキーワード
商材に直接的に関連するキーワードを選定する場合
商材に関連するキーワードを網羅することで商材に関連する面に広く配信されるため、初期の設定としては商材に関連するキーワードを広く設定するのがオススメです。
例えば、広告を配信する商材がスポーツジムであれば、スポーツジムの競合名や筋肉トレーニング系・ダイエット系のキーワードを設定します。
商材に直接的に関連しないキーワード
商材に直接的には関連しないキーワードを選定する際のポイントはいくつかあります。
まず大前提として、商材に興味を持つであろうユーザーが検索しそうなキーワードを設定する必要があります。ここでは柔軟に発想を広げていくことが大切です。こちらもいくつかののパターン別に説明していきます。
- ユーザーの悩みからキーワードを広げる
- ユーザーの好みそうなメディアやキーワードから広げる
- ユーザーの悩みからキーワードを広げる
ユーザーの悩みからキーワードを広げることで、ユーザーがその悩みを解決するために配信する広告の商材に興味を持つ可能性が高いです。
ここでもスポーツジムを商材例として挙げると、体型への悩みや健康に対する悩みを持っていそうなユーザーが閲覧しそうなメディアやキーワードを選定すると確度の高いユーザーへの広告配信が見込めるでしょう。
ユーザーの好みそうなメディアやキーワードから広げる
ユーザーが好みそうなメディアやキーワードから広げる場合、直接的に商品と関係がないサイトのためユーザーの確度としては低くなってしまう可能性もありますが、安価なクリック単価で広く広告を配信することができます。
ここでもスポーツジムを商材例に挙げると、やや極端な例になりますが、体型に気にかけるユーザーは見た目を気にする傾向にあるため美容に気を使う人が多いかもしれない。そこで美容系や自分磨き型のメディアに広告を配信することで、コンバージョンの確率が高まる可能性があるというように考えを広げていきます。
キーワードターゲティングは配信するメディアを指定するターゲティング方法ですが、ターゲットユーザーを意識したキーワード選定も非常に重要です。
何を売るかと誰に売るかという2つの側面からアプローチを理解した上で、商材に適したキーワード選びをしていきましょう。
3-2.配信方法
キーワードターゲティングは単体で活用するのではなく、他のターゲティングと組み合わせることでより効果的です。
キーワードターゲティングはリマーケティング、プレースメント、インテント、カスタムアフィニティカテゴリ、トピックなどのターゲティング手法と併用することが可能です。またユーザー属性を絞り込むことも可能です。
何度も言うように、キーワードターゲティングは配信するメディアを指定するターゲティングです。そのため配信するユーザーを指定できるターゲティングと組み合わせることでより精度の高いターゲティングを行うことができるのです。
3-3.配信後の活用方法
キーワードターゲティングは配信をしたら終わりというわけにはいきません!
配信を始めたら実際にどのような媒体に広告が掲載されているのかを確認する必要があります。どうしても意図していない媒体に配信されていたり、成果が伴わない配信先がある場合が考えられるからです。
実際に配信されている媒体を確認し、そのような不要な配信先は除外の設定をすることで配信対象外にすることができます。このように精査を繰り返し行って、効果を安定させていきましょう。
4.まとめ
いかがでしたか?
キーワードターゲティングを行う上ではユーザーの心理を考えることが重要であることがわかりましたね。ユーザー心理を追求し、コンバージョン率の高い配信面に広告を配信していきましょう。
キーワードターゲティングは年齢などのセグメント設定と組み合わせることで、ターゲティングが広くなりすぎたり、意図しないユーザーに配信することを抑えることもできるので、初期の設定では他のターゲティング設定と組み合わせて配信することをオススメします!
GDNのカスタムインテントやYDAのサーチターゲティングと混合し複雑に感じている方もいるかと思いますが、これを機にどんどん活用していきましょう。