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【Yahoo!広告】キャンペーン間の共有予算機能をリリース!

更新日:2025年09月30日

【Yahoo!広告】キャンペーン間の共有予算機能をリリース!

Yahoo!広告では、
キャンペーン間で予算を共有できる機能が追加されました。

また、
予算の消化状況や配信状況を確認できる
「共有予算レポート」も利用可能になりました。

本記事では、
この共有予算機能の概要やメリット、設定方法、活用時の注意点までを詳しく解説します。

1. 共有予算機能とは?

共有予算とは、
アカウント内の複数キャンペーンでひとつの予算をまとめて利用できる機能です。

これにより、
余った予算を不足しているキャンペーンに自動で振り分けられるため、
予算管理の効率化や広告表示の機会損失の低減が期待できます。

検索広告:2023年7月から提供開始
ディスプレイ広告:2025年3月から提供開始

 

■ なぜ必要?

通常、キャンペーンごとに1日の予算を設定している場合、次のような状況が起こります。

  • 予算を使い切らないキャンペーンがある
  • 予算が足りないキャンペーンがある

このバランスの悪さが、広告の機会損失につながります。

■ 共有予算を使うメリット

  • 少ない工数で最適な予算管理
  • 機会損失の低減

それぞれ確認していきましょう。

1-1. 少ない工数で最適な予算管理

※画像引用(出典:キャンペーン間の共有予算 について|Yahoo!広告

  • 余った予算を、不足しているキャンペーンに自動で振り分け可能
  • 毎日の予算消化チェックや手動調整が不要

以上のことから、少ない工数で最適な配分が実現

1-2. 機会損失の低減

※画像引用(出典:キャンペーン間の共有予算 について|Yahoo!広告

予算共有は、
予算が足りないキャンペーンに余っている予算を振り分けます

予算不足により広告が配信されないことによる
機会損失を低減させることが可能です。

  • 予算不足による広告停止を防止
  • 表示回数やクリックの配信機会を逃しにくくなる

コンバージョンの増加にも期待できる

2. 設定方法

キャンペーン間の共有予算を設定する方法は下記のとおりです。

■ 設定方法

①  新しい広告管理ツールを開く
②「ツール」→「キャンペーン間の予算管理」をクリック
③  設定項目の入力(以下記載)

設定項目の詳細は下記のとおりです。

設定項目 設定内容
共有予算名 任意の名称
対象のキャンペーン 共有したいキャンペーンを選択
1日の共有予算 共有予算で管理する1日の予算金額を設定
自動設定:
紐づけたキャンペーンの設定時の予算を合計して自動反映
手動設定:
任意の金額を入力して設定

3. 共有予算レポート

共有予算レポートでは、
共有予算ごとに以下の数値を確認できます。

  • 累計コスト
  • インプレッション数
  • クリック数

これにより、予算の使われ方や配信状況をひと目で把握可能です。

4. 注意点

共有予算の注意点としては、下記の2点があげられます。

  • 各キャンペーンの予算配分を細かく調整できない
  • 設定した金額を超えるコストが発生する可能性がある

それぞれ確認していきましょう。

4-1. 各キャンペーンの予算配分を細かく調整できない

共有予算では、
キャンペーンごとの予算配分を個別に設定できません

そのため、
1つのキャンペーンが共有予算の大部分を消費してしまい、
他のキャンペーンの配信量が減る可能性があります。

配信の偏りを防ぐために、配信状況を定期的にチェックしましょう。

4-2. 設定額を超えるコストが発生する可能性がある

急な検索数やクリック数集中により、
設定した共有予算を超えるコストが発生する場合があります

この場合、
キャンペーン単位と同様に請求対象は1日の共有予算の200%までとなります。

実際に請求される金額は、
そのうち「1カ月の請求限度額」までに制限されます。

5. まとめ

今回は、
Yahoo!広告で提供されている共有予算機能について解説しました。

共有予算を活用することで、
予算の有効活用や機会損失の低減が期待でき、
結果としてコンバージョン増加などの大きな効果につながる可能性があります。

ただし、
1つのキャンペーンが予算を使い切ってしまうなどのリスクもあるため、
運用時は注意が必要です。
配信状況を定期的に確認し、効果的に活用しましょう。

この記事を書いた人

大学3年生から内定者インターンを開始し、2020年にインフィニティエージェント新卒3期生として入社。 約5年半の運用者経験を活かし、現在はチーフ職としてマネジメントも行いながら、新規顧客の開拓やメディア編集長に従事。 冷麺が好きで1週間に何度も食べているという偏食な一面も。

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