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【2023年1月】アップデート情報まとめNo.2

更新日:2023年05月26日

【2023年1月】アップデート情報まとめNo.2

最近目のかゆみや鼻がむずむずしているのは私だけでしょうか、、、寒さに加えて花粉の季節が少しづつ近づいているのが分かります!!

本格的になる3月が怖いですね。今回は、1月の後半にあったアップデート情報について解説していきます。

Google広告アップデート情報

まずはGoogle広告についてのアップデート情報についてです!

アカウント単位で除外キーワードが設定可能に

Google広告にて、2023年1月28日よりアカウント単位で除外キーワードが設定できるようになったとの発表がされました。

検索広告において、意図しない広告の表示を防ぐためのキーワード除外は細かいながらも非常に重要な対策です。今までは、キャンペーンごとに除外キーワードリストを紐づける、という作業が必要でした。

今回のアップデートによりアカウント単位での除外キーワード設定が可能になり、キーワードの管理がしやすくなります。
また、P-MAXキャンペーンでのキーワード除外もアカウントで行えるようになったとのことです。今後は全ての検索広告枠とショッピング広告枠が自動的に除外の対象となります。

広告管理画面上の設定>アカウント設定からキーワードの設定が可能です。

設定内容の要項については下記になります。

・リスト数:最大20個
・キーワード数:最大1,000個
・マッチタイプ:部分一致・フレーズ一致・完全一致

参考:アカウント単位の除外キーワードについて|Google広告ヘルプ

Yahoo!広告アップデート情報

まずはYahoo!広告のアップデート情報についてです!

Yahoo!ディスプレイ広告 推定コンバージョンの導入について

Yahoo!ディスプレイ広告にて、2023年2月27日より、推定コンバージョンが導入されるとの発表がありました。規制により測定ができなくなっていたコンバージョンを推定し、広告配信やパフォーマンスレポートに反映されます。

推定コンバージョンとは

推定コンバージョンとは、測定可能なデータを用いてモデルを構築し、測定出来ないコンバージョンを推定したものです。iOSなどの観測性が低下しているプラットフォーム上でのデータを適用対象とします。
画像引用:【ディスプレイ広告(運用型)】推定コンバージョンの導入について|Yahoo!広告JAPAN

コンバージョン数が増加する??

推定コンバージョンは数日遅れで反映されるため、過去のレポートの数値が変わる可能性があります。また、今まで計測出来ていなかったコンバージョンが推定コンバージョンとして反映されるため、コンバージョンの数が増加することが予想されます。

コンバージョンの数が増加することで「CPAが下がる」事象が起きる可能性が高いですが、管理画面上の数値だけでなく契約に繋がっているかどうかも確認することが必要です。

今のところ推定コンバージョンと実測のコンバージョンの数値を分けて見ることや、推定コンバージョンを含めないように設定することは不可となっています。

今後も精度の改善は随時行われるようですが、レポートや入札に影響が出ることも考えられるため、しばらくは様子を見ての運用となるでしょう。

動画視聴経由のコンバージョンの広告配信等における活用について

2月27日より、動画視聴経由のコンバージョンが「自動入札の最適化」と「広告品質の予測」に利用されます。下記でそれぞれ詳しく解説していきます。

動画視聴経由のコンバージョンが自動入札の最適化に利用されるとは?

動画広告のコンバージョン率が上がり、入札が強化されることでインプレッション数が増加、また最適化に利用出来るコンバージョン数が増加することで予測精度が上がり、コンバージョン率が向上する見込みです。
画像引用:【ディスプレイ広告(運用型)】動画視聴経由のコンバージョンの広告配信等における活用について|Yahoo!広告JAPAN

動画視聴経由のコンバージョンは、自動入札「コンバージョンの最大化」の最適化に利用され、該当の入札戦略が利用可能な下記のキャンペーンで効果が見込まれます。

・コンバージョン
・アプリ訴求
・PayPayギフト

「動画視聴後3日間」がコンバージョン寄与の確率が高い

Yahoo!社によると、動画視聴後に発生したコンバージョン傾向調査により、多くのケースで「視聴後3日間」がコンバージョンに寄与している可能性が高いと結果が出ているとのことです。

今現在開設されているキャンペーンの設定はデフォルトで「1日」になっているため、効果を高めたい場合はアカウントごとに「3日」に変更する必要があります。

管理画面状のツール>ライブラリー>コンバージョン設定>コンバージョン設定を編集するから設定の変更が可能です。

動画視聴経由のコンバージョンが「広告品質の予測」に利用されるとは?

2023年2月27日より、動画視聴経由のコンバージョンが広告品質の予測に利用されるようになるとのことです。簡単にいうと、広告品質が高いか低いかを審査する項目の中の1つに「動画視聴経由コンバージョンが含まれるようになる」ということです。

対象のコンバージョン数が増加することで予測の精度が向上、その結果、手動入札や自動入札共に「広告の品質」が上がるためインプレッション数の増加が期待できます。

今後の動画広告は激戦区に!

