
1. Google Merchant Centerとは
2. Google Merchant Centerでできること
2-1. 動的リマーケティング
2-2. ショッピング広告
2-3. 無料リスティング
3. Google Merchant Centerを活用するメリット
3-1. 競合分析が可能
3-2. 売上拡大につながる
3-3. 実店舗への集客も促進
4. Google Merchant Centerの開設方法
4-1. Google Merchant Centerアカウントの作成
4-2. ウェブサイトの登録
4-3. 商品情報の登録
5. Google Merchant Centerの分析方法
5-1. 競合やトレンドの把握
5-2. 自社の状況把握
6. Google Merchant Center活用時の注意点
6-1. 定期的な更新が必要
6-2. 審査に落ちる可能性
6-3. カートシステムとの連携がおすすめ
7. まとめ
Google Merchant Centerは、Googleショッピングタブをマーケティングに活用する上で必須のアカウントです。ショッピングタブに無料で広告を掲載できるため、ECサイト運営者にとって販売機会を広げる絶好のチャンスとなります。
この記事では、Google Merchant Centerでできることや活用するメリットについて詳しく解説します。アカウントの作成方法も紹介しますので、Google Merchant Centerで何ができるのか、どのように活用すればよいのか知りたい方はぜひ参考にしてください。
1. Google Merchant Centerとは
Google Merchant Centerは、Googleショッピングタブを活用するために必要なアカウントです。Googleのショッピングタブは、検索結果で「画像」や「動画」などと一緒に表示される商品情報を指します。
後述しますが、無料リスティング広告やショッピング広告など、ECサイト運営に役立つサービスを利用できます。これらのサービスを活用することでどのようなメリットが得られるのか、しっかりと把握しておくことが重要です。
2. Google Merchant Centerでできること
Google Merchant Centerでは、主に以下の3つの機能を利用できます。
・ショッピング広告
・無料リスティング
それぞれについて解説していきます。
2-1. 動的リマーケティング
動的リマーケティングとは、特定の商品を閲覧したユーザーに対して、その商品を再度広告表示する手法です。
一度興味を示したユーザーに広告を表示できるため、高い確率で購買意欲を刺激できる点がメリットです。
動的リマーケティングを行うには、Google Merchant Centerへの登録が必須です。利用を検討している場合は、事前に登録しておきましょう。
2-2. ショッピング広告
Google Merchant Centerに商品データを登録することで、ショッピング広告を掲載できます。
ショッピング広告は、通常のリスティング広告とは異なり、商品の画像や価格などの情報を表示できます。
予算や入札額はGoogle広告の管理画面から調整しますが、商品情報はGoogle Merchant Centerに登録する必要があります。
Google Merchant Centerに登録したデータがGoogle広告に連携され、ショッピング広告として表示される仕組みです。
2-3. 無料リスティング
Googleのショッピングタブでは、ショッピング広告の他に無料のリスティング広告も掲載できます。ショッピング広告の下に大きな枠で掲載されるため、ユーザーが商品について検索する際に目に付きやすいです。
Google Merchant Centerで商品情報を登録して、積極的に情報を流しましょう。
3. Google Merchant Centerを活用することのメリット
Google Merchant Centerを活用するメリットは、以下の3点です。
・売上拡大につながる
・実店舗への集客も促進
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
3-1. 競合分析が可能
Google Merchant Centerを活用すると、商品カテゴリ別に人気の商品を確認できます。
あくまで予想販売数に基づく情報ですが、どのような商品が売れる可能性が高いのかを把握できます。
このデータを参考に、類似商品の在庫確保や入札強化などの対策を講じましょう。
3-2. 売上拡大につながる
Google Merchant Centerを活用することで、無料リスティングやショッピング広告を通じて露出面を増やし、売上拡大につなげることが可能です。
