今回は、検索広告のパフォーマンスを引き上げるために必要不可欠な除外キーワードの使い方を分かりやすく紹介します。
入稿するキーワードのマッチタイプとは若干仕様が異なるため、よりマッチタイプの設定方法が重要となってきます。
獲得見込みの高いキーワードに予算を掛けられるよう、獲得効率の低いキーワードは除外を徹底していきましょう!
除外キーワードとは?
除外キーワードとは、特定の語句を含む検索に対して広告が表示されないようにする場合に設定するキーワードのことを指します。
この語句を検索したユーザーには広告が表示されなくなるため、広告主にとって重要なキーワードのみ検索したユーザーに対して広告を出すことができるようになります。
「旅行」の部分一致キーワードに入札
表示したい検索語句…「大阪 旅行」「福岡 旅行」
表示したくない検索語句…「韓国 旅行」「アメリカ 旅行」
→「韓国」「アメリカ」を除外キーワードとして登録
除外キーワードの重要性について
除外キーワードが重要な理由は、広告主が目的としていない検索クエリでの広告表示とクリックを防ぎ、成果に繋がりにくいクエリへの投資を抑えるためです。
クリック課金型の検索広告では、いかに効率的にキーワードの入札を行い、広告を上位表示させるかが重要になっています。
広告効果を高めるためにも、効率のよいキーワードに注力するために除外キーワードを設定することがカギとなります。
除外キーワードのマッチタイプ
とても重要なことなのですが、除外キーワードと入稿キーワードではマッチタイプが意味することが変わってきます。
なので、除外したつもりが除外できていなかったり、除外するつもりがなかったものを除外してしまったりというトラブルを未然に防ぐためにもしっかりと認識しておきましょう。
除外キーワードにおいてマッチタイプの設定も重要になります。
ここで、除外キーワードのマッチタイプについて紹介していきます。
マッチタイプの種類によって、同じキーワードを除外しても、除外の影響範囲は大きく異なりますので、しっかりと押さえていきましょう。
完全一致
完全一致は、登録している除外キーワードとユーザーの検索語句が完全に一致した際に広告が配信されなくなります。
よくある一例としては、完全一致で「韓国」のみを除外してしまうことがありますが、この場合ユーザーが「韓国」とだけ検索したときにしか効果を発揮しません。
完全一致で除外する場合、「旅行 韓国」と登録しないと除外されないので、ご注意ください。
フレーズ一致
フレーズ一致では、登録している除外キーワードが、ユーザーの検索語句内で全く同じ語順で使用されている場合にのみ広告が配信されなくなります。
部分一致
部分一致は、登録している除外キーワードが、ユーザーが使用した検索語句の中に全て含まれている場合に広告が配信されなくなります。
語順は問いません。
同じキーワードでも、よりたくさん除外されるのが部分一致、除外される語句が少ないのが完全一致です。
除外キーワードの選定方法
サービスと関連性の低い検索クエリを除外
例えば、上記のように国内旅行会社にて「旅行」というキーワードをフレーズ一致で配信しているとしたとき、「旅行 国内」「旅行 長野」という検索クエリであれば除外をする必要はありません。
一方で、「旅行 海外」「旅行 つまらない」といった検索クエリではサービスとの関連性が薄いため除外設定をする必要があります。
成果に直結しない、又はCPAが高いキーワードを除外
例えば、ビックワードのキーワードほどコンバージョンに直結しない傾向にあります。
「人気」や「ランキング」などはユーザーの潜在層が多いため、広告は表示されるものの獲得には直結しない可能性があります。
また、そのようなキーワードは多く予算を使用する可能性があり、CPAも高騰する要因となりますので除外設定をする必要があります。
除外キーワードの設定方法
除外キーワードはGoogle広告、Yahoo!広告ともにキャンペーン、広告グループ単位で設定することができます。
Googleは以下の手順で除外可能です。
Yahoo!
Yahoo!は以下の手順で除外可能です。
まとめ
いかがでしたか?
決められた予算内で、いかに費用対効果を高めるかが広告運用のカギです。
獲得効率の良いキーワードに予算を注力させる為にも、獲得に繋がりにくいキーワードには予算を配分したくないですよね。
そんなときに活躍するのが除外キーワードです。
一筋縄では決めにくいかもしれませんが、何を基準に除外していくかを念頭に置きつつも、いかに機会損失にならないようにするか慎重に除外キーワードを選定し、広告効果を高めていきましょう!
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ぜひご活用いただけますと幸いです!
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