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レポート自動作成ツール【アドレポ】のメリット・デメリット

更新日:2025年09月30日

レポート自動作成ツール【アドレポ】のメリット・デメリット

運用型広告、リスティング広告に関わる皆様は、
広告成果のレポート作成にどれくらい時間をかけていますか?

弊社であれば、
各アカウント上の数値をエクセルでダウンロードし、
フォーマットに合わせてレポートで作成する場合、
1つのレポートで20分ほど時間がかかっていました。

他の広告代理店でもインハウスの広告運用でも、
手作業でレポート作成を行えばそれくらいの時間がかかってしまいます。

ただ、
我々広告代理店は作業屋ではなくインターネット広告を通して、
事業の拡大に貢献するソリューションを提供するのが仕事であるはずです。

そんな時に活用したいのが、
レポート自動作成ツールです。

本記事では、
弊社で導入しているアドレポに特化して、特徴やメリット・デメリットを詳しくお伝えします。

1. アドレポとは?

アドレポとは、
自動で広告レポートを作成してくれる便利なツールです。

アドレポの自動レポート機能は以下の通り大きく2つに分類できます。

  • アドレポにプリセットされているテンプレートへデータを抽出する機能
  • 自前のテンプレートにデータを抽出する機能

■ アドレポにプリセットされているテンプレートへデータを抽出する機能

なるべく工数をかけずにレポートを毎日確認したい方におすすめの機能です。

■ 自前のテンプレートにデータを抽出する機能

「ありものよりも詳細なデータを確認したい場合」
「手動レポートから移行する時に見た目を変えたくないなどという場合」
におすすめの機能です。

テンプレートは、
アドレポのありものを使うことも、オリジナルを使うことも可能です。
どちらの需要にも応えられるのがアドレポの強みの1つです。

また、
レポートの自動作成と謳っていますが自前のテンプレートの場合、
自動作成できるようになるまでにかなり泥臭い作業が必要になります。

その反面、
テンプレートではなく自分たちが表示したい項目を表示したい形式で出力できるため、
カスタマイズ性は非常に高いと言えます。

そして、
一度設計さえすれば毎回のレポート作成時間を大幅に短縮することができます。

2. アドレポで出来ること

まずはじめに、
現在対応している広告媒体は、下記の通りです。(2018年)

  • Google広告
  • Yahoo!検索広告
  • Yahoo!ディスプレイ広告
  • Bypass
  • FreakOut
  • ScaleOut
  • Meta
  • DoubleClick Bid Manager
  • MicroAd BLADE API
  • i-mobile
  • Criteo
  • nend
  • Logicad
  • LINE Ads Platform
  • Twitter API
  • ADMATRIX DSP
  • AdCent
  • ADEBis

主要な広告媒体、計測ツールは大体対応しています。

■ 通常のレポート作成の流れ

①運用しているアカウント管理画面を開く
②別々にエクセルやCSVでデータをダウンロード
③そこからデータを成形してレポートが完成

■ アドレポでのレポート作成の流れ

①出力するレポートをテンプレ化してフォーマットに適用
②自動で集約した1つのレポートをダウンロード
※通常のレポート作成では手動で行っていた内容を自動で行えるようにすることで作業効率が上昇

担当するアカウントが多ければ多いほど導入が大変ですが、
一度導入してしまえば、飛躍的な工数削減が可能です。

弊社の場合、
レポート作成からメール送付まで20分~30分かかっていた。
導入後は10分ほどで作成可能に。

当時現場にいた身としては、
一瞬でレポートが出来上がる様を見て、まさに革命が起きたかと思いました。

3. アドレポのメリット

アドレポを導入するメリットは以下の3つが挙げられます。

  • 管理画面をまたがなくても良い
  • 多種多様な媒体に対応している
  • 作業効率が飛躍的に上がる

弊社の報告形態としては、
①Excelファイルでレポート生成
②メール送付
の報告体制を取っています。

しかしアドレポは、
スプレッドシートへのデータ出力やメールの自動送付も可能です!

定期的に自動更新される最新レポートをクライアントと共有できるので、
送付する行為も必要なくなり、非常に効率的です。

4. アドレポのデメリット

ただし、
そんな便利なアドレポにもデメリットは存在しています。

現在弊社で確認できているデメリットは下記の3つが挙げられます。

  • 導入コストがかかる
  • 初期導入に手間がかかる
  • APIの誤差がある

■ 導入コストについて

  • 初期費用は無料
  • 基本使用料5万円/月(20アカウント対応)
  • 21アカウント以上登録する場合、1アカウントあたり500円追加
    (1回の追加申請は10アカウントずつ)

1アカウントの定義ですが、
クライアント数ではなく広告メニューの数でカウントされます。

例えばA社の広告は、
Google広告とYahoo!検索広告、Yahoo!ディスプレイ広告、Metaの4つだとした場合、
それだけで4アカウントになってしまいます。

そのため、
初期導入時のストレージでは5社分しか使用することが出来ません。

弊社では約150アカウントを登録していますので、計算式は以下のようになります。

初期20アカウント ¥50,000 + (150 – 20 )× ¥500 = ¥115,000

つまり、
11.5万円の投資となります。

これほどの費用を投じて、それ以上の効果を生み出せるのか、
全体の売上や利益を加味して導入を検討する必要があります。

ただ、
一旦導入してしまえば、アカウントを増やすほどアカウントの単価は安くなります。
※初期導入時は単価2,500円、以降は500円であるため

「このアカウントはアドレポに入れる」「これは入れない」と、
細かく場合分けするよりも一括導入して効率化を図る方が良いでしょう。

また、
APIで稀に誤差や集計エラーが起きる点に注意が必要です。

一部の広告媒体のデータを抽出できず、数値が反映されないことがあります。

その場合、
その広告媒体の管理画面でも同じような事象が起こっている場合があるので、注意が必要です。

5. まとめ

今回は、
レポート自動作成ツールアドレポのメリットとデメリットを説明しました。

ぜひ、レポート自動化ツールを使って、
運用者の作業効率の向上とそれによる事業の加速をしていきましょう。

また、
効率化ツールは社員が多いほど生産性の向上に繋がります

チームのマネジメントを考えられる方は導入による、
残業の削減や社員の満足度向上を加味して検討していただければと思います。

弊社では人ができる仕事に全力を注ぎ、
それ以外は積極的に効率化する体制を作っています。

WEB集客にお困りの担当者様の相談に乗ることもその1つです。
まずは気軽にご相談ください!

この記事を書いた人

大学3年生から内定者インターンを開始し、2020年にインフィニティエージェント新卒3期生として入社。 約5年半の運用者経験を活かし、現在はチーフ職としてマネジメントも行いながら、新規顧客の開拓やメディア編集長に従事。 冷麺が好きで1週間に何度も食べているという偏食な一面も。

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