ユーザーはECサイトに直接アクセスしなくても、検索結果から商品情報を取得して比較検討できるため、利便性が向上します。
特に、無料リスティングは費用をかけずに利用できるため、まだ導入していない場合は登録をおすすめします。
3-3. 実店舗への集客も促進
ネット上で商品を見た後に実店舗で確認してから購入したいと考えるユーザーもいます。したがって、検索結果のショッピングタブ内で露出を増やすことができれば、実店舗への来店を促し、販売促進につなげることも可能です。
実物を見た後にネット上で比較検討するユーザーもいるため、間口を広げるためにもGoogle Merchant Centerを活用しましょう。
4. Google Merchant Centerの開設方法
Google Merchant Centerを開設するには、以下の手順が必要です。
・4-2. Webサイトの登録
・4-3. 商品情報の登録
順番に確認していきましょう。
4-1. Google Merchant Center アカウントの作成
まず、Google Merchant Centerのアカウントを作成する必要があります。
公式サイトにアクセスして、設定画面を開きましょう。
サービス情報の入力やWebサイト・実店舗の選択を行います。
4-2. ウェブサイトの登録
次に、ウェブサイトの登録を行います。指定された項目に沿って情報を登録し、ウェブサイトの所有権確認を行います。
4-3. 商品情報の登録
最後に、無料リスティングの「商品」をクリックし商品の追加方法を選択します。
1つずつ追加する場合は各項目を入力します。複数の場合は商品情報をアップロードして登録すれば完了です。
ショッピング広告や動的リマーケティングの導入を検討している場合は、「成長」から「プログラムの管理」を開き、「開始」を選択して設定を行います。
5. Google Merchant Centerの分析方法
Google Merchant Centerでは、競合やトレンド、自社の状況について分析を行うことができます。
それぞれの項目ごとに分析方法を実行するのか解説します。
5-1. 競合やトレンドの把握
Google Merchant Centerの「成長」から「ベストセラー」をクリックし、「国」・「カテゴリ」を選択することで競合やトレンドについて確認できます。
地域ごとに特定の商品カテゴリの人気度を確認できるので、自社の運用で参考にしていきましょう。
特に人気な商品カテゴリは在庫を確保したり、積極的に入札したりなど、対策をすることが可能です。
5-2. 自社の状況把握
Google Merchant Centerでは、各商品のクリック数やステータスを確認できます。
表示項目をカスタマイズすれば設定した商品カテゴリやIDごとの数値も表示できるため、目的に合わせて活用しましょう。
ただし、購入履歴などは把握できないため、必要に応じてGoogle Analyticsなどのツールを導入してください。
6. Google Merchant Center活用時の注意点
Google Merchant Centerを活用する上での注意点は以下の3点です。
・審査に落ちる可能性
・カートシステムとの連携がおすすめ
それぞれ解説します。
6-1. 定期的な更新が必要
Google Merchant Centerでは、最新の情報を維持するために、30日間データフィードが更新されないと掲載が停止されます。
月に1〜2回程度は更新を行い、最新の状態を維持するようにしましょう。
フィード情報を自動で更新する設定も可能なため、商品情報が頻繁に変わらない場合は活用しましょう。
6-2. 審査に落ちる可能性
フィードに商品情報を入力すると審査が行われます。
画像の分かりやすさや、サイトとフィード内の価格情報の一致などが審査されます。審査に落ちた場合は、改善して再度申請しましょう。
6-3. カートシステムとの連携がおすすめ
多くのECサイト運営で利用されているカートシステムには、Google Merchant Centerと連携できるものがあります。
連携することで、在庫や価格などの情報を常に最新の状態に保てるため、手間を省けるだけでなく、審査に落ちる確率も低減できます。
最新の状態を効率的に維持したい場合は、カートシステムとの連携をおすすめします。
7. まとめ
Google Merchant Centerは、ショッピング広告や無料リスティングなどを利用する際に必要です。
ECサイトを運営している方は、販売機会を広げて効果的な訴求ができるため、積極的に活用しましょう。
競合やトレンドの分析にも活用できるので、用途に合わせて使いこなせるようにしておくことが大切です。