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【パフォーマンスプランナー】の使い方

更新日:2021年09月08日

【パフォーマンスプランナー】の使い方

※この記事は2021年9月8日に更新されたものです。内容が古い可能性があります。

みなさまはGoogleパフォーマンスプランナーをご存知ですか?

リスティング広告を運用していて、「予算の配分どうしよう…。」「設定を変更した時の影響が気になる…!」といったお悩みを持つこともあるかと思います。そんな時に役立つのが、今後の数値を予測してくれるパフォーマンスプランナーです!

本記事では、パフォーマンスプランナーとは何かの説明から使い方の手順、さらには具体的な活用事例までご紹介していきます。

1.パフォーマンスプランナーとは?

パフォーマンスプランナーとはクリック数やコンバージョン数などの目標とする数値を入力すると、これまでの配信実績をもとに機械学習が過去の配信データを分析し、キャンペーンの数値を予測してくれるGoogleの無料ツールです。

予算を増加した場合どのぐらいのコンバージョン数が望めるのか、逆に予算を引き下げた場合コンバージョン数にどのような影響を及ぼすのかなど、パフォーマンスプランナーを使用すれば簡単に予測することができるのです。

そんな便利なパフォーマンスプランナーを使用したいと思う方がほとんどかと思います。
まずは、予測したいキャンペーンが利用条件に達しているか確認してみましょう。利用条件は以下の通りです。

    【利用条件を満たしているキャンペーン】

  • 72時間以上運用している
  • 過去7日間に3回以上クリックがあった
  • 過去7日間にコンバージョンが1回以上発生した
    (コンバージョン重視のキャンペーンの場合)
  • 手動のクリック単価(CPC)、拡張 CPC、クリック数の最大化、
    コンバージョン数の最大化、目標広告費用対効果(ROAS)、
    または目標コンバージョン単価の入札戦略を使用している検索キャンペーン
    【利用条件を満たしていないキャンペーン】

  • 削除されている
  • 資格要件を満たすために設定が変更されたが、
    新しい設定の適用からまだ 7 日経過していない
  • 共有予算を使用している

出典:Google広告ヘルプ パフォーマンスプランナーについて

2. パフォーマンスプランナーで出来ることって?

利用条件を満たしていた!…では、パフォーマンスプランナーで出来ることは具体的にどんなことでしょうか?パフォーマンスプランナーで出来ることは以下の4つです。

  • キャンペーンの予測を確認する。
  • キャンペーンのさまざまな設定を調整して掲載成果を確認する。
  • 季節性の傾向に基づく最適化案を理解する。
  • 複数のアカウントやキャンペーンの予算を管理する。

利用するメリットとして、キャンペーンで予測される月ごと、および四半期ごとの掲載成果を確認することが出来たり、同じ費用でキャンペーンの掲載結果を向上させるためのヒントの確認も出来ます。

他にも、キャンペーンの設定の変更が費用と掲載結果の目標にどのように影響するのかを確認することも可能です。

3. パフォーマンスプランナーの使い方

次にパフォーマンスプランナーの使い方をご説明します。
それでは、まずGoogleの管理画面を開きましょう。

 ①右上にある「ツールと設定」をクリックします

②プランニングの中に「パフォーマンスプランナー」があります

③青い「+」ボタンをクリックし、さっそくプランを作成してみましょう

④予測したいキャンペーンを選び「続行」をクリックします(複数選択も可能)

⑤予測したい期間、指標、目標とその数値を入力して「プラン作成をする」をクリックします

目標には以下4つがあります。

  • 目標なし
    →既存の設定で予測したい期間どのような結果になるかを知りたい時
  • コンバージョン
    →目標とするコンバージョンの数値にはいくら費用が必要でコンバージョン単価は
    いくらになるかを知りたい時
  • 費用
    →入力した費用を使用した場合、コンバージョンとコンバージョン単価がいくらに
    なるかを知りたい時
  • 平均コンバージョン単価
    →入力したコンバージョン単価を目標とした時、費用がいくらになるかを知りたい時

⑥予測結果が出てきました!

他にも、ここにある「比較」をクリックすると既存のデータと予測データを比較する機能もあります。

さらに、「過去の実績」を入力すれば「既存の設定」と「予測データ」の3つを比較することも出来ます。

4.パフォーマンスプランナー使用時の注意点

この便利なパフォーマンスプランナーはあくまでも予測となるので、確実にこの数値になるわけではありません。今後のビジネスの動向や広告運用によって変動することもあるので、予測結果の値が必ずしも成果を保証するものではないので注意しましょう。

また、検索キャンペーンのみの対応となっているため、ディスプレイキャンペーンなどには使用できません。ディスプレイキャンペーンを含めたアカウント全体の数値を予測することもできないので注意しましょう。

5.パフォーマンスプランナーの活用事例

ここまでパフォーマンスプランナーの使い方と注意点についてご紹介してきましたが、実際どんな時に使えばいいのかイメージしづらいですよね。

例えばお客様に「コンバージョン100件を目標にしたいのですが予算いくらぐらいかかりますか?」と尋ねられた場合、パフォーマンスプランナーの出番です。

目標値に「コンバージョン 100」と入力しプランを作成すると…

結果画面を見て、予算は100万円必要だとわかります。

また、お客様に「コンバージョン単価を8000円に抑えたい」と言われた時には、目標値に「平均コンバージョン単価 8000円」と入力すれば予算がいくらの時に8000円になるのかを予測してくれます。下記の結果画面を見ると平均コンバージョン単価を8000円にしたい場合、費用46万円が必要ということがわかります。

他にも、獲得効率が良いので増額提案をしたいと思った時は目標値に「費用 ○○円」と入力しプランを作成すると…(今回は費用 150万円でセットしています)

予算を150万円に増額した場合、コンバージョンが112件に増えます!といった具体的なご提案をお客様にすることも出来ます。

6.まとめ

いかがでしたか?今回はパフォーマンスプランナーについてご紹介いたしました。

パフォーマンスプランナーを使えば予算や成果を考える際の参考になったり、お客様への予算提案などに利用することも出来ます。Google広告のヘルプによると、パフォーマンスプランナーを使用してGoogle広告で使う費用についての計画を改善すると、コンバージョン数が平均で43%増加することもわかっています。

パフォーマンスプランナーを活用し、広告費用を計画的に管理して成果に繋げていきましょう!

この記事を書いた人

インフィニティエージェントラボ編集部です。 媒体最新の情報やマーケティングコンテンツを更新中です!

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