Yahoo!ディスプレイ広告で「動画視聴経由コンバージョン」が利用されるようになった背景の1つとして、「動画広告市場が急成長している」ことがあります。

実際にYahoo!広告でも動画への取り組みを強化しており、ディスプレイ広告における運用の掲載枠は1年間で2倍ヘと大幅に拡大しているとのことです。
画像引用:【ディスプレイ広告(運用型)】動画視聴経由のコンバージョンの広告配信等における活用について|Yahoo!広告JAPAN

今後も動画市場の拡大が見込まれますが、動画広告を出稿する企業が増えれば、ユーザーに「どれだけ端的に伝えたいメッセージを伝えるか」が重要になってくるでしょう。

Yahoo!広告アカウントの関連付けにおける制限事項の追加について

2023年2月21日より、同一企業のMCCアカウントと広告アカウントを新規で関連付けする場合、1つの広告アカウントが関連付けられるMCCアカウントを1件までとする制限事項が追加されるとのことです。
画像引用:【Yahoo!広告】MCCアカウントの関連付けにおける制限事項の追加について|Yahoo!広告JAPAN

今回の制限は新規で関連付けする場合のみに適応されるため、2023年2月21日以前に同一企業内の関連付けをしている場合はそのまま利用出来ます。

ただし、今後の管理権限機能のアップデートに伴い、利用出来なくなる予定のため、必要に応じてアカウント構造の見直しが必要です。

異なる企業のMCCアカウントであれば、これまでと同様、1つの広告アカウントに複数関連付けすることが可能です。既存のアカウントリンク設定も引き続き利用可能となっています。
画像引用:【Yahoo!広告】MCCアカウントの関連付けにおける制限事項の追加について|Yahoo!広告JAPAN

Facebook広告アップデート情報

次にFacebook広告のアップデート情報を解説していきます。

10代の利用者への制限が強化

Meta社は、10代の利用者が利用するにも適切なアプリであるように、継続的な取り組みをしているとのことです。その一環として、10代にリーチ出来る広告の制限が強化されます。

ターゲット設定に関する変更

10代の利用者については、年齢と市区町村、またはそれより広範囲の位置情報(都道府県など)に基づいてのみターゲット可能になります。性別や市区町村などの詳細なターゲティングが出来なくなるとのことです。

詳細なターゲットとは、興味関心も含まれます。

キャンペーンオプションの制限

10代の利用者に広告を配信する方法も変更されます。下記の配信オプションは、10代向けに活用出来なくなるものです。

・最適化の目的
 ・アプリのインストール
 ・アプリイベント
 ・動画再生数
 ・投稿のエンゲージメント
 ・バリュー
 ・広告想起リフト
 ・ランディングページビュー
 ・リード
 ・コンバージョン
 ・イベントへの参加
・キャンペーン入札目的
 ・結果の目標単価
 ・ROAS目標
・課金対象
 ・リンククリック
 ・ページの「いいね!」
 ・動画の2秒以上の継続的な再生
 ・ThruPlay
・一部の広告配置
 ・Facebook動画フィード
 ・Facebookビジネス発見
 ・Messengerストーリーズ など

制限の対象となるオプションを利用して10代と成人に広告を配信している場合、成人のみへの配信に変更されるとのことです。1月の23日より段階的に展開され、2023年の4月までには100%完了するとのことです。

Twitter広告アップデート情報

最後にTwitter広告のアップデート情報を解説していきます。

Twitter検索キーワード広告が開始に

Twitter検索キーワード広告とは、従来の興味関心やその他の情報をもとにした配信とは異なり、検索キーワードに対して広告を配信できる広告です。

Twitter検索キーワード広告の広告が表示されるエリアは、キーワードを検索したときの検索結果ページです。ローンチ時は検索結果の3つ目のツイートとして表示されますが、今後は2つ目のツイートとして表示されるようにアップデートを実施予定とのことです。

・キーワード検索時
・トレンドキーワードクリックで検索結果ページに遷移
・ハッシュタグクリックで検索結果ページに推移

上記3つの条件の際に広告が表示されます。キーワードを検索されたときに表示する広告なので、確度の高いユーザーにリーチできると考えられます。今後の活用が楽しみですね!

なお、下記の記事でも詳しく解説しているので、是非ご確認ください!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はYahoo!広告、Facebook広告、Twitter広告のアップデートを解説していきました。

特にYahoo!広告の推定コンバージョンのアップデートに関しては、コンバージョン数が増加し効果が良くなったように見えがちですが、実際の反響はどうなっているのか?についてまで確認することが必要になりそうです。

今後も各媒体のアップデート情報については注目です!

この記事を書いた人

「挑戦できる環境」であることを理由に入社を決意。ハマると集めてしまう収集癖があります。特技は服をたたむこと!元広告運用を行っていた経験を活かしながらIAラボの編集長を務めています。

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